プロローグ 全てはここから
みなさん、初めまして蝉上 空と申します。今日から小説を少しずつ投稿したいと思っています。少しでもいいので誰かに見てもらえたらなと思っています。よろしくお願いします。
俺の人生は、一言で言えば「パッとしないもの」だった。
特別な才能があるわけでもなく、人並みの努力ができるわけでもない。
気づけば三十路を過ぎ、定職にも就かず、実家の自室でネットの海を漂う日々。
親の呆れたような視線。
同級生たちの輝かしい結婚報告。
それらすべてから耳を塞ぎ、俺はただ、自分の殻に閉じこもっていた。
「はぁ……。もし人生をやり直せるなら、次はもっと……」
そんなありきたりな後悔を口にした、ある日の夜。
コンビニに向かう途中で、俺の視界は強烈なライトの光に染まった。
鼓膜を突き刺す、激しいブレーキ音。身体に加わる、トラックの凄まじい衝撃。
(あ、これ……死ぬやつだわ……)
冷たいアスファルトの上で、俺の意識は急速に遠のいていく。
最期に思い浮かんだのは、まともに女の子の手すら握ったことがない、
自分の情けない童貞人生への未練だった。
――もっと、女の子と仲良くなりたかったなぁ。
――服の奥にある秘密とか、女の子の可愛い弱点とか、
全部わかっちゃうような……そんな都合のいい能力があったらなぁ。
人生の最後に溢れ出た、あまりにもリアルで、あまりにも醜い人間の煩悩。
だが、真っ暗になった世界の中で、どこか機械的な声が脳内に響き渡った。
『――個体名:――。対象の強い要望を検知しました』
『固有スキル【万能鑑定】を授与します』
『これより、異世界への転生処理を開始します――』
それが、俺の終わりの合図であり、そして、
世界で一番不純で、最強な冒険の始まりだった。
みなさん、ここまで読んでいただきありがとうございました。今後、女の子とムフフな展開を期待しててください!応援よろしくお願いします。




