設定資料集
Neo-Alchemia 世界観設定書 Ver.2.0
統合・改良版:用語集/世界構造/歴史/組織/テーマ軸
ノア=旧称「セカンドアース」(以降すべて「ノア」に統一)
◆零 核となる問い
「人間であることを、自分で選べるか」
ユトスは「失敗ごと自分を選ぶ」。
リフリアは「問いを持つことが人間の証だ」と説く。
イリスは「選ばせること自体が管理だ」という逆説を知りながら動く。
ヴァジュタスは「非合理的選択」と評価する。
現実の構造
◆ 五属性と宇宙の成り立ち
新錬金学において、宇宙は五つの属性によって構成される。
Ignis(変換) ── 物質とエネルギーの相互転化。錬装機構の基盤。
Aeris(情報) ── 構造・記録・伝達。ノードと術式回路の基盤。
Aqua(流動) ── 状態変化・時間・因果。アラクス層の「時間のずれ」の原因。
Terra(構造) ── 物質・空間・固定。現実の「形」を保持する。
Aether(現実媒質)── 四属性を統括し、宇宙そのものの自己保存を担う特別な属性。
Aetherのみが特別である。
他の四属性はルクス因子として観測・操作できるが、
Aetherだけは「観測した瞬間に状態が変わる」という性質を持ち、
直接の操作は原理的に不可能とされていた。
◆ ルクス因子との関係
ルクス因子とは、五属性すべてを同時に内包する粒子である。
Ignis・Aeris・Aqua・Terraの四属性は、ルクス因子の「側面」として観測できる。
だが、Aetherの側面だけは、観測しようとするたびに別の属性へと転化する。
これを「Aether逃避現象」と呼ぶ。
ヴィルム・クラーツはこれを「現実は、見られることを嫌う」と表現した。
◆ RSD(Reality Structural Discontinuity)
現実構造落差
アラクス暦0年に発生した人類文明最大の破局。
原因:
人類はアラクス暦以前、「Aetherに直接干渉する」実験を繰り返していた。
目的は無限エネルギーの抽出、または「観測によって現実を書き換える」技術の確立だった。
しかし、Aetherは「宇宙の自己保存機能」を担う。
それに干渉した結果、宇宙が現実構造を「自己修復」しようとした。
これがRSD——現実そのものの亀裂である。
現象:
・物理法則の変動
・時間の異常(音が遅れる、感触が返ってこない)
・生物の変異
・空間の崩壊
・記憶の混線
真実:
ヴァジュタスは外から来た侵略者ではない。
RSDによって損傷した現実構造を修復しようとする、
Aetherの「免疫機構」として発現した存在である。
現実(Aether)が損傷した
↓
免疫反応として、ヴァジュタスが発現
↓
人類の文明活動=現実への「刺激」として認識される
↓
排除行動が始まる
ヴァジュタスに悪意はない。ただ、排除する。
しかし上位クラス(Ⅳ以上)になると、
Aetherの意志とは別の「自律」が生まれ始める。
これが観測者機関が最も恐れていることだ。
◆ アラクス層(Alacus Layer)
地殻深部に存在する、物理空間と情報空間が重なり合う特異領域。
Aetherの密度が地上の数百倍に達し、「観測することで形を持つ」という性質が極端に現れる。
裂け目が生じるたびに、アラクス層の「重なり」が地表に染み出す。
これが侵食の正体であり、「音が遅れる」「焦点が合わない」現象の原因。
深度分類:
第一深度 :資源採掘圏。ルクス因子の採取が可能。侵食リスクは低い。
第二深度 :侵食域。ヴァジュタスClsI〜IIが常在。ノード負荷が高まる。
第三深度 :精神汚染域。長時間滞在で「他者の記憶」が混線し始める。
第四深度 :記憶混線域。自己と他者の記憶が区別できなくなる。
アマル・ケイン探索隊が体験した現象の発生源。
第五深度 :現実不安定域。物理法則が確率的に変動する。
「起きた出来事」と「起きなかった出来事」が同時に存在する。
第六深度 :観測不能域。一切の計器が機能しない。
帰還者の証言は断片的で互いに矛盾する。
第七深度 :不明。存在のみ確認。
現在、「第七深度からの信号」の受信が観測者機関に報告されている。その信号の内容は最高機密
◆ 干渉廃棄区域
アラクス層が完全に滲み出し、現実構造が定まらなくなった領域。
地図上では「記録不能」として灰色で示される。
スクラップゾーンでは過去の出来事の「残滓」が物理的に再生される。
これは幻覚でも記録でもなく、Aeris属性の情報が物理空間に「漏れている」現象。
旧七番区画はスクラップゾーン化した最新の事例。
旧一番から六番区画も同様にスクラップゾーン化しており、
現存する記録がない(または抹消されている)。
◆ 「七番」という数字
この世界には「七番目」が欠けるという構造的なモチーフがある。
・旧七番区画 ── スクラップゾーン化。直前に六つの区画が消滅している。
・第七深度 ── 存在のみ確認。内容不明。
・失われた第七大陸 ── ヴァジュリア。歴史から抹消された。
これは偶然ではない。
「七番目」はすべて、Aetherと直接接触した痕跡である。
二 失われた大陸:ヴァジュリア
公式記録
「存在しない。」
ヴァジュリアに関する公式記録はすべて抹消されている。
地図にも年表にも、その名は残っていない。
観測者機関の極秘文書
・RSD以前、ヴァジュリアは人類最高文明圏だった。
・アラクス暦以前、最初の「Aether干渉実験」が行われた場所。
・アラクス暦447年、第一次現実崩壊戦争の末に「完全消失」。
死者:約4億人。
・現在、存在記録すら消された
真実
観測者機関のNOTE
「ヴァジュリアは滅んでいない。」
「我々が、その上に立っている。」
ネストはヴァジュリアの上に建設された。
深層解放戦争で封印した「超巨大ヴァジュタス」の正体は、
ヴァジュリア文明そのものが変容した存在だった可能性がある。
人類1億2000万人は、
自分たちが「消した」大陸の上で生活している。
そして「ヴァジュタス」という名は、
「ヴァジュリアの民」を意味する語源から来ているという説がある。
これも、公式には抹消されている。
◆三 ヴァジュタス分類 (Cls=Class)
基本原則
ClsI〜III:Aetherの自動免疫反応。意思を持たない。
ClsIV〜V :自律が始まった個体。Aetherの「意志」とは独立した目的を持ちつつある。
ClsVI :存在のみ噂される。Aether自体と同化しているとされる。
Class I 寄生体
幼生段階。単体寄生体。光と熱に弱い。
Aetherの自動反応。意志なし。
Class II 融合体
動物・人間への同化が進む。知覚反応を示す。環境への適応が始まる。
Class III 自律侵食体
機械や構造物などもクラスⅡ以下を媒体にした大型ヴァジュタス。
強力なエネルギー放出。
※単体で自律しているように見えるが、
ClsIVが複数のIIIを「手」として遠隔操作する「器」である。管理者キー保有者を認識し、「接続」を試みる。
Class IV 群体知性
独自の意思と言語を持ち、術式空間を生成する。複数のClsIIIを操り、地域を支配する。接触するだけでノードに記憶の混線が起きる。Aetherの免疫機構を超えた「自律」を獲得しつつある。
Class V 現実改変個体
世界構造そのものに干渉する。
存在を「見た」報告があるが、
記録者の記憶が事後的に欠落している。
Aetherの意志と、自律意志の境界が消えている。
Class VI 神格級
存在が噂されるのみ。Aether自体と同化しており、「ヴァジュタス」という分類が意味をなさないとされる。
観測者機関は「ClsVIはすでに現実そのものの一部だ」と記録している。
◆四 世界地図
六大陸:
エルデラ大陸(軍事と反攻の大陸)
五大戦役の主戦場。錬装機構の発祥地。人類最大の人口圏。
主国家:エルデラ連邦 / ヴァルガ共和国 / ノルドライン防衛領
地形:西方(安定)/ 北方(氷壁山脈・古代封印)/ 中央(翠緑平原)/ 南方(紅蓮砂漠)
アルケイア大陸(知識の大陸)
新錬金学の発祥地。世界最大の図書館と大学都市群。
主国家:アルケイア学術連盟 / クラーツ研究自治州
ヴェルシア大陸(信仰の大陸)
Aether信仰。精神錬成の研究。
主国家:聖現教国 / ヴェルシア神権同盟
ノルディア大陸(極寒大陸)
ヴァジュタスの最前線。地下都市が多数存在。
主国家:北方統合圏 / ノルド自治区
イグニス大陸(工業大陸)
火山地帯。企業国家群による支配。
主国家:イグニス工業連合 / フォルゲン重工評議会
ナル・アラクス(禁域大陸)
現実崩壊地帯。時間異常・空間断裂が常態化。
人類未踏領域が大半を占める。
────────────────────────
消えた第七大陸:ヴァジュリア
歴史から抹消。観測者機関の最高機密。
ノア(軌道都市)
地球軌道上に建設された都市型衛星。
人口:約3800万人。
表向き:人類文明の保存・アラクス層の観測研究。
実態 :世界監視組織。
最高機関 :評議会(12名)
その上位 :観測者機関(存在自体が秘匿)
軍事セクター :監視官・機工士部門が常駐
管理中枢 :セントリア・ドーム(キュリウスの指令区)
観測層 :イリスが所属。観測者機関の実働拠点。
思想統括部門 :リフリア・エルヴェが主導
軌道エレベータ:地上への主要連絡路。現在封鎖状態。
観測者機関NOTE
「我々はヴァジュタスを封じているのではない。」
「彼らが目覚める時を、遅らせているだけだ。」
◆ ネスト(地下超巨大都市)
人口:約1億2000万人。
建設経緯:超巨大ヴァジュタスの封印施設として建設。その上に都市機能を重ねた。
真実:その「超巨大ヴァジュタス」こそが、失われた大陸ヴァジュリアの変容体である可能性がある。
東区:最大の居住層。行政・研究・軍事区が集中。
南区:地上昇降路に近い危険地帯。ヴァジュタスの侵入が頻発。
北区:レギオフォルの拠点集落。旧文明遺構が多く残る。
西区:アラクス層との境界線が地上に存在。ノアと親密。技術者が多い。
地上居住圏:約4200万人(管理下にない独立集落も含む)
五 主要組織
[ ノア ]
┌──────┴───────┐
思想統括部門 観測者機関
(リフリア) (イリス)
↕ 対立・警戒 ↕ 監視・介入
│
[ 評議会(12名)]
│
↕ 干渉権の行使
[ ネスト ]
┌───────┴────────┐
レギオフォル エクシロント
(自治・討伐派) (地上奪還派・過激)
↕ 思想的対立
┌──────┐
北区拠点 西区拠点(ノアと親密)
◆ レギオフォル(Regiofor)
理念:「生存は自治によって守る」
ネスト最大の自治組織。
資源調達とヴァジュタス討伐を主任務とする。
ノアへの独立志向を秘め、反監視派も多い。
創設者オルグ・レギオの言葉「今はまだ」という留保が、
現在も組織内で議論され続けている。
◆ エクシロント(Exilont)
理念:「人類は地上へ戻るべき」
レギオフォルからの分派。密かに地上奪還を狙う過激派が多い。
影商との取引でノアの技術を密輸。
「ノアはなぜ私たちが地上に出ることを阻むのか」という問いが思想の根底にある。
この問いの答えが「管理者キーの存在」と「ヴァジュリアの真実」だとすれば、
彼らの直感は正しかったことになる。
◆ 観測者機関
世界最大の秘密組織。ノア内部に存在するが、評議会の管轄外。
目的:現実崩壊防止。
最高機密:管理者キー保有者の追跡・保護・観察。
イリスが現役最高位。
任務の本質は「保護」でも「回収」でもなく、
「候補者が自らの意志で選択できる状況を維持すること」。
◆六 用語集
『イノベルム(INNOVELM)』
待機時は指輪状。錬金術式起動でIgnis属性が発動し、装甲へと展開する。
「分解→再構築」を瞬時に繰り返し、機体を再錬成する。
標準型・専用型の二種があり、専用型は術士の身体情報を深く読み込むため適応に数ヶ月を要する。
過負荷状態では分解処理が自己制御を失い、術士本体を素材として認識するリスクがある。
これを「自錬化」と呼び、術士最大の禁忌のひとつ。
『エアル(Eal)』
索敵・輸送・補助術式の外縁補助ユニット。三機一組での運用が基本。
ヴェゼルの元素資源を前線に転送する運搬機能を持つ。
旧型名称E.A(一世代前の索敵支援ドローン)をイノベルム技術の転用を経て改良。
Aeris属性の情報処理を担い、術士のノードと感情レベルで同期する。
熟練者は感情の起伏をエアルの動きに変換し、索敵精度を高める。
『ヴェゼル(Vzel)』
元素資源を圧縮・保持する鞘型構造体。
再錬成・オーバードライブに必要な素材を内包する。
術士の熟練度に応じて形状変化し、上位術士のヴェゼルは生体に近い自律反応を示す。
侵食域ではAqua属性の流動が阻害され、元素変換が停止する。
クラスⅢ出現時に周囲の元素変換が止まるのはこの理由による。
『ノード』
人体と術式を結ぶ神経接続器官。Aeris属性の情報伝達機構。
過負荷で精神崩壊を起こす危険がある。
「焼き刻み(バーンコード)」を持つ個体は、訓練なしに高い同調率を示す場合がある。
ノードが限界を超えた後の異常回復は、管理者権限互換の発現兆候のひとつ。
『管理者キー』
アラクス層の「情報管理層」へのアクセス権限。
特定の個体の神経・精神構造に、訓練なく刻まれている場合がある。
起源:アラクス暦435〜445年の「意識送込実験」(フォン・イグリス主導)。
実験体とその子孫、および事故に巻き込まれた関係者の一部に
Aetherの「アクセスコード」が焼き付いた。
ヴァジュタスClsⅢ以上は、管理者キーを持つ個体を「こちら側」と認識し、
通常の敵対行動ではなく「接続」を試みる。
『焼き刻み(バーンコード)』
管理者キーが刻まれた状態の俗称。
本人も知らないまま潜在し、侵食域への長時間滞在・ClsⅢ以上との接触で顕在化する。
『観測者』
ノアが非公式に運用する、管理者キー候補の監視役。
イリスが現役最高位。
エアルの「オブザーブ」発声は、彼女が遠隔干渉した際のシステムログである。
『回収不能者』
ヴァジュタスに取り込まれたが、精神核(自意識の基盤)が完全には消滅していない人間。
ClsⅢ以上と融合した場合、群体思考に自意識が「溺れている」状態に近い。
管理者キー保有者がロストになった場合、その権限はヴァジュタス群体に引き継がれる可能性がある。
ロイの現状は「死亡」「ロスト化」「別の何か」の三択として劇中では示唆のみ。
◆七 歴史年表
● 西暦2134年
クラーツ定理発表。学術界から「詐術師」と酷評されるが、一部の研究者が賛同し地下ネットワークを形成。
● 西暦2299年
マルク・セイラントがアラクス層を発見・命名。
「内側からなぞるように現れる」という記録が、後のClsⅢ挙動記録と完全一致する。
● アラクス暦0年:RSD発生
現実構造落差。文明の崩壊。
アラクス暦の制定。
1年 = 360日(六芒星構造の象徴)
1年 = 12ヶ月 × 30日
月名:Prima Ignis(始火・春)/ Secunda Aeris(風醒・夏)
Tertia Aqua(深流・秋)/ Quarta Terra(胎土・冬)
● アラクス暦38〜50年:六大陸統合
エルヴァ・ノアが12年間の交渉を主導。
00IZB条約締結。「惑星外移住準備義務条項」が明記される。
ノアという都市名は、この人物の姓から取られた。
● アラクス暦268年:ルクス因子発見
テオ・ヴァリスが発見・命名。
「意識がルクス因子の状態を決定する」という副論文は
「哲学的逸脱」として主論文から切り離された。
この論文は後に観測者機関の内部文書に引用される。
● アラクス暦350年:第三深度探索
アマル・ケイン率いる12名が降下。8名が帰還、4名が行方不明。
「自分の記憶と隣の隊員の記憶が区別できなくなった」という記録が残る。
行方不明の4名は、ClsⅣの「核」に関連する最古の記録候補。
● アラクス暦430年:最初の裂け目発見
セレン・ドルーズが確認のために単独降下し、帰還しなかった。
最後の通信:「何かが、こちらを見ています」
● アラクス暦435〜445年:意識送込実験(極秘)
フォン・イグリス主導。管理者キーの起源。
志願者12名(および非自発的被験者の存在が示唆される)が対象。
アラクス暦445年に即時停止。全記録の抹消を指示。
しかし私記録は観測者機関が回収・保管。
【解放大戦期】
● アラクス暦447年:第一次現実崩壊戦争
失われた大陸ヴァジュリアが関与した戦争。
死者:約4億人。
ヴァジュリアは「完全消失」として記録が抹消された。
● アラクス暦500〜508年:黒雨戦争(第一戦役)
ヴァジュタス第一次接触。死者:約1億人。
カルロ・ヴァストが生存者として帰還し、クラス分類体系の原型を構築。
●アラクス暦509〜522年:北方侵食戦争(第二戦役)
南半球の完全喪失。ノルドライン(北半球最終防衛線)の形成。
● アラクス暦522〜534年:ノルドライン防衛戦争(第三戦役)
ライラ・ノルドが12年間防衛線を維持。錬装機構の実装テストが完了するまでの時間を稼いだ。
「ライラが稼いだ時間がなければ今の術士はいない」という評価は現在も変わっていない。
● アラクス暦525〜548年:エルデラ反攻戦争(第四戦役)
イノベルム(ユリ・クロノス開発)を主力とした初の大規模反攻。
グラート・エルデラが指揮。人類初の勝利。
「侵食途中の人間をどう扱うか」という問いがここで初めて提起される(回収不能者の概念の萌芽)。
● アラクス暦548年:ノア建設計画(エグレシア計画)開始
アシャ・フォルムが立案。
ノアの名はエルヴァ・ノアへの敬意として命名。
「地上への干渉権」を設計に組み込む。
● アラクス暦560〜580年:ディープインベージョン戦役(第五戦役)
地中戦争。ヘルム・ディープが地中戦闘術式体系を開発。
ヘルム自身がClsⅢと接触し「複数の声で話しかけられた」という記録を残す。
ClsⅣの存在を示唆する最古の一次証言。
● アラクス暦580〜599年:深層解放戦争(第六戦役)
エレナ・スタラが「殲滅ではなく封印」という判断で指揮。
「封印が完了したら、その上に街を作れ」という命令がネスト建設の始まり。
● アラクス暦580年:ノア完成
● アラクス暦600年:ネスト成立・移住開始
エレナ・スタラが「ノアとネストの関係規定」を交渉・成文化。
「ノアは見る権利を持つ。しかし命令する権利は、まだ持っていない」という条文を挿入。
「まだ」という留保が、現在の政治的緊張の根拠。
● アラクス暦630年:レギオフォル創設
オルグ・レギオが自治組織を設立。「今はまだ」という留保付きの反監視思想。
● アラクス暦658年:エクシロント創設
ヴェラ・エクシがレギオフォルから離脱・創設。地上奪還を唯一の目標とする。
● 現在:アラクス暦782年
第一章 境界の亡霊 につづく
その他 用語集
・十戒:世界改変。現実世界に戻す。詳細は非公開




