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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとガイコツの森
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ゾンビVS狼


 幸太郎は『鑑定』を発動した。



暗くて何がどれだけいるのか全然わからなかったからだ。





「鑑定! 鑑定! 鑑定! 鑑定! 鑑定!・・・」





とにかくやたらめったら鑑定した結果『グレイウルフ』が6匹と判明した。



野犬じゃないのかと思ったが、まあ、どっちでも



幸太郎が勝てる相手ではない。よわ





「と、とりあえずシェルターの中にいれば安全だな。


問題はどうやって追い払うか・・・」





幸太郎はゾンビを試してみようと思った。





「外に出現場所を指定して・・・『コール・ゾンビ』!」





地面からゾンビがむくむくと湧いてくる。おお! 映画みたい!



幸太郎はゾンビに命じてみた。追い払え、と。



ゾンビは腕を振り回しながら、威嚇して狼を追い払おうとした。



しかし、動きがイマイチ遅いゾンビでは狼に対して、大した効果は無かった。



そこで今度は命令を変えてみた。








『狼を殺せ』と。








これは効果てきめんだった。ゾンビは自分に嚙みついた狼を



つかんで逆に噛みついた。ゾンビはかなり力が強いようだった。



捕まった狼はゾンビを振りほどくことができずに死んだ。



しかも、ゾンビはさらに自分の首に噛みついている狼も捕まえて殺した。





「これは驚いた・・・。狼がゾンビを振りほどくことができずに死ぬとは・・・


そのうえ、2匹目も効率よく殺した・・・。


一匹目は腹を、2匹目は首を・・・」





幸太郎は思い出していた。アステラが言った



『幸太郎由来の賢さを持つ』というセリフを。





「殺せ、と命令しただけで、ここまで自律して行動できるとは・・・


ゴーストとは全く違う操作方法だな。しかも狼を抑え込むとは


相当な腕力を持っているようだ」





ゾンビは3匹目を殺そうとしたところで、ダメージが限界を迎えたようで



倒れると融けるように消えていった。










(C)雨男 2021/11/04 ALL RIGHTS RESERVED






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