神殿へ
「新たなる英雄たける殿、お疲れ様です」
「あ、お疲れ様です」
「私は騎士団長を務めるアタタと申しますウホ。戦い見事でございましたウホ」
「い、いえとんでもございません」
「たける殿には新たなる英雄の証である剣が贈呈されますのでよろしくお願いしますウホ」
「いや、いらないですよマジで」
「いやはやお強い上に謙虚でいらっしゃるウホ。ルルは勘違いしておったのですウホ。良い薬ウホ」
「はぁ…」
「時にたける殿、この国に仕官されるおつもりは?」
「ありません」
「そうですか…ざんねんウホ」
その時扉が開きアヤが「タケル!」と言い飛びついてきたが、その間に「タケルにゃかっこよかったにゃ」ピギュ…間に挟まれ気絶をしていた。
こうして随分と長い振りではあったものの動物たちの間抜けな決闘騒ぎの末一撃で試合を決め、タケルはまた一つ伝説となるのであった。
「さて、ゴタゴタも解決したし行くか!」
「待ってくれ!」また??と扉が開き王様が姿を現した。
「なんですか一体…」
「この度の件、大変申し訳なかった!タケル殿があそこまで強いとは思いなんだ」
「いやなんもしてないですよ」
「ぜひこの国を引き継ぎたい!」
「結構です!」
「そこをなんとか!」
「なんともなりません。無理です」
「ちっ、引き継げば私はあや様とずっと一緒に居られるものを…」
「なんか言いました?」
「いや別に…。それはそうとお二人とも風の魔術は使えるので?」
「ああ、アヤは全属性持ちだし、俺も持ってるな」
「あや様!全属性持ちなのですか??あれだけの手だれでありながら全属性持ちとは…」
「手だれって…で、なんです?」
「ありますぞ、神殿が!風魔術取れますぞ!」
「本当ですか?」
「ただ、ちょいとばっかし強いモンスターが住み着いておりましてな。せっかくなので共に討伐して貰えないかと…」
「なるほど!どれだけ強いのです?」
「検討もつきません。なにしろ戦いの舞を始めたと聞いてそこから連絡がつくものがおりませんので…」
あ、あれ普通の戦いでも毎度やってるの?殺されちゃうよ…マジで…
「そうですか…ま、まぁ取り敢えず見てみるのは見てみようか…」
「そうね。私も世話になったし」
「ああ、あや様麗しや!倒した暁にはこの国を引き継ぎ…」
「さっ、取り敢えず行きましょ!」
「あ、ああ…、最後に!我が国からも勇敢な戦士を用意してるのでお連れいただきたい。場所の案内はそのものよりさせていただきます」ありがとうございますと言い退出し討伐に向かうのだった。
通路を抜け、正面玄関に立つ。
だが手前でタケルが声を張る。
「ほれナナミン行くぞ〜」
「にゃにゃ?!にゃんでわかるにゃ??これからあたしの口上が!」
「いいから行くぞ〜!」
「やだにゃやだにゃ!にゃんて言えば良いかずっと考えてたにゃー!」
「歩きながら聞くわ」
「にゃにおう!」
と2人+1匹の珍道中は幕を開けるのだった。




