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異世界最強の暗殺者  作者: 明けの明星
第一章・暗殺者
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魔力・気の操作

「………出たわ」

「ん、わかった」


窓際で星を眺めていると声をかけられた。例のお嬢様だ。ここは男子寮なのに女子という大きすぎる問題を持ってきてくれた。

服と体を拭く布をクローゼットから出し風呂に向かう。着替えは籠があるのでそこへ置き、ついでに脱いだ服も入れる。後で回収されるらしいのだが大丈夫か?と疑ってしまう。まあ、問題は無いだろう。いざとなったら知らなかった、秘書がやったんだで…じゃない、とぼければ良いだけだ。


「ほんと、ファンタジーな世界だよなぁ…」


スイッチを押すだけで水が出てくるのでそれを周りの空気を圧縮させ温度を高める。本当は火魔法を使って温めるのだが前世の記憶があるため難なくできた。水の周りが手の中にあると思い、それを力を込めて握ると空気の圧縮ができる。ちなみにここで制御をミスって一気に解放させると大爆発を起こし、悲惨なことになるので空気は少しずつ抜いた。お湯の温度は問題なかったので体を洗い、お湯に浸かる。


「〜〜〜っ!疲れた〜……」


転生してこの世界に慣れるまで色々と努力した。未だに記憶が混同する事はあるが最近は纏まってきた。そういや俺って何歳なんだ?


「えーと、後で同年代の人に誕生日とともに聞き出すとか、かな」


そうして過ごしていると少し頭がクラクラしてきたので風呂を出る。それでもクラクラするので湯に浸かりすぎたな、と感じた。

体を拭き、寝巻きに着替えた後、魔力操作の練習を行っていた。これが早いと魔力を魔法に変換する時のタイムロスと変換効率が違うらしい。

暗殺の時に無手でターゲットを殺害する事もあったので気功術的なのも習っていた。それと同じ様なものだろうかと思っていたのだが、大同小異だった。

体を覆う膜みたいなものが魔力、体の内にあるのが気、動かし方は意識すれば動くので問題なかった。しかし、気と魔力を別々に動かそうとすると右と左で別々の事をしなければならない事と同じであるため動かすのは難しかった。


「あ…無理だ、止めよ」


この日はこれで練習は終わった。

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