血塗れの壁
イレーネの温もりと背中のカラナの重みがまだ肋骨に残っているうちに、眠りが消えた。音で目覚めたわけではなかった。沈黙。重すぎる沈黙だった。アルテミシアが私の頭の上で直立し、青い光が警戒のリズムで脈打っていた。何かがおかしい、と言葉のない声が囁く。私は起き上がり、骨が軋んだ。緑の生物発光は…かすんでいた。まるで生命が吸い取られているようだ。次の階段を見つけた。岩肌に刻まれた黒い傷口のような下り段だった。
カラナがその前に立ちふさがった。彼女の槌はなかった——あの金属の巨体は相変わらず私のトレジャード・インベントリーで眠っている。槌も金床もそこにあった——しかし彼女の拳こそが伝説の武器だった。大きな石の棍棒のような拳を、周囲の空気が震えるほどに力強く握りしめている。琥珀色の瞳が下の闇を探る。恐れではなく、獲物の匂いを嗅ぐ捕食者のような鋭い集中力で。
「エステル」彼女が呟いた。声は沈黙を切り裂くには十分な重い唸りだった。「空気が…すっぱくなった。古い鉄と陽に焼けた腐った土の匂いだ。子羊のように下るなよ」彼女は「気をつけろ」とは言わなかった。必要なかった。警告は言葉の刃に、硬直した肩の線に刻まれていた。イレーネはまだ半分眠りながら目をこすり、私の脚にしがみついた。アルテミシアは彼女の肩へ飛び移り、ミニチュアの青い見張り役となった。ハーフ・ムーン・ブレードが私の手に現れた。金属の冷たさは、背筋を走る悪寒にはかすかな防御でしかない。
降りた。さらに降りた。いつも同じ洞窟が、不気味な迷路へと変わる。おなじみのファンガルの「ポトッ!」という音も、スライムの間抜けな「グジュッ!」という音も…消えていた。聞こえるのは泥の中の足音と、遠くで続く水滴の音だけ。呪われた時計が空虚な秒を刻むように。「誰かがモンスターを全部持ってっちゃったのかい?」私はつぶやいた。胃の氷の塊を押し流そうとして。声が反響して、答えは返ってこなかった。カラナは微動だにしなかった。大きな猫のように歩き、一歩一歩を計算し、岩そのものが牙を隠しているかのように、影や裂け穴を瞳で穴が開くほど見つめていた。彼女が感じていた「棘」は今や、確信という氷の槍となって私を貫く。ここで何かが、ひどく間違っていた。
何キロもの空洞のトンネル。そして痕跡が現れた。まずは黒い布の切れ端、分厚い、マントかローブのようなものが、鋭い岩に引っかかって裂けていた。さらに進むと、柔らかい泥に残る足跡。冒険者のブーツでも、モンスターの爪跡でもない。深い轍。重く無力な何かを力任せに引きずった跡だ。そしてその上に重なる、別の足跡。小さく、整然とした、故意に踏みつけたような跡。誰が何を引きずった? 誰が踏みつけた? カラナがしゃがみ込み、荒れた指先で轍の縁を撫でた。「新しい」彼女の囁きは北風よりも冷たかった。「数時間前か、それ以下」彼女の右拳は大理石のように白く握りしめられた。
一つ一つの空の洞窟が神経を叩くハンマーとなった。カラナはもはや歩いていなかった。忍び足だった。梁のように広い肩が緊張し、振り向いて殴る準備ができている。呼吸は鼻から制御された笛のような音だった。私はハーフ・ムーン・ブレードを上げ、刃をそれぞれの新しいトンネルの闇に向けた。握りしめた金属の柄が汗で滑る。トレジャード・インベントリーが私の心臓で脈打つ。イレーネを中に隠したいという馬鹿げた誘惑。でも私抜きではできない。しかしイレーネは、奇妙なことに無関心だった。アルテミシアに囁き、騎士人形を腕の上で「騎乗」させ、フェルトと青い光の世界に没頭している。死が潜む重い沈黙の中で繰り広げられる彼女の遊びの普通さは、恐怖よりもむしろ不安を煽った。
さらに一階層降りた。すると空気が…変わった。湿った土と苔の匂いは、喉を引き裂き上顎に貼りつく甘ったるい金属臭の波に洗い流された。血。途方もない量の血。そして私たちは彼を見た。
湿った壁にもたれかかり、水ではない黒く粘り気のある水溜りの中に、彼はいた。冒険者。若かったかもしれない。泥と乾いた汗と血の層の下では、判断するのが難しかった。血。あまりにも多くの血。彼の革の鎧は外科手術のように正確に引き裂かれていた。獣によるものではなく、清潔で深く、意図的な切り傷によるものだ。肋骨の下の一つは、まだゆっくりと暗赤色の液体を滲ませていた。彼の胸は短く痙攣するように上下した。大きく開いた目は虚ろで、見えていない。ただひび割れた深紅に染まった唇だけが動いていた。
「お、お願いだ…」ささやき声はかろうじて聞こえ、音節ごとに血の泡がはじける。「助けを…求めて…悪党どもが…!」彼は繰り返した。苦しみの壊れた連祷、苦悶のスキップしたレコードだ。「悪党どもが…!」
カラナは石化した。トロルやゴブリンの前での冒険者仲間の死が彼女を凍りつかせたわけではない。彼女が目にしたのは彼の体に刻まれた残酷な証拠。傷は事故ではなかった。拷問。処刑。「武器の傷だ。長く苦しませるためにどこを切るかを知っている手によるものだ」という考えが私の胃を金床のように打ちのめした。吐き気が襲いかかった。酸っぱく、灼熱の。私は唾を飲み込み、顎が痛くなるほど歯を食いしばり、喉を焼く胆汁を吐き出さないように必死だった。考えずに、これ以上の残酷さを見たくなくて、私はトレジャード・インベントリーから分厚い帆布の切れ端を取り出した。震える手で、ほとんど制御できないほどに、彼の体を覆った。布は瞬く間に暗い赤に染まった。哀れな屍衣。無意味な行為。愚かな。しかし私の正気のために必要なことだった。収納。包まれた重みが私のインベントリーのエーテル空間に消えた。新しい重み、冷たくて粘り気があり嫌悪感を催すものが私の魂に宿った。イレーネは澄んだ大きな目でその場面を見つめた。瞬きも震えもなかった。まるで下町の路地で何百もの壊れた体を見てきたかのように、ただ見つめた。アルテミシアは電気的な青い光を放ち、私たちの恐怖の霧の中の灯台となった。
私たちは進んだ。怒りと恐怖と知りたいという強い衝動に駆られて。泥の足跡は増え、混乱し、すべての方向に交差していた。私たちは別の降り段にたどり着いた。本能的に、私は一歩踏み出した。下の影を見つめながら。
「止まれ!」カラナの腕、樫の梁のように硬く、私の胸をブロックした。私を一歩後退させた。彼女は何も言わなかった。ただ汚れ、そしておそらく…あの暗い赤で汚れた人差し指を上げた。階段ではなく、右側の滑らかで一見頑丈な壁を指さした。「あそこだ」彼女の声は抑えた咆哮だった。「足跡…全部だ。そこで止まっている。岩に対してだ。まるで壁が…吸い込んだかのように」偽りを感じる彼女の本能、何千もの金床と欺瞞で鍛えられたものが、間違っていなかった。私たちは幽霊のように慎重に近づいた。岩は本物に見えた。湿って、部分的に苔むしている。私は震える左手を伸ばし…壁を貫いた。物理的な抵抗はなかった。ただ死のような冷気が腕から心臓へと流れ込んだだけだ。幻影だった。強力なヴェール。しかしそれを破ったとき、向こう側の現実が槌のように私を打ちのめした。
臭い。腐った錆びの臭いが、蜜のように濃厚に、焼けた肉と焦げた毛髪の悪臭と混ざり合い、むせ返らせた。それは太陽の下に放置された屠殺場の臭いだった。
見えるもの。破れたヴェールを通して、隠された部屋の床が湿った赤く光っていた。血だけではない。暗く絡まった糸のような髪の毛。剥ぎ取られた青白い皮膚の切れ端が、不気味な紙吹雪のように散らばっていた。そして中央で…
音。蛇のように嘲笑う、残酷な笑い声。その中で、窒息した悲鳴、引き裂かれるような懇願、泡立つ音に変わる泣き声、突然途切れた子供の泣き声。そして重くひび割れた、石が砕けるような声が、血を凍らせる熱狂で詠唱した。「間もなく…我が女君は昇られる。穢れし者の血は階段なり。この世界は栄光なる虚無にて清められん」
恐怖が私を凍りつかせた。冷たい泥に足を釘付けにされた。「アルテミシア!」私は叫んだ。声は恐慌に締め上げられた喉から絞り出される嗄れた金切り声だった。「イレーネを! ここから連れて行――!」
遅すぎた。恐怖の刃そのものが空気を切り裂くような鋭いヒュッという音が、私の警告を断ち切った。破れた幻影の縁に潜む深い影の中から、まるで岩の腸から吐き出される悪魔のように、八つの人影が偽の壁の前に具現化した。彼らは黒ずんだ粗末な布で編まれた、全身を覆い隠す黒いローブをまとっていた。手袋をはめた指先まで隠している。深いフードが顔を隠していたが、胸に刺繍された赤黒い――ほとんど黒に近い――糸の紋様は隠せなかった:歪み、逆さになった五芒星。その中心には裂かれた目が描かれ、そこから凝固した血の涙が太く流れ落ちている。彼らが握る武器は、私の恐怖を刺すような氷に変えた:短いダガー。その金属は金属ではなく、有機的で、歪み、骨のような棘が柄から生え出て、意図的に持ち主の掌に食い込み、周囲から黒ずんだ液体を滲み出させていた。そのうちの一本、より長く不気味なものには、鍔近くに黄色く、赤い血管が走り、不気味なリズムで脈打ち、狂ったように回転して忌々しい知性を持って一人一人を見据える眼球が埋め込まれていた。
そして彼らの間に、唯一の世俗的なもの、唯一の確かなものと思われる木の瘤だらけの杖に寄りかかって立つ、彼がいた。彼のローブは同じだが、より擦り切れ、縁はほつれていた。杖は飾り気のないただの木。しかし、彼のフードが、存在しない風の流れにわずかに揺れた時、苔の放つかすかな緑の光が、顔と思しき部分に降り注いだ。古びた羊皮紙のように裂けた皮膚。癒えたことのない深い傷跡に刻まれ、黒く腫れ上がり、ゆっくりと病んだリズムで脈打つ膿疱。唇のない裂け目、不規則に並んだ黒く鋭い針のような歯、太古の鮫のようだった。そして目……目は、白目も瞳孔もない、絶対的な闇の穴窟。ただ渇いた虚無だった。




