タイトル未定2026/03/27 16:21
「・・・はっ。案外姑息なことするんだな。バレバレだぞ」
そのとき、そこでは空気が一変していた。
「っ。何故。何故分かったんですか?」
「さぁな。ただ勘が働いただけだ。
それで、どういうつもりだ?ルールとしては、試合外での戦闘は禁止のはずだぞ?」
「あぁ。仕留められないんですか。どこまで貴方は・・・おかしいんですか」
状況を説明しよう。こいつは疲れていたのか。眠そうな表情を見せて、俺の肩に寄りかかろうとした。
そして、俺が肩を差し出した刹那・・・こいつは突然ナイフを取り出して、俺へ斬りかかってきた。
その一連の行動を予想していた俺は、ナイフが俺に当たる前に、それを完全に避け切ったわけだ。
「よくやるな。この温泉には、一応監視カメラがあるが」
「そんなもの、とっくの前にハイジャック済みです」
「それは凄いな。それで、どうして突然斬りかかってきた?」
「・・・いや、なんでもないです」
「なんでもなかったら、突然斬りかからないだろ。何かしら理由があるんだろ?」
「ごめんなさい。本当にごめんなさい。もう、私出ますね」
「おい!!・・・チッ」
逃げるかのように、みぞれは温泉を出ていった。
結局なんだったのかは分からないが・・・。まぁいいか。
「俺も出るかぁ」
細かいことは、気にしないでおこう。




