表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無職は転生してフリーターに進化した!  作者: 鋏と電灯
第二章~これからどうする?~
16/53

サヤアテ

 モンドたちの、チーム名を『風吹かぜふくままに』に決めて、約一ヶ月がたったある日の朝のこと。


「よし! とうとう明日に、コンテストがせまった! 確実に好成績を出すだろうが、油断ゆだん禁物きんもつ! 気を引きしめめろ! 」


 朝ごはんを食べ始めようとしているみんなにたいして、シュヴは大声でそう言う。


「コンテストって? 」


 モンドが不思議そうな顔でそう言うと


「あ゛あ゛!? 」


 シュヴが怒ったような声を出す。


「ご主人様、騎士がいい武器商人を見つけるために開くコンテストのことです……」


 イブが小声でそうモンドにつたえると


「あ、あぁ~、そうだった、そうだった、思い出した、思い出した」


 モンドが軽い口調でそう言うと


「たくっ……、大丈夫か……」


 シュヴは不機嫌そうにそうらした。


「心配しなくても大丈夫だろ」


 モンドがそう言うと


「心配なのはコンテストじゃなくて、お前の頭だよ……」


 シュヴが疲れた顔でそう言うと


「それって、ひどくない」


 モンドがそう言う。





 そうこうして、日はすぎ、ついに武器コンテスト当日となった。


「うひゃ~、人でいっぱいだな~」


 モンドは、まだ日がのぼって間もない時間なのに人がいっぱいの、コンテスト会場入口前で、そう言う


「そりゃあそうさ、今日のコンテストの主催しゅさいは、重いよろいをまといながらも高い機動力を持つため『飛び跳ねる鉄塊ヴォレッソテアルミュル』ともよばれる、ザイダニエ街いや、ノルテ州で最強とまで言われる騎士、『キャーナル・ソヴァジュ』だからな、武器を売り込みたい武器商人やキャーナル・ソヴァジュとコネを作りたい連中、おまつさわぎが好きな市民など、いろんなのが大勢来るからな」


 シュヴが、そう返した。


「ひ、ひひ、人が、い、いっぱいで、緊張します! 」


 イブが息をあらくしてそう言う


「イブちゃん、深呼吸、深呼吸」


 スレイが優しい顔で、イブにそう言うと


「ふゆぅ~~! はしゅ~~! 」


 イブは一回、深呼吸する


「はぁ、ふう、なんだか落ち着いた気がします」


 イブはそう言った


「ねぇ~! オシッコいきたい~! 」


 リリトがそう言うので


「しょ~が~ねぇな、スレイ、悪いがリリトを連れて行ってくれ」


 シュヴがそう言うと


「はい、わかりました」


 スレイはそう言って


 リリトの手をひいて、人ごみの中に消えていった。


「二人だけで大丈夫か? 」


 モンドが心配そうに、そう言うと


「スレイはお前よりしっかりしているから、大丈夫だ」


 シュヴはそう言い


「うん、スレイちゃん、昔からしっかりしてたもん」


 イブが続けて、そう言った


 たしかにスレイは俺たちの副リーダー的ポジションにいるぐらい、しっかりした娘だしな


 モンドが、そう思っていると


「よし! 早くエントリーするぞ! 」


 シュヴはそう言って、受付嬢うけつけじょうのいる机の前に向かった。


「エントリーを希望します」


 シュヴが受付嬢にそう言うと


「わかりました、ではチーム名をお答えください」


 受付嬢がそう言うと


「ああ、『風吹かぜふくままに』だ」


 シュヴがそう返すと


「わかりました、では時間までお待ちください」


 受付嬢は、深々(ふかぶか)と頭を下げた。


「ふう~、あとは待つだけだな」


 シュヴがそう言って、受付嬢のいる机から離れたたすぐ後に


「ご主人様、シュヴさん、受付は終わりましたか? 」


 スレイがそう聞いてきた


「お、戻ってきたのか無事終わったよ」


 シュヴがそう言うと


「思ったより早かったな」


 モンドが続けて言うと


「あ、トイレが思ったより近くにあったので」


 スレイがそう言うと


「ふふん、あたしが見つけたんだよ! 」


 リリトが自慢げに言う


「そっか……じゃあ、時間までどこでひまをつぶす? 」


 モンドがそう言うと


「え! 無視! 」


 リリトが驚いたように言う


「いや、どうでもいいし」


 モンドがそう言うと


「ブーー! ひっど~い! 」


 リリトがホッペをふくらませ、そう言う


「そう、おこんなって、あめでも買ってやるから」


 モンドがそう言うと

 

「え! ホント! じゃあ、許してあ~げる! 」


 リリトは子供のように笑いそう言った。


「よし! とりあえず旅車りょしゃから武器を持ってくるか」


 シュヴがそう言った。


 こうして、モンドたちは武器を取りに行くため旅車りょしゃで戻ったりと、いろいろしている間に、コンテストが始まる少し前の時間になった。

 

「おう、結構いるな……」


 シュヴがそう言う


 いつもなら、8~10組程度しか集まらないが、今回は22組もいる、それだけ大勢の人が注目しているということだ。


「おいおい、ガキばっかの集団がいるぜ~」


モンドが待っていると、大柄おおがらの筋肉質な中年の男が、そう言ってからんできた


「ここは、子供の工作発表会じゃあないぞ」


 中年の男はニタニタ笑いながらそう言う


 ほかに待っていたやつらも、何人かこちらを見下した顔をしている


「子供の工作に負ける、あんたよりはマシだ」


 シュヴがそう言うと


「あんまりでかい口をたたくと後で、はじをかくことになるぞ」


 中年の男がニヤつきながらそう言う


「おいおい、あんまり、自分のことを悪く言うんじゃあないぞ」


 シュヴがそう言うと


「ぶぐっ、ゲハハハハハァ~~!! たいした自信だなぁ、え、まっ、楽しみにしているよ、お前らがあかぱじをかくのをよぉ! 」


 中年の男は笑いながらそう、言って去っていった。


「なんなの、あいつ! 」


 リリトが怒ったように言うと


「あいつは、ナシオン集合しゅうごう国で一番の武器屋と言われるフェール商会のやつだな」


 シュヴはそう言う


「ちょっと、やばいんじゃない」


 モンドがそう言うと


「ふん! あんなの敵じゃあないよ」


 シュヴがそう言うと同時に


「それじゃあ、コンテスト始めまーす! 」


 と言う、声でコンテストの開始がげられた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ