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エピローグ
「あら?あの、四人で来た方たち、どこ行ったのかしら?」
「あらほんと。こんなところにスリッパ脱ぎ捨てて。」
「やぁねぇ。昔の事を思い出すわ。」
「え?おかみさん、昔の事って?」
「あのねぇ・・・。
昔、ある女の子が泊まりに来たの。
その子は旅館の中でけがをして、片足がなくなってしまったのよ。
それを両親が訴えてきたのだけれど、私たちには責任はないわけだからお断り・・・というか、謝罪したのよ。
だけど、それを許してくれるはずもないわ。
でも、おかしな話よ。
外で遊んでいて車に轢かれたのよ?
まぁ、旅館の敷地内だったけれども、関係はないの。
おかしな話だったわ。
そのまま女の子は旅館内でなくなったの。
片足にスリッパを履いて、廊下で心臓発作でね・・・。」
「そうなんですか・・・。」
「かわいそうですね。」
「あら?こんなところにもう一つスリッパがあるわ。」
「おかしいわねぇ。奇数になるなんて変だわ。」




