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想いの念(2)

 闇に暗躍し、ターゲットの命を奪い取る裏稼業・殺し屋。

 これは、その中でも最強と謳われた1人の殺し屋と仲間達の新たな物語。

 死獣神に所属する2人の殺し屋のバトルは熾烈をきわめ、一進一退の攻防が続いた。


 基本的に青龍はオールラウンダーなため、ある程度の距離なら彼の間合いに入るのだが、格闘戦主体の白虎が相手では、懐に入られた時点で、圧倒的に彼の方に分がある。

 そのため、青龍はなんとか距離をとり、必殺の一撃を叩き込みたいのだが、それを彼は許さない。

 青龍に憧れる者として観察してきた白虎は、地上最強の凶器であるドラコスラッシャーの欠点に気付いていたのである。

 それは100%の切れ味と刃渡りのリーチを活かすためには、鞭のようにしならせなければいけないため、どうしてもモーションが大きくなってしまう。

 そのスキを突いて、彼は攻撃をしかけていた。


「がはっ! やらしいとこ突くなぁ」


「散々見てきましたからね。結局、最大の敵は味方ってことっすよ。つーわけで、死んでもらいますよ、先輩!」

 白虎はそう言って、膝を屈する青龍にトドメの頭突きをしようとした。青龍はなんとかガードしながらバック回避したため、致命傷は避けれたが、強烈な頭突きをくらった左腕の骨にヒビが入った。


「いっつー。なんて石頭。角もものっすごく痛いし……」

 青龍は痛みを堪えながら、早く体勢を立て直さないとやられると思った。


 が、どういうわけか、白虎はピクリとも動かない。

 攻撃してこないことに違和感を感じた青龍は、原因が何なのか考えていたが、首にかけた例のお守りを見て、その理由がわかった。


 しばらくして、再起動したかのように動き出した白虎は、再び襲いかかったが、青龍は冷静にお守りを首から外しつつかわし、彼の角にお守りを叩きつけた。

 すると、お守りから発せられた念によって、白虎は動きを止め、角がひび割れていった。

 それを見た青龍は笑みを浮かべた。的中したと確信したからだ。


「やっぱそうだ。混線だね、念の。神楽さんの念と黄泉さんの念がぶつかり合って、バグっちゃってるんだ。白虎君。ナンバー1にこだわるなんてバッカじゃないの? そんな君を殺す価値なんて無いよ。だーかーら……」

 青龍はそう言うと、白虎を操っていた角を引き抜き、ドラコスラッシャーで切り刻んだ。


 角の影響を受けなくなった白虎は糸が切れた人形のように気絶し、元の姿に戻る。

 それを確認した青龍は彼を安全な場所に寝かせ、その足で神楽の救援に向かった。

 呆気ない終わらせ方ですみません。

 まぁでも、白虎と青龍の実力差を考えたら、こんなもんでしょうか。

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