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外伝_彷徨うトナカイ

 これはトナカイが、お使い兼教わったことを実践する試験のため、指定されたダンジョンに向かっている途中のお話。


「今日もダンジョンを目指して歩くのよー! いい天気ーなのよー」

 トナカイはダンジョンを目指し歩いていた。

 店の男から地図を受け取り、それの使い方を学んだはずなのだが、トナカイは空に浮かぶ雲を目印に進むという奇抜な方法でダンジョンを目指していた。

 なぜ雲を目指しているのか、それは最初に向かっていた方角に、おもしろい形の雲が浮かんでいたのだ。

 トナカイは、その雲を目印に歩けば、きっと目的地にたどり着けるだろうと思い込んだ。

 もちろん、雲は風に吹かれ流れている。

 それに合わせてトナカイの進路もどんどん変わっていった。

 リリーが今のトナカイを見たら、きっと可哀想な子を見る目をしながら、無言でモフモフしていただろう。

 店の男が今のトナカイを見たら、ばかやろうの言葉と共に顔面チョップのフルコースである。

 しかし、残念ながら今のトナカイは一人だ。

 誰にも注意を受けることなく、見当違いの方向に進んでいくのであった。



 ある日トナカイは、名もない小さな町にたどり着いた。

 地図には、山の上の店とダンジョンの間に小さな町が一つ掲載されていたので、トナカイは順調に進んでいるものと勘違いした。

 「聞いていたより時間がかかったのよ。でも、予定通りなのよ! さすがとなかい、素晴らしい方向感覚なのよ!」

 実際は、地図に掲載されている小さな町ではないのだが、たどり着いた町には名前がなかったため、確認のしようがなかった。

 トナカイは、せっかくなので町を少し観光しようと思い立った。

「この町はお店とかあるんかな? となかいお菓子がほしいのよ!」

 お菓子を求めて町を見て回るトナカイ。

 しかし、小さな町は様子がおかしかった。

 誰一人として、町の外に出ていないのだ。

 何となく家の中から気配がするため、無人の町というわけではなさそうだが。

「なんで誰も外にいないんかなぁ? 不思議ねぇ?」

 トナカイは不思議に思いながらも、町を歩き回った。

「おい、そこのお前。何者だ?」

 不意にトナカイの背後から呼び止める声がした。

 トナカイが振り向くと、ガタイの良い男がそこに立っていた。

 ガタイの良い男は、頭や腕に包帯を巻いていたが、怪我をしているようには思えないほどの力強さで、トナカイに言った。

「よそ者がこの町に何の用だ! 早々に立ち去れ!」

 急に町から出るよう言われるトナカイ。

「となかい、今来たばっかりなのにもう出ないとあかんのねぇ……お菓子、ほしかったのよー」

 普通なら事情を確認するところだろうが、残念ながらトナカイの声は男に届かないのだ。

 やむなく町の外目指して歩いていたのだが、急にトナカイの体にロープが巻き付いてきた。

「!? なんかとなかい捕まったのよ! ロープが生き物みたいにウネウネしてるのよ! ……ん?」

「くっ……遅かったか。おい、こいつはよそ者だ。すぐ町から追い出すから離せ!」

「はいそうですか、なんで言うと思っているんですか? 貴方、自分の立場が分かっていますか?」

 トナカイを捕まえたロープを辿っていくと、そこには細身の男が立っていた。

「余計な事を言っていないで、お前は早く貢ぎ物を用意しなさい。私の気が変わる前にね」

「……わかっている。約束の期日までには……用意する」

 どうやら、ガタイの良い男はトナカイを捕らえた細身の男に恐喝されているらしい。

「……この変な生き物は、今日の暇つぶしに使うとしましょう。期日にまた来ますので、それまでに貢ぎ物を用意しておくように」

 細身の男は、見た目にそぐわぬ力で紐トナカイを引きずっていった。

「くそっ! やつの武器さえなんとかなれば……」



 時は数日前にさかのぼる。

 名もない町は、小さいながらも活気にあふれていた。

「町長! 今日もでっかいですね!」

「ははっ、こう見えても昔は傭兵だったからな。自慢できるのはしぶとさとこの体の丈夫さだけだがな!」

「あ、町長! 畑でとれた野菜、よかったらどうぞ!」

 ガタイの良い男は、この町の町長であった。

 傭兵を引退したこの男、殺伐とした傭兵稼業に身を置いているとき、いつしか笑顔があふれる町を作り、平和に暮らしたいという夢を持ったのだ。

 ある程度のまとまった金を稼ぐことに成功した男は、傭兵から足を洗い、男の考えに共感した傭兵仲間と金を出し合い、小さな町を作った。

 最初はただ家が建っているだけという、町とはとても呼べない有様だったが、新たな町の噂を聞きつけた者が移り住み、必要なものを揃えていくうちに、少しずつ町と呼べるものになっていった。

 時には町に盗賊や魔物が襲ってくることもあったが、男も仲間もそれなりに腕が立つため、自分たちでなんとか撃退していた。

 いつしか男は町民から、強くて頼りがいのある、町長と呼ばれるようになっていた。

 ある日、いつものように町を見回っていると、不意に入口辺りから助けを呼ぶ声が聞こえてきた。

 何事かと駆け付けると、そこには地面に倒れる元傭兵仲間と、その前に立つ細身の男の姿があった。

「ここは、良い町ですね。今日から私の物にしましょう」

 これが、悪夢の始まりであった。

「何を訳のわからないことを言っている! そいつに一体何をした!」

「何と言われましてもね。私の邪魔をしようとしたので、排除しただけですが?」

 仲間はたまたま町の入口で、明らかに不審な輩を見つけたため、何をしに来たのか問いかけた。

 すると、急にロープのような武器で攻撃してきたのだ。

 仲間は決して弱くなかったが、自由自在に動き回るロープをかわし切れず、地に伏してしまった。

「抵抗するなら、どんどん町の人間が減っていきますが、それでも良いのですか?」

「はっ、俺たちを甘く見ないでほしいな」

 剣を抜く町長に、倒れている仲間が弱々しい声で忠告した。

「……気を付けろ。そいつの武器は得体のしれない力が……」

「待っていろ。すぐ治療してやるからな」

 町長は剣を構えて細身の男と対峙した。

 細身の男が町長に注目している間に、いつの間にか来ていた別の仲間が、倒れている仲間を担いでその場から退散した。

 長年一緒に戦った仲間なので、言葉を交わさずとも連携はバッチリであった。

 見たところ、細身の男自体はそこまでの脅威を感じない。

 傭兵時代に培われた感覚が、そう言っていた。

 だが、事実仲間が一人倒されているのだ。

 町長は仲間の忠告に従い、細身の男が持つロープに注意を向けた。

「たしかに、あの武器から何とも言えない力を感じるな」

 ロープのような武器は、うっすらと青く光っており、まるで意志を持つかのように波打っていた。

「そちらから来ないのでしたら、こちらからいきますよ! へあっ!」

 細身の男が間の抜けた掛け声と共にロープを振り回した。

 ロープは、持ち手の意志通り動いているのか疑問なほど、縦横無尽に動き回った。

「!? なんだこの動きは! 確かに武器が厄介だな……」

 迫りくるロープの攻撃を剣でいなしながら、町長は突破口を探した。

 距離をあけても迫ってくるロープ、ならばと近寄っても攻撃の精密さが変わらないという、厄介な代物であった。

 ただ、細身の男の振り回し方と武器の動きが連動していないように見えるのだ。

(恐らく、意志を持ち自動的に攻撃する武器だな。 傭兵時代にそんな装備が存在すると噂で聞いたことがある)

 相変わらず精密な攻撃をしてくるロープを必死に剣でさばく町長。

「なかなかやりますね。私の攻撃にここまで耐えたのは貴方が初めてですよ! ただ、いつまで続きますかね! ほあぁぁ!」

 お前たぶん自分で動かしてないだろ、と突っ込みたくなった町長だが、確かに細身の男の言う通り体力が持ちそうにない。

 常に動き回らなければロープの攻撃を受けてしまうため、休むことができないのだ。

 しばらく粘っていたが、とうとう疲労で動きが鈍った町長に、ロープの攻撃が当たってしまった。

「ぐあっ! くそっ……こんなところで!」

 膝をつき悪態をつく町長に、容赦なくロープは攻撃を浴びせてきた。

 ダメージを受け倒れる町長を守ろうと、町の人たちが集まってきた。

「やめてください! 言う通りにしますから……」

「そこまで言うならやめてあげましょう。そうですね……まずは町一番の美女と、食料をもらいましょうか」

「お前たち……すまない。俺の力が足りないばかりに……」

 傷つき倒れた町長は、自分の不甲斐なさに怒りを覚えた。

 だが、自分たちのために戦ってくれた町長を責める者など、この町には一人もいなかった。

 皆、常に町のことを考え尽力してくれている町長のことを、尊敬していたのだ。

 そんな彼らに対して、細身の男は無遠慮にこう告げた。

「一週間待ちましょう。その間に用意しておいてくださいね? さもなければ……私の力で町民が半分ほどに減ってしまうかもしれませんからねぇ。うふふふ!」

 一々気に障ることを言う細身の男にイライラしつつも、対抗手段がない町民たちは、頷くしかなかった。

 細身の男はその後も頻繁に町をうろついては、町民にちょっかいをかけた。

「このお菓子、なかなか美味しいではありませんか。頂いていきましょう」

「そ、それは売り物の……どうぞ、お持ちください……」

 不満はたまるが、誰も細身の男に逆らえない。

 逆らうと例のロープで滅多打ちにされてしまうのだ。

 実際、抵抗しようとした町民が何人か犠牲になってしまっていた。

「彼らは、いい人だったのに……惜しい人をなくしました」

「いや、あいつらまだ生きてるぞ? 重傷でしばらくベッドから出られないがな……」

 死者が出ていないことだけが、唯一の救いであった。



 そして現在。

 トナカイはロープでぐるぐる巻きになっていた。

「このロープ、なんだか不思議な魔力を感じるのよー。まるで、生きているみたいなのよ」

 ほのかに青く光るロープに、となかいは興味津々だった。

「貴方、やけに落ち着いていますね? 自分の状況、わかっているんですか? 少し痛めつけてさしあげましょう! ほわたぁ!」

 声を裏返らせながらロープを振り上げる細身の男。

 ロープはトナカイを縛りながら怒涛の攻撃を仕掛けるという器用なことをやってのけた。

「おふっ! このロープ、やっぱり自分で動いているのよ! これは……気になるのよ!!」

 トナカイは、気になることは調べる性格なのだ。

 ロープのすさまじい攻撃を涼しい顔で受けながら、ロープをじーっと見つめるトナカイであった。

 ちなみに、トナカイの顔は常に微笑んでおり、縛られながらロープの攻撃を受ける様は、一歩間違えれば危ない趣味のように見えてしまいそうであった。

「わかったのよ! このロープ、何かの精霊が詰め込まれてるのよ!」

 トナカイはロープを凝視し、ロープに施された魔法や内部に封じ込められている力を分析した。

 その結果、ロープに何かの精霊が封じ込められていると見抜いたのだ。

「なんで精霊が詰め込まれてるんかなぁ? ちょっと取り出してみるのよ!」

 完全に興味の対象がロープの中の精霊に向いているトナカイは、持ち主にお伺いをたてることなく、勝手にロープを掴み魔法を解いた。

「!? 外に出られた!! ってキャァァァ! 消えちゃう!!」

 中から出てきたのは、青い魔力を帯びた精霊であった。

「あ、そうだったのよ! 精霊は生まれた場所以外だと自分を保てないのよ!」

 トナカイはすっかり、精霊の性質を忘れていた。

「えーっと……とりあえずミニトナ人形に詰め込んでおくのよ!」

「ええっ!? 貴方は一体……はうっ!」

 ロープから解き放たれた精霊は、トナカイに鷲掴みされ、ミニトナ人形の中に押し込まれてしまった。

 ほとんど消えかけていた精霊は、ミニトナ人形の中でなんとか消滅せずに済んだ。

 ミニトナ人形は、トナカイの魔力と創造力で満ちており、それが精霊の形を保つサポートをしたのだ。

「危なかったのよ! となかいのせいで精霊が消滅したら、ちょっと申し訳ないのよ!」

「申し訳ない気持ち、ちょっとだけなのね……でも、ありがとう。ロープの中は窮屈だし、かけられた魔法のせいで出られないし、変な男にずっとこき使われていたしで、散々だったのよ」

 ロープの中に封じ込められていた精霊は、ロープにかけられた魔法のせいで、無理やり戦わされていたのだ。

 自由を手に入れた精霊は、トナカイにお礼を言うと、細身の男に向き直った。

「今までよくも散々いいように使ってくれたわね! 私の怒り、受けなさい!」

 精霊は細身の男にとびかかり、渾身の右ストレートをお見舞いした。

「急に何が起こったんだ……ごっ!?」

 急にロープが何の反応もしなくなり動揺していた細身の男は、精霊の右ストレートを顔面に受け、数メートルほど吹き飛んだ後、仰向けに倒れた。

 幸か不幸か、精霊が入っているミニトナ人形はもふもふやわらか素材のため、たいしたダメージを与えることはできていなかったが。

 一撃をお見舞いしてスッキリした精霊は、トナカイに向き直って改めて自己紹介した。

「改めて、助けてくれてありがとう! 私は水の精霊のアクアよ。元々は遠い国の泉で過ごしていたのだけど、人間に捕まってロープに封じ込められていたの。貴方のおかげで自由を取り戻すことができたわ」

「それは大変だったのねぇ。自由に動けないのは、辛いねぇ」

 トナカイは自由を手に入れたアクアが喜んでいるのを見て、なんだか自分も嬉しくなった。

「ところで、助けてもらっておいてこんなことを言うのも何だけれど、この人形の姿って、変えられないの?」

「んー、多分念じれば勝手に変わるのよー」

 アクアの問いかけに、適当な感じの答えを返すトナカイであった。

「多分って……うーん、念じる、念じる……」

 アクアはとりあえず元の姿を思い浮かべながら、こうなりたいと念じてみた。

 すると、ミニトナ人形は光り輝き、形を変えていった。

「おー、本当に形が変わったのよ!かわいらしい女の子になったのよ!」

「本当? 自分で自分が見えないのだけれど、変わったのかしら? 確かに背が高くなったようには思えるけど……」

 いまいち実感のわかないアクアに、トナカイが背中のチャックから鏡を取り出して見せた。

「ほら、こんな感じなのよ?」

「本当ね! 元の姿に……あら? 頭に丸い角が生えたままなのだけれど……なぜ?」

 殆ど元の女性の姿なのだが、なぜか頭の上にトナカイと同じ角が生えている。

「ありゃー? 何でなんかな? あっ、トナカイの魔力が若干混じっちゃってるみたいなのよ!」

「えぇっ!? ……本当ね。貴方色に染められてしまったのね……」

 若干際どい発言のアクアであった。

「何だか申し訳ないのよ! しばらくほっといたら魔力が変質して全部アクアのんになる……かもしれないから、しばらく様子を見たらいいと思うのよ!」

「ま……まぁ、貴方の魔力が混じってしまったけれど、不可抗力だからしょうがないわよね。でも、もしこのまま変わらなかったら……責任、取ってね?」

 若干熱のこもった視線をトナカイに投げるアクアだが、トナカイはそれに気づかない。

 普通精霊は、場所に縛られているため異なる精霊と交わることはないのだ。

 そのため、トナカイの魔力が混じってしまったアクアにどのような影響があるのか、全くの未知数だった。

「もしアカンことになりそうだったら、となかいを呼ぶといいのよ!」

 トナカイはそう言いながら、背中のチャックから小さな髪飾りを取り出した。

「これを壊したらとなかいにすぐ伝わるのよ! 何かあったら消える前に呼ぶのよ!」

「ありがとう。これを壊したら貴方が来るのね? 肌身離さず持っておくわ」

 アクアは受け取った髪飾りを大事そうに両手で包み込み、トナカイにお礼を言った。

「それじゃ、となかいはさっさとダンジョンに向かうのよ!」

「えっ……もう少し一緒に」

 そう言いかけたアクアだったが、急に町の方から集団がこちらにむかって駆けてきた。

「皆でやつを追い出すぞ!」

「町長とご友人だけに頼ってばかりではだめだ! 私たちは脅威に屈しないぞ!」

 期日までに美女と食料を請求されていたのだが、それが一度で終わるとは限らない。

 むしろどんどんつけあがっていくに違いない。

 そう考えた町の住人は、勇気を出して全員で細身の男に抗うと決めたのだ。

「いたぞー! あんなところで寝てやがる!」

「うおぉぉ! 犠牲になったやつらの敵じゃー!」

「だからあいつら、死んでないからな? まぁいいか……おらぁぁ包帯まみれにしてやらぁ!」

 町の住民は持っていた武器や農具を振るいながら、今だ転がっている細身の男めがけて走っていった。

「なんだかすんごく怒ってるのよ! そんなにとなかいが町に入ったらまずかったのね!」

 となかいは、町に入った当初、ガタイの良い男に立ち去るよう強く言われていたことを思い出した。

「ここは、ひとまず逃げるのよー! アクアも元気に暮らすのよー!」

「えっ!? いや、逃げる必要は無いと思うのだけれど……行ってしまったわね」

 きっと、まだ町の近くにいたため、となかいを追いかけてきたのだと勘違いしたトナカイは、急いで町とは反対方向に走り去って行った。

 そんなトナカイを見送るアクアは、ある決心をした。

「あの町の方々には迷惑をかけたし、罪滅ぼしというには何だけど、何かお手伝いをしましょうか」

 トナカイから受け取った髪飾りを大事そうに持ちながら、町のためにできそうなことを考えるアクアであった。



 名もない町の近くに、ある日突然、大きな湖が誕生した。

 湖はとても澄んでおり、飲むと暖かい気持ちになり、病気をしづらくなったという。

 その湖のほとりで、稀に美しい女性の姿を目撃することがあるらしい。

 その美しい女性は頭に小さな角を生やしていたため、人々はその女性を水龍の化身として崇めた。

 水龍の化身と呼ばれた女性は、湖のほとりで一人つぶやいた。

「となかいの魔力、全然消えないわね。これは責任をとってもらわないと……! でも、せっかくもらった髪飾りを壊すのは……悩むわね」

 アクアがトナカイを呼び出し責任を取らせようとする日は、そう遠くないのかもしれない。


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