魔法学校大会『マジカルサファイア 予選』
ナヴァ魔法学校に届いた1通の招待状。
果たして、魔法大会とは⁉︎
『魔法学校大会とは、各地の魔法学校より選ばれたメンバーにより行われる大会の事である。』
(ナヴァ魔法学校 第1学年 魔法教科書(上) より)
『原則、生徒会長、生徒副会長をはじめとした、生徒4人以下で参加しなければならない。』
(ナヴァ魔法学校 魔法学校大会の説明 より)
ーー放課後、生徒会室にて
『そして、今年も来たな』
快斗は、魔法学校大会への参加招待状を読んでいた。快斗が魔法学校大会の事を知ったのはついこの間だが、説明は聞いていたので、大体予想はついていた。
『ナヴァ魔法使い養成学校生徒会長 天空快斗様へ
今年も新緑の季節がやって参りました。新入生の皆さんも学校での生活に慣れてきたことと思います。
さて、毎年恒例の大会が近づいて来ました。
つきましては、下記の日時に開催します魔法学校大会に、御校を招待致します。どうぞご参加下さい。
1、大会名 マジカルサファイア予選大会
2、ねらい 他校との試合により、選手の技術を高め、選手間の関係をより強固なものにする。
3、日時 □月◯◯日(2週間後である。)
4、参加費 1校につき20000円
5、参加人数 4人以下、但し、そのうち2人は生徒会長と生徒副会長でなければならない。
6、参加資格 当人が、参加校の生徒であること。
7、皆様のご参加、お待ちしております。
主催者及び最高責任者 サファイア・エントラン
協賛 全国魔法委員会 全国魔法学校委員会
サファイア・エントランより』
(・・・・はあ、いつも通りだな。)
招待状を読んで快斗はため息をついた。
堅苦しい挨拶の後、『御校を招待致します』の文。まあ、そこはいい。
問題は、
7、皆様のご参加お待ちしております。
だ。なんで、大会事項の中にこんな文が入っているんだろうか。)
参加費が20000円もするのには意味がある。まず、大会運営に各校から10000円、優秀校の賞金にあてられるのが5000円、そして、スタジアムスタッフの給与として5000円だ。魔法大会には相当な設備と人員が必要になる。
そのための20000円だ。ちなみに、全国の参加校は約5000校位ある。なので、賞金額も相当な額になる。参加を辞退する学校もあるので、年にもよるが、去年の優勝校に贈られた賞金は4千万円にもなったそうだ。
ちなみに、予選大会で敗退すれば、賞金は全く貰えない。
(まあいい。ご参加してやろうじゃないか。)
『では、今週の生徒会集会を開会します。
まず、お知らせです。例年通り、マジカルサファイアへの参加が決定しました。それに伴い、参加者を決定します。まず、生徒会長の俺、天空快斗、生徒副会長の星空瞳、そして、あと2人を募集したいと思います。以上です』
(あと2週間で人員を見つけて大会までに育てないと)
・・・・決して顔には出さないが、心では焦らずにいられない快斗だった。
同時刻 学校長室
『あなた達の転入手続きは済ましてあります。ようこそ、ナヴァ魔法学校へ』
アリスは微笑んだ。2人の転入生に。
この2人がこの後、魔法大会に出る事を知る者は誰もいない。
たまにグダグダになってしまうかもしれませんが、長い目で見て下さい。




