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第一章、幼馴染の黒魔術(以下略 の反省会 part2

忍(以下し)「は~い♪『小説家になろう』に常駐している読者の皆様、こんにちは!反省会の司会進行を担当している『栗原忍』です!」

ミコト(以下ミ)「あれ?お前さっきまで苗字なかっただろ?」

し「うん、たった今即興で考えたんだよ。やっぱり設定ってのはちゃんと考えないとダメだと思うよ」

ミ「ま、そのとおりだな。じゃあ俺は……『早川ミコト』でいいや。これからは早川で」

し「適当だね。さぁ、パティ!早く来て」

パ「いや、最初から居るのですが……」


し「前回の内容ってどんなだっけ?」

ミ「そんなに大げさなことは話してないな。えっと……確か流行の作品とはどのような作品か?だった気がする」

し「じゃあ今回は約束通り良かった点を……」

ミ「それは却下」

し「え?なんで?」

ミ「作品の良かったところってのは作者が自分で語るんじゃなくて読者が自分で見出すものじゃないか?」

し「……そうかもしれないね。じゃあどうする?」

ミ「今回のコンセプトは『より良い作品を作っていこう』なんだろ?ならテコ入れらしく今後受けそうなことを考えていくんじゃないか?」


し「じゃあ何から話していくの?」

ミ「そうだな……なぜこの作品は連載開始時から人気が出たかを考察するところからだな。作者が執筆停止している『7人の魔女と3人の魔王』の日間アクセス数を初日から破ったからな。

 こうやってなんでこの作品が人気になったかを考えるとこがお前の言う『良かった点を話し合う』ってのにも繋がるんじゃないか?」

し「そうだね、じゃあ何が受けたのかな?」

ミ「やはり今人気の長文タイトルじゃないか?タイトルとあらすじが被っているお粗末なのが読んで貰た理由かもしれない」

し「内容は関係ないの?」

ミ「まず読んでもらうことが第一だ。読んでもわわないと内容の評価なんて出来やしない」

し「なるほど、安直な題名ってのはその辺り手に取ってもらいやすいんだね」


ミ「後は差別化だな。この作品が他の作品とどう違うのかってところ」

し「でも、『小説家になろう』の上位って似たような内容だよ?」

ミ「チート主人公がハーレムを形成するってのだろ? 俺からすればギャルゲーでもやってろって思うな。アクションでもRPGでも良いけどな。なんで最近は無敵主人公が受けるのかね?」

し「それは前回話したじゃんか。皆現実に疲れているんだよ。だから適当でポップなテイストに惹かれるんじゃない?」

ミ「でも、同じような内容でなんで受けるんだ?」

し「逆に考えるんだ。同じような内容だから受けるのだと」


ミ「!!!! そうか……奇をてらわず変に読者の期待を裏切らず予定調和を繰り返すことで読者は安心し半永久に読んで貰う事が出来る。原作者が亡くなっているにも関わらず半永久的に続編が製作されている国民的長寿アニメのように。

 同じような作品が刊行されればそのジャンルが好きな人間が飛び付く。小説は文字だけの世界……消費者が感じる他作品との違い、違和感はマンガやアニメよりも小さいから下位互換でも代替品としての役が務まる……なるほど、奥が深いな、経済学」


し「経済学は関係ないと思うけど、製作側にとって最も禁忌なのは期待を裏切ることだと思うよ。……ということでフリップをババーン!!」

ミ「ん?なんだ、そのフリップ?ええっと?『我々ヒロイン一同はこれまで通り主人公であるミコトに逆セクハラをやり続けることをここに宣誓します』ってざけんじゃねぇぞ!!」

し「でもミコト、今確認したよね?読者の期待に応えることこそが最も大事なのだと」

ミ「うぐぐ……け、けどさ。性転換モノの魅力って逆セクハラだけか?違うだろ?例えば、女湯とか……」

し「それなら既にもうやったじゃん。剃毛プレイ……」

ミ「やめろ!マジでトラウマなんだから!」

し「でも、この作品はこういうので責めるって決めたんだから」

ミ「責めるって……まさか!性的な意味でこれからも責めていくつもりか!」

し「All Light(その通り)」


パ「私としては、主人公であるご主人様の性格を調教すべきなのではないです?」

ミ「!?」

し「その手があったか」

パ「はい、おそらくこの作品が人気にならないのはご主人様のキャラクターが悪いのではないでしょうか?素直に中性的な男女にしたら良かったんじゃないです?」

し「中性的な男女が主人公って斬新だね」


ミ「斬新なら良いってもんじゃねぇぞ!最近は主人公に自己投影するのが主流だから『何処にでも居る極普通ごくふつうの男子高校生』と言うのが王道なんじゃないか!

 何処にでも居る極普通の男子高校生でありながら試験の点数はほぼ全て80点以上だったり、多人数の女子から好意を抱かれたり、男友達がほぼ0だったり、進学校なのにバイトOKだったり補習がなかったり携帯を持込んだり授業をサボタージュしたりetc」


し「改めて見ると酷い「極普通」だね。こりゃ珍獣だよ……最後の2つなんてただの不良じゃないか……。それに時たま『普通』って自称しながら異能力を持ってたりね。霊感があったりサイキッカーだったり。それから、ヒロインが簡単に惚れちゃうような過去があったりね。両親が死んでるのに元気に登校してるってだけで惚れたりするご時世」

ミ「それはラノベか?」

し「ラノベだけじゃないね。マンガもアニメもこんな感じ。10年とちょっと前にギャルゲーが大ヒットし、数年前に『○宮ハ○ヒの憂鬱』でラノベと深夜アニメが爆発的に増え、そのまま比例して増えていった。……なんて国だ。そりゃお偉いさんも怒り出すよ……」


ミ「こらこら、プロの作品の批判だけじゃ飽きたらず今度は業界を批判するのか?これじゃあ何時までもウチの作者はド三流の小説家(笑)のままだぞ?」

し「大丈夫だ、問題ない」

ミ「違う、問題発言だ」


し「いやいやいや、今のは問題じゃないよ。今さっきのは別に批判なんかじゃない。ただの事実さ。現実逃避していても何も変わらない。偉い人も言ってたじゃないか。『過ちを気に病む必要はない。ただ認めて次の糧にすれば良い。それが大人の特権だ』ってね。

 だからボクがやっている風刺は問題じゃないんだ。それにボクは『○宮ハ○ヒの憂鬱』が大好きだよ。初めて読んだライトノベルはこれだった記憶がある」

ミ「ま、『○宮ハ○ヒの憂鬱』が世間的に叩かれているのはアニメ二期で同じような話を8回も放送してしまったあの事件のせいであって……あれの原作ってあんな感じなのか?」

し「いや、違う。原作はアニメの8回目とほぼ同じような内容だよ」


ミ「……って、こんなこと言っても良いのか?」

し「何が?」

ミ「『小説家になろう(ここ)』でこういう話をしても良いのかってことだ」

し「良いんじゃない?盗作している訳じゃないし。その作中の表現を流用しているわけじゃないし、そもそも非営利だから問題ない気がする……と言っても同人誌なんかがバンバン創られてる世の中、こんな所で何しても怒られないんじゃないかな?これが本になってそのまま発売されたら色んな人に怒られそうだけど」

ミ「……つっても、最近は明らかに許可とって無いだろって思うような版権ネタ使ってるプロも多いよな。『スパ○ダーマン』とか『ポ○モン』とか。それでも千葉の浦安方面にある日本一の遊園地は誰もそのまま名前を使おうとしないんだよな」

し「あそこの固有名詞を作中で使うと訴えられるって聞くからね……ガクガクブルブル」


パ「あの、ご主人様、お嬢様、また脱線してきていますが……この反省会は基本的に脱線するのでしょうか?」

し「イエス!」

ミ「イエスなのかよ!」

し「だって、ただ坦々と悪いところを挙げるだけならワザワザここでする必要がないじゃないか。ここでやる以上は最低限読者を楽しませないと」

ミ「楽しんでもらえないとこういうことをする意味が無い、か?」

し「ザッツライ!」


パ「あ、ご主人様、お嬢様、遂にこの作品にも感想が届いたようですよ」

し「マジで!」

ミ「やっとか!」


パ「では読み上げますね。……ええっと、女性からの感想ですが『主人公がヒロインのせいで可哀相な目にあっているのに待遇が酷い。ヒロインの方は冷遇されて仕方ないことしかしてないから彼女の扱いに関しては大丈夫です』とのことだそうで……」

ミ「っしゃー!!俺の味方じゃねぇか!やっぱり女性は俺みたいな主人公が『俺TUEEE』みたいにカッコいいことするのを待ってるんだよ!早く(自主規制)をやろうぜ!」

し「えーー、この作品を根本から否定するような感想なの……。ていうかボクがクズってどういうことさ……」

パ「お嬢様、クズとは言われておりません。『冷遇されて仕方が無い』と言われております」

し「同じことだよ……」


ミ「HEY!忍さんや!これがこの作品の読者の声なんだ!上みたいな宣言は取り消せ!取り消せ!」

し「まだ慌てるような時間じゃない」

ミ「慌てろ!慌てろ!無様なに慌てろ!」

し「み、ミコト、よ、よく言うじゃないか。『騒いでくれる客は良い客だ、一番困るのは黙って消えていく客だ』って。つまり、この作品を非難してくれる人は買わない客だからそれに媚びた所で意味は無い、大事なのは応援してくれる客が全く居ないことなんだって」

ミ「だからどうした?

 その応援してくれている客って今のところお気に入り登録してくれた人と評価をくれた人の約20人のことか?」

し「そうそう!」

ミ「そいつらがこの作品の何が好きで居てくれるかは分からないだろうが!」

し「く……」


パ「やはり、ご主人様を調教してM奴隷に……」

ミ「こら駄メイド!しれっと回帰すんな!下克上を企むんじゃねぇよ!」

し「やっぱり性転換した男の子を調教する展開はやってみたいよね。強気な女性を陵辱する展開って男性好きでしょ?」

ミ「女性な!それは女性な!男の娘だって『竿が付いてるヤローなんかどうだって良い』って言う奴も居るんだぞ?」


し「でも今の時代は主人公に感情移入する人が多いんだよね?だったら大丈夫じゃない?男オタって『聖水プレイ?我々の業界ではご褒美です!』って言う人多いしさ」

パ「そんなアグレッシブな変態が多いのですか?」

し「多いみたいだよ。でも狂ってるよね。他人の体液を浴びて喜ぶって」

パ「体液……お嬢様、それなら汚い話、中出しや外出しはどうなのですか?」

し「あ~、ボクは外出しとか顔射とかはあんまり好きじゃない。『あぁ……出てる……♪いっぱい出てる……しゅごい、出したばっかりなのにまだまだおっきいままだよぉ……♥中でピクピクしてりゅぅ~♪』みたいな感じの方が好みかな」


ミ(処女が中出しだの外出しだの語るなよ……恥を知れ!俗物!……でも、聞いたことあるな。実は男よりも女の方がエロいって。男の猥談は幼稚だけど、女の猥談は生々しいって)


 ケース1、思春期男子の場合。

A「おい見ろよ、このエロ動画。この女優のおっぱいマジでかいしモロ出てるし」

B「うわ!マジエロい!尻もデカくて超エロい!」


 ケース2、思春期女子場合。

C「ちょっ、聞いてよ~。今日の朝、生理でお気にのパンツとベッドシーツを真っ赤に染めちゃってさ、もぅマジ最悪~」

D「うっそ、まじで。めっちゃグロい!じゃあ後で下着買いに行かない?」


ミ(こんな感じ?俺は猥談するような友達居ないからよくわからん。……いや、猥談するような友達が居ないだけで友達は居たぞ?ホントだぞ?クラスメイトの1/3くらいは友達と言えるような関係だった。ただ俺がムッツリスケベだったから猥談をするような友達が居ないだけであって友達は普通に居たから。普通にな。……ウソじゃないぞ?なんで哀れんだ感じでこっち見てんだ?)


パ「ご主人様、お嬢様、字数が4800になりましたが?」

ミ「何があっても5000字くらいまでしか書かないつもりか、ここの作者は」

し「さ、作者じゃなくて読者のことを考えて分割にしてるだけだから……じゅ、需要があればもっと大量に書くよ……」

※『男の娘』というのを『中性的な男女』に変換しました

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