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無職は転生してフリーターに進化した!  作者: 鋏と電灯
第二章~これからどうする?~
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お金

 モンドたち一行(いっこう)はザイダニエ街(まち)にたどり着(つ)き旅車(りょしゃ)を決められた場所に置き街(まち)の中に入った。


「なぁ、シュヴ? 旅車(りょしゃ)はなんで街中(まちなか)に入れないんだ」


 活気(かっき)が賑(にぎ)やかな街を歩きながら、あまり歩きたくないモンドはシュヴにそんな事を聞く。


「あんな、でかいのいたら邪魔(じゃま)だろ」


 シュヴが一言だが的確(てきかく)な返しをモンドにする。


「わ~! おいしそ~」


 リリトが何かの肉を焼いている屋台に吸(す)い込(こ)まれるように動きながらそんな事を言う。


「リリト~、食べ歩きならあとで好きなだけしていいから、今は釜(かま)を売っているところを探すぞ~」


 シュヴがそう言うとしぶしぶといった様子でリリトが戻ってきた。


「なぁ、シュヴ」


 モンドがそう言うと


「どうした」


 シュヴはそう返した。


「釜(かま)のほかに何がいるんだ? 」


 確かに釜(かま)が主(おも)な目的だがほかにも道具はいるはずと思いモンドはそう言った。


「うん? ああ、釜(かま)を旅車(りょしゃ)まで運んだ後は自由行動の時間だ、そんときにオレ個人で勝手に買うよ」


 シュヴはそう答えた。


「自由時間ねぇ、そういやお前たちはどうすんの? 」


 リリト、イブ、スレイにそう聞くと


「あ、私はシュヴさんのお手伝いを、したいと思っています」


 スレイはそういったの聞いて


「お、わるいな、助かるよ」


 シュヴはスレイにそう言った。


「じゃあ、リリトは? 」


 モンドがリリトにそう聞くと


「あたしは~、いろいろなお店で食べ歩きがしたいな~」


 そう返してきた


「じゃあ、最後にイブは? 」


 モンドがそう聞くと


「ボクは、ご主人様と同じがいいな」


 そう返したので


「う~ん、俺はやりたいこともないし、街の様子見(ようすみ)も兼(かね)ねてリリト食べ歩きに付き合うよ、それでもいいかイブ? 」


 モンドはイブにそう言うと


「はい! がんばってお供します! 」


 イブは元気よく返した。


「よし! みんなの予定が決まったことだし、さっさと釜(かま)を買いに行くぞ! っとその前に、こいつを金に変えなきゃな」


 シュヴはウィンクしながら、旅車(りょしゃ)の中にあった派手(はで)で高そうな物品(ぶっぴん)の入った袋を見せてきた。







 モンドたちは釜(かま)を買う前に旅車(りょしゃ)の前に持ち主の置き土産(みやげ)を売るために貴金属(ききんぞく)や宝石などを売り買いしているお店の前に立つ。


 まるで、要塞(ようさい)のような外装(がいそう)にモンドとイブとスレイは息をのむ。


「なんか、すごいな」


 モンドがそう言うと


「そりゃあ、高価なものを扱(あつか)う店だからな」


 シュヴはそう返した。


「じゃあ、あのとなりのとなりにあるあれは? 」


 リリトはもっと、大きく、寄(よ)せつけないような雰囲気のある要塞(ようさい)を指にさしながらそういった。


「ああ、あれは警軍(けいぐん)の基地だよ」


 シュヴがそう言った


「そういえば、ここらへん一体、なんか要塞(ようさい)みたいな建物ばかりだな」


 モンドがそう言うと


「ああ、警軍(けいぐん)の基地のちかくは、富裕層(ふゆうそう)や高級品を扱(あつか)う店が多いからな、やっぱり警備(けいび)が厳重(げんじゅう)になるんだよ」


 シュヴはそう言う


「まあ、たしかに警軍(けいぐん)の近くは安心だわな」


 モンドはそう言ったものの、やはり息が詰まりそうになった。


「そんなことはいいから、早く中にはいるぞ」


 シュヴにうながされ、いかにも強そうな男達に見られながら店のなかえ入った。


「いらっしゃいませ」


 上品で高級感(あふれるお店にぴったしな店員に迎(むか)えられた。


「おお~、こりゃスゲェな~」


 外とは違い、頑丈(がんじょう)そうなショーケースに入れられているが、豪華(ごうか)な装飾品(そうしょく)の数々(かずかず)にモンドはついそんな声を上げてしまう。


「モンド、貧乏臭いからやめろ」


 シュヴがモンドをたしなめる。


「でも、こんなに高価(こうか)なものを沢山見(たくさんみ)るのは初めです」


 イブはそんな事を言う


「ふう、やれやれ、あのすません査定をお願いしたいんですが」


 シュヴがそう言うと


「はい、承知致(しょうちいた)しました」


 少し年増(としま)だが知性と気品を感じられる女性の店員に連れられて、モンドたち個室に入った。


 女性店員は一つ一つ丁寧(ていねい)に見て、しばらくしたのち


「査定(さてい)が終了(しゅうりょう)いたしました、総額(そうがく)で658万8739ウェイトになります」


 ウェイトはこの世界のお金の単位だ。


「正しかどうかご確認ください」


 そう言うと


 大量の硬貨が詰(つ)まった袋と数種類のメダルのようなものを数枚ずつ置いた


「はいあい、どうも」


 シュヴが袋(ふくろ)に中を出すと大量の金貨が出てきた


「よし! スレイ手伝ってくれ」


 シュヴがそう言うと


「はい」


 そう言って二人で金貨の枚数を数えた。


 …………


 ……


 しばらく立ち


「ふう、ピッタシだな」


 シュヴがそう言うと


「はい! 」


 スレイがそれに返事をした。


「じゃあ、どういたしまして」


 シュヴがそう言うと


「またのご利用お待ちしています」


 女性店員が深々(ふかぶか)と頭を下げたのを見て、モンドたちは店を後にした。


「なあ、いろいろなメダルみたいなもんがあったけどあれなんだったの? 」


 モンドがそんな事を言うと


「ご主人様ってお金を見たことないんですか!? 」


 イブが驚いたような声を上げた


「ああ、世間のことに疎(うと)くてね」


「そうですか、だったらぜひボクに教えさせてください! 」


 イブはなんだか嬉(うれ)しそうな顔をしてそう言った。


「ああ、たのむよ」


 モンドがそう言うと

 

「はい! 」


 イブが元気よく言った


 イブはモンドに頼られるのがたまらなく嬉しいのだ。


 …………


 ……


「ああ、大体わかったよ」


 モンドがそう言うと 


「えへへ、ありがとうございます」


 イブは嬉(うれ)しそうにした。


「そんじゃあ、レクチャーが終わったところで、釜(かま)買いに行くぞ」


 シュヴはそう言った後、モンドたちは釜(かま)を買いに街を歩いた。


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