アバター制作
カチッ ゴーンゴーーン
【sekaiを起動します】
【読み込み中……】
「おー!!すごい!!」
目の前に広がるアバター制作画面
SFチックな空間に人が浮いている。
何ヶ月か前に発表されたこのゲーム、「ライカオンライン」革新的なリアルで自由度の高いゲームに世間では大いに賑わっていた。
発売時期が夏休み期間と被ることもあいまって職場のクラスでは遊びに行く予定も立てずにゲームの話をする子どもたちが多かった。
【プレイヤー名を入力してください】
名前はいつも食べ物関連を使っているから今回もそうしようかな
「うーん、、今回は、湯呑み…っと」
【湯呑みでよろしいですか?】
「はい」
【アバターの種族を選択してください】
【アバターの種族によりステータスが変動します】
「種族か、、って蜘蛛!?魔物!?人型以外もあるの!?」
一覧には定番の人間、エルフ、獣人、以外にも100を超える種族が表示されていた。
「選ぶ人いるのかな、、?」
私はとりあえず人間を選択してみることにした。
人並みにエルフとかヴァンパイアとかにも憧れはあるけれど、知り合いに見られたらと思うとどうにも選ぶことができなかった。
「見た目は、、せっかくだし普段できない髪色にしてみようかな?」
一通りの調整が終わりアバターが完成した。
少し暗い金色の髪に美人よりの顔立ち、そして誰がどうみても遊びに行く人には見えないスーツ。
どうやら服に効果がついているものもあるようで、効果だけで選んだ結果この服になってしまった。
せっかく仕事を忘れて遊ぶというのにこれでは浮かれきれない……
(できるだけ早く服を変えよう)
アバター確定ボタンを押し、自分の意識が三人称視点から一人称視点に切り替わった。
【メインジョブとサブジョブを選択してください】
大抵のオンラインゲームでは戦闘職と生活職を1つずつ選ぶことができるが、このゲームではメインとサブに別れている。
例えば、メインでタンカーを選びサブで武闘家を選ぶなんてこともできるし、サブで武闘家を選んでいる人よりもメインで武闘家を選んでいる人の方が強くなれる。
私は生産職をメインでやっていきたいし、それに合いそうなサブ職を取ろうかな
一度は憧れる自分で作ったものを自分のお店でってやつ。店舗構えていらっしゃいませってやりたいよね。
「生産職、、錬金術師は競争相手が多そうだし、あまり人と被らないものをやりたいかな?」
相変わらずジョブの量もとても多くて絞り込み機能を使っても全て見るのに骨が折れる。
ファーマーというザックリとした範囲の職業から米農家という限定的な職業まで驚くほど数が多い。
「ん?雑貨屋さん?」
生産職にとって「作る」ことがあってこその「売る」なのに?
「詳細画面オープン」
【雑貨屋】
プレイヤーまたはプレイヤーのテイムモンスター・他プレイヤーが入手したアイテムをプレイヤーに譲渡・販売することによってプレイヤーは雑貨屋を開くことができる
他プレイヤーよりも優先的に店舗の確保が可能
他プレイヤーに売り場を貸し出すこともでき、手数料は自由に設定可能
※このジョブを選択していない場合、販売は基本露店か委託販売のみ可能です
「って注釈!?これ選ばなかったら絶対アウトだったじゃん!?そんなことある!?」
これ選ぶジョブは慎重にならないと知らないうちに地雷踏みそう……
とりあえず1つはこれにするとしてもう1つは何にしよう…?
やっぱり売る場所はあっても売るものがなければ意味ないよね。
しばらく探してみるか、
そこから約1時間、、やっっっっっと3つまで候補が絞れたよ、、
長いよ流石に、、もうゲーム始めてる人いるでしょ
苦労して絞った3つというと
1つ目
【木材加工】
魔力を消費しあらゆる木材を好きなように加工することができるスキル。
高品質なものは付与術師によって魔法効果を付与することが可能。
一度作ったものは複製ができる。
作ったものにはブランドタグが表示される
木材のみを収納できるスキル:アイテムボックス(容量30(最大9999))を習得できる
ステータス:MP+50、器用+10
2つ目
【テイマー】
6体までテイムすることができ、テイムしたモンスターは進化する。
モンスターには好感度や食料ゲージがあり必要条件を満たせていないとテイム前に戻ってしまう。
ステータス:防御力+10
3つ目
【付与術師】
自身で作ったものもしくはNPCや他プレイヤーから購入・譲渡されたアイテムに追加効果を付けることができる
そのアイテムを作った人と同じようにブランドタグがつけられる
食品、生き物には付与することができない。
付与にはアイテム:魔法陣を必要とする。
魔法陣を制作可能
魔法陣のみを収納できるスキル:魔法陣ファイル(容量20(最大9999))を習得できる
ステータス:MP+100、知力+1
自分で作るという面では1つ目がベストで、よりいろいろな種類を販売するという面では2、3つ目がいいかな?
この中だったら……
「よし、付与術師をやってみよう」
【メインジョブ:付与術師 サブジョブ:雑貨屋 でよろしいですか?】
「はい」
【忠告:決定いたしますと変更ができません。本当によろしいですか?】
そう言われると怖くなるんだけど……
いや、もう答えは決まっている……
「はい」
あれから色々と決めて行き調整が終わった。
【最終ステータスを表示します】
プレイヤー名:湯呑み
lv1 種族:人間
HP500 MP350
メインジョブ:付与術師 サブジョブ:雑貨屋
物理攻撃:10
魔法攻撃:10
物理防御力:10
魔法防御力:10
知力:20
器用:20
素早さ:10
運:10+10(スーツの効果)
「よしっ、決まったことだしいきますか。」
【sekaiからライカオンラインに転送中……】




