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第14章 : 神聖なる杖(第1部)

偽名:ブライアン(本名:セサール)

雷の預言者:「エチルの証」教団の門下生


夜が来てから、もう随分と時間が経っていた。

時間の感覚なんて、とうに忘れてしまった。

テーブルを囲む仲間たちは、もう限界のようだ。


私をこの「魔法使い」たちの場所に引き入れた、哀れな浮浪者のアドリアン。ヒック!……そう、ヒック。この「魔法使い」はもう限界だし、私も、あまり気分が良くない……。


腕時計に目をやると、午前2時(2時間経過)を指していた。

時計が壊れているに違いない……。


(バァーン!)「ドアが勢いよく開いた」

我らが閣下、CHOHちょうが、とても上機嫌に「澄んだ声」でやってきた。


—「野郎ども! ヒック! 任務が決まったぞ!」

—「その前に、まずは導入からだ! ヒック」


「何人かはその(大扉の音)で驚いて飛び起き、他の者は閣下の声でも目覚めなかった」


—「怠け者ども! 起きろ! 閣下のお出ましだぞ!」

閣下は異様な力強さで言い張った。


「皆、少しずつ意識を取り戻していく」そして「ヒック」という音が至る所から響き始めた。

ヒック!


閣下は厳かに、ある物語を語り始めた。


—「万物の始まりに……ヒック……始まりには、ただ一つの意志、唯一の創造の意志だけが存在した……ヒック……ある日……ヒック……孤独に打ちひしがれた彼は、遊ぶための『おもちゃ』を作ることに決めたのだ……ヒック」


—「おや、物語はそんな風じゃなかったか……?」

混乱した閣下は、自分が伝えようとした厳かな物語を思い出そうとしていた。


彼は続けた。


—「要するにだ……彼は自分自身を見つめ、こう考えた。自分のコピーを作ろう……ヒック! そして彼らと遊ぶのだ、ヒック……。絶望の中で、彼は自分の中にあるものをすべて引き出し、それを我らの中に注ぎ込んだ」


「彼の血」ヒック……。


—「そうして彼のコピー、神のコピーが生まれたのだ」

—「我らだ」ヒック。

—「驚いたことに、この教団が……ヒック、真実を見つけたのだ……」ヒック。そう、「真実」を。


—「彼の血は、コピーである我らの中に流れている」

—「その血は、我が教団では『エチル』と呼ばれている」ヒック。

—「それこそが、我が教団『エチルの証』の力の源なのだ……」


ヒック。


—「エチルとは、最初の存在、そして生けるもの死せるものすべての創造物に命を吹き込んだ根源的な力だ」ヒック……。

—「それは神の血であり、あらゆるものに降り注ぎ、存在することを可能にするのだ」ヒック。


一人の浮浪者がテーブルから立ち上がり、抗議した。


—「おい、いい加減にしろCHOH!(ちょう) もう黙れ! その話には飽き飽きだ。今夜何をするのか知りたいんだよ!」

私の紹介役だったアドリアンが、ゾンビのように眠りから覚め、精力的に抗議していた。


—「アドリアン、黙れ……神聖な講義を邪魔するな。それに……ヒック。新人であるブライアンや、昨日来た新しい女の子の前で恥をかかせるな……ヒック……名前は何と言ったかな?」

閣下が尋ねた。


「身元を隠すようなボロ布をまとった一人の少女が、テーブルから立ち上がった」


—「フレイアン……閣下……私の名前はフレイアンです」

その声は、混じりけがなく、冷静で正確だった。


—「そうだ! フレイアン、そんな名前だった……危うく忘れるところだったぞ!」


「別のテーブルから、ドアを開けた男が立ち上がった」


—「閣下、私は閣下の物語を尊敬していますし、大好きですよ、ヒック! アドリアンみたいに伝統を軽んじる奴とは違います。あんな奴は良い父親にも、ましてや全能の父の前で良い息子にもなれやしません(神に背く行為です)、ヒック!」

ダビアンが自分の立場を明確にした。


閣下は少しイラついた様子で遮ったが、すぐに落ち着きを取り戻した。


—「もういい!……とにかく……私のインスピレーションが奪われてしまった……ヒック。今日の活動を進めるとしよう……ヒック」

閣下は計画を話し始めた。


—「今日、俺たちは『杖』を盗み出す。もともと俺たちが盗んだのを、あのクソ坊主どもと教会がさらに盗み返しやがったあの杖だ、ヒック!」

—「『神聖なる杖』だ」

彼の顔に喜びが溢れ、その瞳は可能性に満ちた宇宙のように輝いた。


「教団の全員、約20人が歓喜した……フレイアンとアドリアンを除いて」


—「どうやって坊主どもから盗むつもりだ?」

—「ヒック。坊主どもは弱くない。あいつらの魔法は強力だぞ」

アドリアンが疑問を呈し、正そうとする。


—「アドリアン、信仰心はないのか?」

閣下が問い返す。


—「いやいや、滅相もない。ただ合理的に考えてるだけだ……ヒック。前回盗んだ時は、元メンバーで潜入していたジェシアンが手伝ってくれた。あいつなしでは不可能だったはずだ」

アドリアンの理性が勝っていた。


—「神は我らから多くのものを奪ったが、見捨ててはいない。代わりに二つの新しいフレイアンとブライアンを授けてくれた。これは偶然ではない、間違いなく神の御業だ」

閣下は一言一言に信仰を込めて答えた。


「アドリアンは沈黙を守った」

「閣下はその隙を逃さず続けた」


—「さて、邪魔が入らないようなら続けるぞ……ヒック。よし、教会へ行くぞ! フレイアンとブライアン、お前たちが我らの善良な迷える羊となって、神聖なる杖を持ち帰るのだ。俺たちが退路を確保してやる。怖がるな、神が共におられる……」


神が何だって?……考えさせられるな……。杖を取り戻すために、私たちを供え物(生贄)にするつもりか……。薄々気づいてはいたけど……。一体その杖が何をするって言うんだ?……歩行を助けるだけじゃないのか?……情けない話だが、タダで色々もらったしな……。この街ではチャンスも少ない。坊主の一人や二人、問題ないだろう。


たぶん。


いい考えとは思えないけど、選択肢はない。少しアクションがある方が楽しいだろう。


「フレイアンの視線が私に突き刺さった」

『私たちはチームだ』

共有された思考のように、私の頭の中で響いた。


—「早めに出発するぞ、野郎ども」

閣下の嘲笑うような声が廊下に響いた。


「もう一度時計を見た」

午前2時45分……。


「確かに、これなら随分と早い出発だ……」

「早すぎるくらいだ」


「教団の何人かは、奇妙な仕掛けを施したボトルを用意していた。ボトルの口に布を詰め、そこにアルコールを染み込ませている」


フレイアン、何をしてるんだ?


—「見えないの? 魔法の準備よ」


なるほど、あのご立派な「魔法」の準備か。


—「魔法だよ、新人。魔法だ。ヒック」

アドリアンが悦に浸っていた。


勝手にするがいい。自分の分は果たすさ、ヒック。


閣下は歩くために杖が必要なんだろうな。

たぶん相当、年老いている。

坊主から杖を一本盗むだけだ。

そんなに強いはずがない、たぶん。


ヒック。

簡単だろうさ……ヒップ。

再度、更新が遅れてしまったことを深くお詫び申し上げます。

(深く頭を下げる)


そして、ハッピーバレンタイン!皆さんはどうお過ごしでしょうか。


ここ数日、私はこの小説の古いコンセプトを掘り起こす作業をしていました。録音状態は決して良くはありませんが、そこにはキャラクターの根幹となるアイデアや、私が伝えたかった「魔法的」なスタイルの原点が詰まっていました。


実は、この小説の原型が書かれたのは2年以上前のことです。当時、私たちの想像力に命を吹き込んでくれた全てのファイルや資料は、それ以来、PCのフォルダの隅で埃を被り、忘れ去られていました。


ある日、友人に「ここで公開してみたら?」と勧められ、今こうして皆さんに届けることになったのです。


しかし、多くのアイデアが忘れ去られたままでした。そのため、最近はそれら「初期のアイデア」を救出することに注力しています。それこそが最も純粋で、インスピレーションに満ち、キャラクターたちの本来の姿を映し出していると感じるからです。


その中から、2つの特別なコンセプトを見つけました。


一つは、私たちの「真紅の預言者」がどのような声を出すのかを記録した30秒の音声です。この録音や音楽的コンセプトは、これまでのエピソードには一度も登場していません。


もう一つは、主人公クリスタルの戦闘シーンをイメージした24秒の音声です。これもまた、音楽的にもコンセプト的にも、まだどこにも共有していないものです。


他にも録音されたコンセプトは多々ありますが、全体的に品質が低いため、まずはこの2つを高品質な作品として磨き上げ、皆さんにお見せできるよう、私たち一同取り組んでいきたいと考えています。


物語は続きます。また次のお話で。

またね!

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