決闘
「う〜ん……」
話が終わった所でブルーが首を傾げながら唸り声を上げ始めた。
それを聞いて2人はブルーへ視線を動かした。
「どうした?」
「なんか変な所あった?」
ブルーはそれに首を傾げたまま反応する。
「いや、その……どっちも悪いからもう、お互いに謝ったら?って思って。」
2人はそれを聞いて固まった。
「だってスーグ先輩も言い方が悪すぎるからスカーレットちゃんが怒るのも無理は無いですし。」
「そうでしょ?」
「まぁ……そうだな……」
「でも、スカーレットちゃんがその一言だけで爆発したのが流石に短気すぎないかなぁとも思うし。」
「うっ……」
「まさかあそこであのレベルの爆発をされるとは思わなかったのは確かだ。」
「だから謝ったら?二人とも。」
その言葉に2人は一度遠くを見たあと相手を見る。
そうすると罵詈雑言をぶつけ合った記憶が蘇ってきて相手に憎まれ口を叩きたくなってくる。
「……センパイが先に謝ってくれたら私も謝りますよ。」
「……なんでそんな上から目線なんだよ。」
「だってセンパイの態度が問題なんですから先に謝るのはそちらでは?」
「ふっ、先に暴言をぶつけてきたのはそちらじゃないか?なら先に謝るのはそっちな気もするが?」
お互いにかつての罵詈雑言が口から放たれそうになった瞬間、ブルーが割り込んだ。
「ストーップ!!!」
その大声に二人は耳がゲームの中なのにキーンとなった。
「二人とも謝るんじゃないの!?」
「うっ……」
「それはだな……」
「はぁ〜〜〜」
ブルーはほっとくと永遠にこのままになりそうな2人にため息を付く。
そしてふと思い付きそれをスーグに聞いてみる。
「あっ、そうだ先輩。」
「ん?なんだ。」
「このゲームって決闘というかデュエル機能ってありますか?」
「ああ、最近実装されたな。体力が半分になるまでやる半減ルールとどっちかの体力が無くなるまでやる全損ルールの2つがある。」
「ならそれで決着付けましょう!」
「え、どういうこと?」
「そのモードで2人で戦って負けた方が先に謝まろう!」
「ええ!?」
「ほう?」
「二人ともさっき言ってたじゃん殴り合いに発展しなかったって多分それで気持ちがぐちゃぐちゃしてるんだよ!だから殴り合ったら気分がスッキリすると思うよ!」
二人は何か言おうと思ったが納得出来る部分もありそれを飲むことにした。
「センパイ、やりましょうか。」
「俺に勝てると思ってるのか?」
「確かにレベルはセンパイの方が高いと思いますが、レベルだけでは勝てないってのを教えたのもセンパイですよ?」
「ふっ……いいだろうお前の努力を見てやろうじゃないか。」
3人は少し開けて人のいない場所へ移動した。
そして決闘を起動すると2人で向き合う。
スーグはその大剣を、スカーレットは腰から抜き放った二本の短剣を構える。
「行くぞ。」
「いつでもどうぞ?」
お互いの視界にカウントダウンが映る。
数字が減る事に
そして0と共に決闘が始まるのだった。




