さあ、出発だよ!
1万PV到達しましたー!
ヾ(*´∀`*)ノウレピ〜
あ、すいません! 誤字修正しました。
「じゃあ、行ってくるね」
次の日、俺は城を出る前に、リリィとアルバート、そしてヴァンピィに挨拶した。
「気をつけるのじゃぞ……」
やはり、どうしても心配してしまうリリィ。
「では、良い報告を期待している」
アルバートは相変わらず、ぶっきらぼうに言う。だが、それはこの人の性格からだろう。
「んー? おにいちゃんどこにいくの?」
そういえば、ヴァンピィに説明していなかった。
「うん、ちょっと冒険しにね」
俺がそう説明すると、わぁ〜、と目を輝かせた。
「ヴァンピィもいくの!」
どうやらついて行きたいらしい。
「はは、ヴァンピィにとってはまだ危険だから、お姉ちゃんと待っていてね」
そう言うと、
「むぅ……いきたいの」
頬をふくらませて、不貞腐れた。
ーーーそ、そんな顔されたら……
連れていきたくなる。
だが、
「ごめんな、やっぱり駄目なんだ」
連れて行くわけにはいかない。今回はかなり危険らしいのだ。
「うぅ……」
「その代わり、ヴァンピィが大きくなったら、一緒に冒険しに行こうな」
そんな感じで説得すると、
「うん、ぜったい……ぜったいなの!」
にぱっと笑顔になってくれた。
「分かったよ」
そんなやり取りを見たリリィは、
「ほ、本気か?」
と、聞いてきた。
「ああ、とっても安全なところにな」
どうやら、俺はかなり親バカらしい。
「ふぅ、じゃあな! すぐ戻ってくるからよ」
あんまり居ると寂しくなるので、直ぐに走り出した。
▽
城を出た俺は、取り敢えず教えて貰った方角に進んでいく。
ーーー意外と森までは近かったはずだよな
俺は迷い込んだ時のことを思い出した。
ーーーん〜、大体徒歩二時間ってとこかな
此処からアルネスの森までの距離は、時間がかからず、そして危険な魔物に遭遇することもないので、気楽に進むことができる。
ーーーそういえば、クレルはあの森のこと知ってる?
クレルは“あれ”でも一応、神の使いだ。故にこの世界のことはだいたい知っている。
ーーー《存在は知っていましたが、詳しくは私も存じ上げておりません》
クレルはそう答えた後、さらに続ける。
ーーー《あの森はかなり古くからあり、それこそ私が我が神から創り出される前から存在しておりました》
ーーーそんな前なの!?
驚きと同時に、新たな疑問が生まれた。
ーーーつーかさ、クレルって実際は何歳なの?
“創り出される”というワードも引っかかったが、一番はクレルの年齢が気になった。女性に対して失礼だとも思ったが、そもそも、神の使いに性別なんてあるのかと思い、思いきって聞いてみた。
ーーー《はぁ……全くマスターは、女性に対してデリカシーの欠片も無いのですね》
ーーーすいませんでしたぁ!
ありました。神の使いにも性別ありました。クレル様は立派なレディでありました。
流石に反省した俺に、
ーーー《それに、私達には年齢という概念はありませんよ》
だ、そうです。クレル様のような天上の御方達には、そもそも年齢などありませんでした。
素晴らしい! 流石、神の使い!
ーーー《なにか馬鹿にしていませんか?》
と、クレル様がそんなことを言ってきた。
ーーーいえいえ、滅相もありません
ーーー《その人の気分を最悪までに害する、口調とそのトーン。やめて頂きますか?》
ーーーはい、すいません……
少しふざけ過ぎたのか、クレルが割とマジでキレていた。
ーーー《全く、いい加減にしてくださいね》
ーーーだって暇なんだもん……あっ、見えてきた
そうこうしてるうちに、見飽きた色から、段々と遠くにある濃い緑色の景色に変わっていく。
そして十分後
「とうちゃーく」
歩いて約二時間……いや、一時間半で目的地である、アルネスの森に着いた。
「つか……」
俺はあの時、いろいろとあったのでこの森をよく見ていない。
そして、改めて見ると、
「でかくねぇか?」
この一言が一番はじめにでてきた。
それ程にこの森はでかかった。
普通の森にあるような、杉の木の三〜五倍の大きさの様々な形や種類の木が集まり、それが森になっている感じだ。
故に、“森”全体のサイズも他の森とは比べ物にならないほどある。
そこで俺は思った。
ーーーこれって、調査が終わるまでは良さそうだけど……
「遭難するよな、絶対」
そう思うと、急に帰りたい気持ちに駆られるのであった。
いつも読んでいただきありがとうございます!




