ドワーフの街 オーアタウン
スミンとアインの進化、更に畑に新たな種を植え終えて気分を一新した俺達は新しい街であるドワーフの街である。ドワーフの街なんて言われているのはこの町に住んでいるのがほぼドワーフしかいないからだ。俺達はこの街にある冒険者ギルドで街のマップを埋める依頼を受けながら散策をしている。メンバーは
俺、ゴウカ、スミン、アイン、アロス、ルート
このメンバーで歩いている。新しい街なだけあってプレイヤーも結構いるがそこら辺は気にせず歩き回る。陶芸品や鉱石を加工した飾りに武具を飾った店などが立ち並んでいる。ドワーフはこのゲームでは生産に力を入れている種族なだけあった色んな物が並んでいる。ゴウカ達も初めて見る物に興味を持って色んな見入っている。
「見て回った印象が職人の街ってかんじだな。ホームオブジェクトとかも売っているしな」
「グァ」
皆で歩きながら街を歩いて行くと人に声をかけられた。振り返ってみるとそれは俺が知っている人物でルイン宝石店のアンバさんがそこにいたのだ。
「久しいな、ソラウミ」
「え、アンバさん、何でこんな所に?」
「何、ちょっと知り合いに会いに来たんだ。せっかくだしお前も来るか」
おっと、NPCからのお誘いとはもしかしてクエストだったりするのだろうか。アンバさんの誘いを受け入れて俺はそのままある店の前にやって来るのだが歩いて行くうちにだんだん人通りからは離れていき辿り着いた場所は
「アンバさん・・・ほんとうにここですか?」
「気持ちはわかるがここだ」
「グァ」
「スー」
「ーーー」
俺達の前にある家は少し古めかしいが問題はその後ろの光景でありなんというかガラクタの山が積まれているのだ。ゴウカ達もびっくりしていて積まれたガラクタを眺めていた。マップを埋める依頼もここで全部埋まるらしかったから良かったのだがアンバさんはそのまま家の扉を開く。俺達もそのまま入って行くと中は色んな作品がごっちゃごっちゃに置いてあった。
「ダイモン!きてやったぞ」
アンバさんがダイモンと呼ぶ人物の名前を言うと奥の扉から大きな崩れる音が聞こえたと思ったら少ししてドアを開ける人物が現れる。
「おお!アンバ久しいな!」
「相変わらずだなダイモン」
口ひげを生やしたドワーフの男性はアンバさんを歓迎した後、こちらに築く
「後ろの魔法使いは誰じゃ?」
「俺の店の常連だ」
「ソラウミといいますこの子達もいれちゃってよかったですかね」
「ああ、構わん構わん!散らかっているが楽にしてくれや」
学校があった平日は大体の時間をアンバさんや知り合ったNPCの依頼をこなして過ごしていたためにアンバさんからは常連扱いになっていた。大門さんは豪快な人なのか笑いながらゴウカ達の事を許してくれた。ここまで来てまでアンバさんは何をしようとしたのか尋ねようとした時だった。
「実はなソラウミ。ここに来たのはお前の事をダイモンに話すためだったんだ」
「俺のことをですか?」
「お前ならダイモンの頼みを任せられると思ってな」
「頼みですか?」
「ああ、実話な儂はある物を作っているのじゃがなその為に手伝ってくれるものを探しているのじゃ!」
なんでもダイモンさんは自分の手でゴーレムを作ろうとしている魔宝石師という宝石師というジョブの上位互換だ。ゴーレムを作るために色々作っていった結果あのガラクタの山が出来たとの事だ。
「じゃが儂は足が悪くてな。外で素材を取ってくることが出来んのだ。そこで知り合いだったアンバに冒険者を紹介してもらおうと思っていたがこんなに早く会えるとはな」
話からしてアンバさんと親しくなったら起こるイベントだと思う。連鎖したクエストなのだろう。もしかしなくても一部のNPCにはある程度親しくなったプレイヤーに次のイベントが用意されているのかもしれない。
「その、手伝うのは構いませんが何を手伝えばいいんですか?」
「うむ、実はな魔導石という魔石の上位互換を探しては欲しいのじゃ」
「それはいいですが何処にあるんですか?」
「場所はここから少し離れた遺跡、ブリアント遺跡にある。儂の頼みを聞いてくれんかのお」
「俺からも頼む」
そこまで話すと俺の前にウインド画面が現れた
『クエスト:ダイモンの頼み事』
そう書かれたクエストに俺はYESのボタンを押して断る理由もないし知り合いになったアンバさんの頼みだしやってやりますか。
「わかりました。その魔導石はどうやって取って来るんですか?何か特別なアイテムが必要だったりしますか?」
「魔導石を取るに必要なアイテムはないぞ。ただ、その遺跡にいる魔ゴロンというモンスターを倒すとたまに落とす」
魔ゴロンというのはMFに登場したことある丸い団子型のモンスターである。序盤に出てくる土属性のモンスターだ。そこまで強くもないはずだから問題は魔導石というのがどれぐらいの確率で出て来るかだな。
「わかりました。すぐ行ってきますね!」
「グァ!」
「スー!」
「ー!」
「おう!頼んだぞ!」
俺は皆を引き連れてマップに示されているブリアント遺跡の場所まで向かって行くことにした。




