火の精霊子
それから時間が経って行きマップを見た感じ半分ぐらいを埋めた頃だった。次の部屋に踏み込もうとした時にその部屋に空中を漂っている赤い光を発見する。
精霊子(火) レベル16
そう書かれた名前の欄を見てようやく目当ての相手を発見する。あれは通常の方なのか特殊な方なのか分からないが取り合えず作戦会議だ。
「皆、最初は倒してみるぞ。ミマリは水魔法で攻撃だ。その後にゴウカ達が攻撃に加わってアインは防御に専念な」
「グァ!」
「ーー!」
簡単な作戦を立てていざ戦闘とは言いたのだがレベルの差のせいかミマリの水魔法で半分ぐらい削ったあとゴウカの攻撃とアロスの土魔法でぽっくりといってしまった。落としたのは火の結晶石だった。
「・・・あれこれってもしかしてやばい」
レベルが髙いせいで攻撃が致命傷を越えてしまう。物理攻撃が聞かないが魔法攻撃が入りすぎて調整が出来ない。俺の風魔法とミマリの水魔法で2割ぐらい残るかどうかだからそれ以上攻撃したら倒してしまう。
「ゴウカ、すまないがアインと一緒にタンクをしてくれ。アロスは俺達を応援してくれ」
「グァ」
二人にそう告げた後に何体か精霊子は出て来たのだがさっきと同じ赤い色だったのでこれが通常の個体なんだろう。そして何体も倒していく中でようやく目当ての相手が出て来た。
その姿は赤と言うより黄色の輝きを放っている。それ以外では見た目はよくわからない。
「よし皆、ちょっと待っていてくれよ」
目当ての相手を目視したので俺は火の里で聞きまわって知った方法を試してみた。まず、火の精霊子の好物である炎を松明につけ更に松明に火の結晶石を砕いた粉末をかけると炎は更に燃えて鮮やかになった。それを持って俺は火の精霊子に向かって行く。
相手もこちらが来ていることに築いたが俺が持っていた松明を地面に置いて少し離れる。どうもこの里では精霊に炎をあげて色んな恩恵を貰っていることをこの里の長に聞くことが出来た。そのやり方を試してみると松明に近づいた精霊子はその炎を全部吸い上げて一段と大きな光を放った後にこちらに向かって意思疎通で思っていることを伝えて来た。
「・・・なるほど、戦おうってか」
好戦的と思うががここの里の人によると気に入ったもしくは気になる相手には戦いを挑んでくることがあると聞いている。子供だから無邪気で遊びたいだけらしいことを長は話していた。
「わかった、戦う。みんな着てくれ」
そう言って待機させていた。ゴウカ達を呼ぶとそれを見て特殊個体の精霊子はより嬉しくなったのか取り巻きである通常個体の精霊子を呼び出した。準備万端とばかりに揺れる相手を見て
「よっしゃやるぞ!」
「グァ!」
「--!」
戦闘が始まった。
少し前、火の里探索中
「え、火を上げると戦闘を仕掛けてくる?」
「ああ、そうだ!」
アイテムを買いながら色んな人に話を聞いていったらその里の長にここの精霊子の事を教えてもらった。
「ここの子達は無邪気で向上心があるからな戦っている者を見ると自分達も戦いたくなるらしい!」
元気に答えてくれる30代ぐらいの筋肉質な男性はサラマンダーのバーンと言う名前でありここの事を最初に教えてくれた人だ。最初の時は入ってすぐ出たので話す暇もなかったのだが精霊子の事を教えてくれた。
「その戦いの中で君が力を示せば相手はもっと好意を持ってくれるはずだぞ!」
「好意って言うのはテイムしやすくなるってことですか?」
「その通りだ!生き生きしている君の輝きに相手も惹かれるのだ!」
すっごいパッションで話してくるバーンさんは豪快で鬱憤とした空気を一切感じないし話していてうるさいとも思わない程よいパッションの持ち主だ。それからも精霊子の捕まえ方などを聞いてみたが力を示せば自ずと認められると言われたりそんなことをしなくても捕まえられるかを聞いたら
「捕まえれはするが難しくなると思うぞ。あの子達は人と遊びたいだけなのだからいきなり捕まえに来たらびっくりして警戒してしまう」
アロスとルートの時の苦労はこのことを言っているのかもしれない。精霊子は遊びたいだけね。ミマリは俺達に踊りを見てもらう事がトリガーで戦闘もせずに契約できたしそう言う設定なんだろうな。そんな特殊なテイム方法もあるしテイムに補正がかかる行動なんかもあるのかもしれないな。
それからもバーンさんから様々なことを教わってから準備を整えた。
現在、
火の精霊子達の戦いは思ったほど余裕というわけではなかった。レベルの差でゴリ推せるかと思っていたのだが17レベルが三体にさらに火傷状態を仕掛けてくるのでアインが何回か火傷になりそれをアイテムで直したり弱点属性のミマリに対して集中して攻撃して回復アイテムを何度も使ったりそんな俺の行動に妨害するように突撃してきたりと以外にも連携がとれていた。そんな連携もゴウカ、ミマリ、アロスの攻撃を集中させることで取り巻きを倒していき残るは特殊個体だけになった。
「ウインドカッター!・・・よし2割まで削った!皆攻撃しないでくれ!」
HPが少なくなった特殊個体に契約を試みるが相手もそれに抵抗している・・・というよりももっと遊びたいから捕まろうとしてくれない。
「俺達とくればもっと楽しく遊べるぞ!だから捕まれ!」
魔法陣の効果を乗せたテイムを放つと光が強くなりそのまま特殊個体を包んでいく。そして
『火の精霊子の契約に成功しました』
アナウンスが俺に届く。火の精霊子はパーティーメンバーの上限を達していたために畑の方に送られたらしいが
「契約完了だ!」
「グァ!」
「ーー!」
皆でこのことを喜び合い俺は当初の目的を達成したその時だった。
『同じ種類で特殊個体を複数体契約したことによりソラウミさんには称号:ユニークコレクターを獲得しました。ボーナスポイント8ポイント獲得しました。』
同じ種類のと書かれているあたり精霊子を四体と契約したおかげなんだろう。でもこれで称号は10個になっちゃ
『称号が合計数が10個以上獲得したことにより称号:称号トレジャーを獲得しました。ボーナスポイント5ポイント獲得しました。特殊アイテム:天命のスクロールを獲得しました』
・・・11個になっちゃたよ。




