レイドボス戦 成果発表
「グフォーーーーーーーーーー!!」
こんばんは皆さん、ソラウミです。現在、周りの景色は暗くあれから俺達はレイドボスを一日使って倒し回る事に成功した。午前中に4か所の突破は出来たので俺が入った分の人達の為に周回をすることになった。なったのだが午前中の好調が嘘のように死に戻りするプレイヤーが出てしまったりボスの予想だにしない追撃を受け陣形が瓦解したりと結構時間がかかり何とかダンさんのギルドに所属しているプレイヤーを全員第五エリアを突破することが出来ました。今は、グラップコングの討伐に成功したところです。
「お、終わりましたね」
「そうだね、なかなかの戦いだった」
「リアルだと大体3時間しか経ってないって思えない疲労ですね」
ダンさん、アーサーさんそして俺が各々で今回のレイド戦の事を思っているがアーサーさんなんでそんなに元気なんですか?なんかまだいけますよみたいなオーラを出さないでください。4か所を2回言っているんです。8回もレイド戦やっているんですよ・・・・・もしかしてMMOのレイド戦ってこれぐらいが一般的なのか?ダンさん見てください。目に光がなくなっちゃってますよ。うちの子だって
「グァーーー!」
「ーーー」
「・・・ス、スー」
・・・ゴウカ以外は疲労困憊で元気な返事が返ってこない。約二名戦闘民族がいるがそこに触れるのは今わ辞めておこう。
ロックタートル以外のレイドボスは
まず西の沼地にいたのはマッドポンドローチという地面を泥に変えて泳いているボスだった。このボスが動いた場所が泥になってしまい足を取られて動きを阻害するので移動に支障をきたした相手だったが一番の難点は相手の攻撃に泥を飛ばす攻撃をして来るものがありその泥に当たると体中が泥だらけになり服やら鎧やらが泥まみれになってしまって皆さんすっごく不快な思いをしながら戦うことになった。ボス戦が終われば泥もなくなるがその間はずぶ濡れの服を着ているような感覚だったとタンク役の人達が口をそろえて行っていた。
取れたアイテムは マッドポンドローチのヒレ、歯、髭、水袋、肉が取れました。
次は北の森にいたのは、スラッシュマンティスと呼ばれるカマキリだがその大きさが問題だ。大体4メートルぐらいの大きさなのだ。リアルにこの大きさの虫がいたらとんでもないことになっていただろうそのカマキリの鎌はギザギザの獲物を捕らえるための物ではなくどんなものも一刀両断するような鋭い物になっている。そんなカマキリはピンチになると羽を使って飛び上がり鎌をそのまま振り下ろしてくる。その振り下ろしに風属性の攻撃が含まれていて斬撃が全体に飛ばしてくる。無差別攻撃なので後方のプレイヤーにかなりの被害が出て危なかった。
取れたアイテムはスラッシュマンティスの鎌、羽、目、牙、甲殻
最後は攻略組が最初に発見した平原にいるグラップコング。こいつはとにかく攻撃力が高いゴリラだ。真っ赤な体毛と大きな腕が特徴的な相手だったがこいつが本当にヤバかった。単純な攻撃力で攻めてくるしドラミングをした手下ファイターコングが取り巻きとして出てくるもん。最終的には体力が三割切ると地面をえぐってそれを投げてくる遠距離広範囲攻撃をしてきた。これで後ろの人が死に戻ってしまったが何とか倒すことには成功した・・・ただ死に戻ったプレイヤーなんだが何故かミマリとアロスの盾となって死んだ人が多く居たらしい。物理攻撃は聞かないからそれも効かなかったと思うんだけどな。
取れたアイテムはグラップコングの剛毛、牙、尻尾、爪
以上が今回のレイドボスの大まかな内容になる。
「それにしてもアーサーさんも凄いですけどサイガも凄いですね。主人の無茶ぶりにあそこまでついて行けるとは」
「そうですね」
サイガはその白い毛並みをなびかせながら何事もなかったかのようにアーサーさんを乗せて前を歩いている。ああいうのを気品あふれる姿というのだろうな。戦っている時もボロボロになったり土まみれになってもその内からあふれる気品が全く落ちることがなかった。
「・・・友人が前線で戦ってたりしているんですが曰く戦闘狂どもにまともを求めても意味ないから上手く使う事だそうですよ」
「その子は相当離れしてそうだね」
ダンさんと談笑しつつ俺達はついに平原の先にある街ゴリアスが見えて来た。そして最後の周回を終えた所でパーティーメンバーからは歓声が沸き上がる。
「お疲れ様、アーサーさん、ソラウミ君。依頼はこれで達成だね、今日一日本当にありがとう。何かあったらこちらはいつでも協力するよ」
ダンさんとクランの皆さんはそう言って転移で戻って行った。戻る最中にも何人かのプレイヤーがゴウカ達との別れを惜しんでいたが泣くほどではないでしょうよ。
「じゃあ、僕もいくよ」
「行くってどこに?」
「そりゃあ、最前線だよ」
「ヒヒー!」
白馬で駆けていくアーサーさんとサイガを見送りながら俺は戦闘民族の恐ろしさを身に染みていた。あれだけ戦ってまだ満足してないとかどうなってるんだ。
「じゃあ、帰ろうか」
「グァ!」
「ス~」
「--」
ゴウカ以外の疲れ果てた皆と共にいつもの畑に俺達は転移した。




