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PostCroc   作者: Pongori Suchus.
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新天地への一歩

皆さんはじめまして!Pongori Suchus です!

最近新らしい趣味としてど素人ながら人生で初めて小説を書きました。かつて裏社会の人々から恐れられ、

「暴君竜」と呼ばれた武龍君の宿命に抗う生き様をどうか暖かい目で見守ってくれると幸いです….。

 

「ここが..常河とかわか」


 ノシッ..ノシッ..


 一歩ずつ進み山の麓から夜明けの光を耐えながら街を見下ろし眺める。


(市役所はあっちの方角で、アパートの方角はこっちか)


 そう…俺は昨日、市長から早朝6時に市役所に来るようにガラケーから連絡を受けている。


 市役所とこれから住むことになるアパートの場所を確認した後俺は昇ってくる朝日に向かい宣言した。


「俺は..この街で、全てをやり直す...!!」


 そのあと俺は山を下り透明化し一直線に市役所に向かった。

(どうやらこの街はある程度発展はしているが、まさかここまで自然豊かな景観を残しているとは..参ったモンだぜ)


 道中にこんな抜かしたことを言ってる俺だが、本当は心の中が期待と不安で満ち溢れていた。


(あれが常河市役所..随分デケー建物だな..)


 無事道に迷うことなく市役所の正面口に辿り着き、まもなくして市役所の自動ドアが開かれた。

 すると1人の小太り中年..いや、市長が微笑みながら俺を歓迎した。


「もう透明化を解除してもよいぞ、三条武龍君。ようこそ常河へ!隣県から徒歩で来て、大変だったろうに。さぁさぁ上がってこの私に付いてくるのですぞ。」


「は、はい..」(あの男のヤツ、俺の透明化を見破りやがった..?)


 俺と市長はギュウギュウになり共にエレベーターを乗り上の階へ上がりついに市長室に到着した。


 いざそこに踏み入れると広く果てしない空間が目の前に広がる。さらに中央に敷かれている赤色に染まったカーペットのフカフカした触感がとても気持ちいい。


「いやぁ、わざわざ来てもらってすまないね…。どうしても伝えたいことがあるからねあっ全然タメ口で話してもらってかまわないですぞ!


「ああ..そうさせてもらう。てか、勝手に尻尾触んじゃねぇ」


「こ、これは申し訳ないですぞ…。(目撃情報と違い意外と大人しい子ですな..)

 コホンッ!では、本題に入りますぞ!今日私が君をここに呼んだ理由は…武龍君を「市内特定外来生物捕食員」として任命するためですぞ!!!!」


「な、なんだと..!?」

(以前も稀に害獣駆除を頼まれる時もあったが、正式な肩書きを貰うのは初めてだな..)


「この市内には豊かな自然があってメダカなどの在来種も多く生息してますがそれに比例して、バスやアライグマとかの外来種も近年個体数が増えている状況でたいへん困っておりますぞ..。それでも、全然強制というわけでは…」

 市長は眉を下げ心配そうな顔でこちらを見つめてくる。


「もういい。殺ってやる..。食費も多少浮くしな」


「あ…ありがとうですぞ..武龍君。これで我が市も安泰ですな〜!!」


(市長のヤツ..慢心しすぎだろ..)


 その後俺は10分程市長からの色々な質問に答え続けた。好きな女の子はいるかなど途中ヘンな質問もあったが大抵の質問はまともだった。


「それでは、最後の質問ですぞ。武龍君の今後やりたいことや目標はありますかな..?例えば部活動頑張るとか、楽しい学校生活を送るとか..」


「今後の目標は2年前、俺を倒した謎の岩石使いにリベンジしてぶっ潰すこと、約2週間前にお袋を殺した殺し屋「ラザード・ローヴェン」を殺すことだ..」


「ラザード..確か謎の術で剣を強化して闘う凄腕の殺し屋だった気がしますぞ..」


「まさか市長..ラザードを知っているのか!?今そいつはどこにいる!?」


「ラザードさんのことは警視庁の方から話は聞いていますけど場所はこの私でも分かりませんねぇ。あと、単なる自分の復讐心で殺して何も残らないよりは、免許取って狩確員になってお金に変えた方がよっぽどマシかと..」


「....口出しするな!!じゃねぇとテメェの脳天を鱗板弾で撃ち抜くぜ..!!」 

 俺はガパッと口を開き頭を上に掲げ市長の頭部に向ける。


「ご、ごめんですぞ..!!!」

(さ、さっきまでの穏やかさと違う非常に悍ましい殺気が..!!これが..伝説の不良、暴君竜..!!)


「悪いな..今のは冗談だ。実は俺、クズみてぇな殺し屋と違って人を気絶させるのが専門なんだ」


「えっ..?あの身体で..ですかな..?と、とにかく、君の目標を叶えられるようできる範囲で応援していくので、よろしく頼むでごさいますぞ!あと市街地に出ての透明化はしなくて大丈夫。2週間前から市内放送や張り紙、ホームページなどで君が危なくない存在として必死に呼びかけていますのでね。」


「ああ。よろしく頼むぜ市長」


 市役所を出た俺は、新たに住むことになる木造アパート「佐虚荘」(さうろそう)に向かう途中商店街に近い大通りを歩いていた。途中人とすれ違うこともあったが少し避けられたくらいだった。


(市長には快く受け入れられたが、これからの生活が正直不安でしかないな..)


 と思いつつ道を歩いていると、急に背後からジャキッ!!と鋭い金属音と声が聞こえた。


「貴方ですね..」


 素早く後ろを振り返るとなんとも妖怪のように暗い雰囲気を漂わせる1人の少女が立っていた。その姿は腰ほどまである長い緑髪のロングヘアに紅い目。頭にはまるで獣耳のような突起がある。衣装は銀色の和服に身を包み下には黒いスカート、靴は黒いブーツを履いている大正時代にいそうな中途半端な見た目をしている。何より目を引くのは右腕の巨大な鎌。さらにお尻の方にはおまけ程度に鎧のような鱗に覆われたとんがりコーンのような短い尻尾を持っている。

 こいつ、もしやサイボーグか..?

 そして年齢は15くらいのガキ。

 いきなり音もなく背後に出現しやがって..まるで幽霊みてぇだ。


 そして彼女は右腕の巨大な鎌を構えて俺に言い放った。


「三条武龍....この街を守るため..貴方を、抹殺します!!」

さて、第一話どうでしたでしょうか?主人公の武龍君はかつて暴君竜として恐れられていていましたが、現在の印象は怪物の姿を持ちながら、この常河市でやり直そうとしている青年みたいな印象を受けると思います。次回は主人公を抹殺しに来た謎の成体兵器の少女との戦闘です!次回をお楽しみに!

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― 新着の感想 ―
新たな拠点「常河市」での再出発から一転、不穏な影が忍び寄る急展開に物語に引き込まれます。 市長とのユーモラスなやり取りや、「市内特定外来生物捕食員」というユニークな肩書きなど、新生活への期待が膨らむ…
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