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幼馴染の番外編 これは恋じゃない

ぼく、おおきくなったらるーちゃんとけっこんするんだー。

わーい、じゃあわたしはむーくんとけっこんする。

ぼくがるーちゃんとけっこんするんだよ。

わたしがむーくんとけっこんするんだよ。

ふふっ。二人とも、どっちも同じことなのよ。

そうなの?

そうなの?

えぇ、そうよ。



そこで目が覚める。

いつかの、懐かしい昔の記憶。

少し、恥ずかしい思い出。

「いつの夢見てんだろ、私」

たしか、テストに向けて勉強してたはずだ。

いつに間にか眠ってしまったらしい。

肩には毛布がかけられていた。

部屋の真ん中に置かれた小さなテーブルの反対側には、慣れ親しんだ幼馴染の寝顔が。

「自分から、勉強見てやる(サボらないか監視してやるの意)って言ったくせに」

ぐっすり寝ちゃってー、と自分のことは棚に上げて、ほっぺたを指でつつく。

普段はしっかりしてるくせに、ほっぺたはいつもぷにぷにしているのだ。

こうしてつついても少し眉をひそめるだけで、起きないことは知っている。

「本当にぐっすり寝てる」

その寝顔は幼い子供のようで、微笑ましくなる。

とても愛おしいこの時間、空間。

いつまで続くか……なんてことは分からない。

「さて、勉強頑張りますか」

自分にかけられていた毛布を目の前の幼馴染にかけて、少しだけ頭を撫でる。

きっと、これは恋なんてものじゃない。

私たちは幼馴染で、昔からずっと一緒にいた。

少し照れくさいけど……親愛、……愛と言った方が正しいかも。

わー、恥ずかしい。

むぅにはもう少し寝ててもらおう。

誤魔化すように顔を下に向けて、ペンを持ってノートに向き直る。




むーくんは、るーと、えいえんのあいをちかいますか?るーは、ちかいます。

ちかいます!

では、ちかいのきすを。

ちかいのきす?

ちゅーのことだよ?

そっかー。



でも、ファーストキスの責任くらい取って欲しいかも。


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