特例集高会議
今回は託亡出てこないよ。
考察しろ。
?A「さて、皆集まったかな?」
中年男性がここにいる全員に声をかけた。
?A「それでは、始めよう……はぁ…何から話そうか?」
中年男性はため息を吐いた。
無理もない、今世界は混沌と化している。
いつも通りの生活ができているのは間違いなく天使と言われる人物がサポートしたからだろう。
?A「じゃあ、宇宙人の方から……宇宙人隔離班、小野、報告を」
小野「はい、我々は三人の監視人の配置と隔離を行いました」
報告をしようとすると別の男性が口を挟んだ。
?B「三人?少なすぎるのでは?」
小野は口を挟まれ、イラついたが我慢した。
小野「検討し合った結果です…それではその後ですが、コズミックパワーと言う存在を監視人が突き止めました…この件は竜馬さんが担当している超能力の件と似ています…もしかしたらコズミックパワーと操質は同じかもしれません」
操質とは物質を操る力のこと…宇宙人から聞いた話では共通点が多いことを小野は進言した。
竜馬「だとすると…宇宙人と協力すれば研究が捗るかもしれない…面会の許可をください」
全員がため息を吐いた。
?B「これだから若いやつは…」
?A「悪いが許可は出せない、力を得るのは魅力的だが、宇宙人に手を借りるほどで欲しいわけではない、リスクがあるしな」
竜馬が納得した。
?C「1つ聞いてもいいですかい?」
皆、声がしたほうを見た。
?A「なんでしょうか?閼耨槇さん」
飄々とした男はこう言った。
閼耨槇「宇宙人の件について聞きたい事がありまして」
小野が反応した。
閼耨槇「監視人は三人…誰と誰と誰ですか?」
小野はよく分からないまま、説明した。
小野「宇宙人…宇宙に詳しい専門家達から選んだ人達で、一番地位が上の人に虫蛾、秘書と言われてる人に天動、そしてガタイがよく逃げ出した宇宙人についていたのが大です、何か他に聞きたいことは?」
少し考えて、男はこう言った。
閼耨槇「……大って人が気になります…その人の名前は?」
小野は疑問に思いながらこう言った。
小野「大…魔王ですけど…」
首を傾げ、なんでこんな質問されてるんだろうという顔を小野はした。
閼耨槇「もしよろしければその人の情報を詳しく教えてください、紙にまとめてくれると助かります」
小野「はぁ」
腑に落ちないと言う息が出た。
?A「そろそろいいかね?時間も無限にあるわけではないからね、閼耨槇くん、地下の報告を」
閼耨槇「はい、地下ではいろんなものが見つかり、少しですが新たなことがわかりました」
おお、皆が声を上げた。
閼耨槇「全部で3つの事を報告します、1つは変な生命体…通称地下動物が下に行くに連れて狂暴化していること、もう1つは変なものが続々と見つかったこと、最後の1つはあの地下にできた空間はもともと存在しなかったことを詳しく説明します」
皆が興味を持った。
閼耨槇「まずですね、地下動物のことですけどこれはまだ不明な点が多いので何とも言えません、人手不足なんで許してください…変なものですけど、これは色んなとこから情報を得ることにしました、その結果、魔法少女の道具だったり、呪いがこもった呪物だったり、昔使われていた電化製品、何に使うか分からないものから、高エネルギー反応があるこの世界では到底作れないものも発見しました、本当に変なものとしか言えません、なぜ、がつきませんよ……最後にあの空間、空洞、洞窟、割れ目…存在しなかった…あんな空洞があれば我々は気づいているんですよ、やっぱりなぜ、がつきませんね…俺からは以上です」
皆は拍子抜けした。
新しい事と聞いて、何か常識が覆るのかと予想していたからだ。
?B「変なものは持ってこなかったのか?」
そんな質問をした。
閼耨槇「持ってきます?人体に害があるか分かりませんけど」
?Bは舌打ちをした。
?A「質問をたくさんしたいところだが、分からないことだらけだろう、分かったらまた教えてくれ」
閼耨槇はへーいと言った。
?A「それで報告をまだしてない人はいるかな?」
男が手を挙げた。
?Aは手を向けた、どうぞという意味だ。
男「犯罪組織プレイヤーのことで分かったことがあります」
皆の視線が集まる。
男「奴らは宇宙人が言うコズミックパワー、竜馬さんの言う超能力、それが奴らにはあるということが分かりました」
ある、の部分を強調した。
男「それと犯罪組織の対抗組のメゼンが何かを隠していることが判明しました…メゼンは我らの情報収集能力を遥かに上回っていることは皆さんご存知ですね?」
皆は唸った。
?A「柔遺との接触は?」
男「無理です、尻尾すら掴めません」
男は知っていた、部下かどこかに諜報員がいることを。
だがどうしようもない、柔遺の部下だった場合、見つけるのは困難だ、そして見つけたとしても損害を被ることになるだろう。
だから何もしない…それが最善…柔遺は頭も切れる…天才ではなく頭の作りがおかしい。
全部柔遺の掌の上なのだ。
だが、柔遺は何かを掴んだ…それが鍵になっている……それさえ知ることができれば…。
?B「なぜ、メゼンが何かを掴んだか分かるんだ?」
男「警戒心がおかしいことになっています、不自然すぎるほどに…そのおかげで変に目立った部下の一人を捕まえることができました…部下はすごい怖がっていました、こっちは尋問すら始めてないのに失禁、そして発狂、そのあとは頭を打ちつけて、舌を噛み切って死にました」
皆が静まりかえる。
とても同じ人間とは思えないとでも言いたげな表情だ。
柔遺は優秀だ、その部下も優秀。
ならばなぜそんな醜態を晒して、死んだのか。
とんでもない秘密がある、頭を覗かれないか不安なんじゃないか、という結論に至った。
?B「だが…理由がそれだけで柔遺が何かを得たとは断定できない…だろ?」
男はそう言われるのが分かっていたようだ。
男「実は、ある情報を手に入れまして…偶然ある警察官が黒い車を気になって見ていたら、その中に爪の入った瓶を見つけたのことです、その警察はそこで待機していたらしいですが一向に人がこないとのこで上官に報告して、その車を調べると変な記録があることが判明しました」
?B「それで?それが判明して柔遺にどう繋がったんだ?」
男は一呼吸置いて、こう言った。
男「落とし物があったんですって、段ボールとペンが」
皆が疑問の顔をした。
それがなんなんだ、という顔だった。
男「車を見つけた警官が渡した段ボールとペンだったんです」
全員の目が見開かれた。
男「指紋もちゃんとその警察の指紋でした、それで警官が渡した人物を調べることにしましたすると不思議なことが分かりました…今、指名手配されてる少女がおそらくあの車にいたと思われます、その車にあった爪を調べると柔遺の妹…阿蘇魏の爪だと判明しました…これは大きな進歩です」
全員が話を理解した。
男「柔遺が得た情報がまだ分かりませんが…警戒態勢が上がったということと、部下のこと、少女のこと、これらは何かを示していると思います」
?A「ありがとう…これで一通りかな、大きな進歩だよ、皆ありがとう…気をつけてほしいのだがこれは秘密主義、口外したものは命はないと思え、それでは解散」
?A、会議の責任者、癌慈 悪魏はその場を解散させた。
?B「ふん、とんだ時間の無駄だ、人手はこっちが用意していると言うのに…全く使えん奴ばかりだ」
?B、山田 滋賀は舌打ちをした。
この会議で一人だけ、危機を感じた人間がいた。
その人物は、まだ話していないことがあった。
それは地下のことで、奥深くにある城のことだった。
なぜ、言わなかったのか、それは誰にも分からない。
さてさて、どうよ?
変な場所があったら、あれあれあれあれおにぃさぁん?
って思ってて。
それと……何か重要な事が分かったら……ふへへ。
へへ。
?Bは誰なんだって?
たまにいるじゃん、会議にいる、なんか…こう…変な人。




