カリスマは貴方の傍にいる
「はぁ……どうしましょう……」
家の中で悩む1人の女性。どうやら今日の夕ご飯をどのようにすれば良いか悩んでいるようです。
会社でたっぷり働いた旦那さんや、元気に遊び勉強もしっかりこなしたお子様のため、美味しいご飯を作ろうと考えたものの、何を作ろうか悩みに悩んで、こんな時間になってしまいました。
と、その時。彼女は後ろを振り向き、『私』がずっと佇んでいる事に気づきました。
「そうよ、なんで気づかなかったのかしら!」
私は料理のカリスマ。どんな料理でもすぐにそのレシピを教えることが出来るのです。
私が教えた今日の献立の内容に、女性も一安心。どうやら今日の夕ご飯は、いつも以上に豪華なものになりそうです。
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「うーん、参った……」
図書館の近くのベンチで悩む1人の男性。どうやら何かの資料を探しにこの図書館にやってきたようです。しかし探しても探しても狙いの本が見つからず、このままでは町から遥かに離れた書店に行くという面倒な事態になってしまっているようです。
こんな時こそ、『私』の出番。ベンチの横に佇む私の事に気づいた彼は、あっという間に笑顔になりました。
「そうだよな、これを使えば……!」
私は情報のカリスマ。どんなに難しい情報でも、私の手にかかれば一瞬で調べ上げ、報告することが出来るのです。
どうやら私が伝えた情報は、彼にとって大いに役立つ事柄だったようです。誰かが喜ぶ顔を見れば、私もカリスマである事への嬉しさが沸き立ちます。
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「暇だなー……」
ベッドの上で体を横にしながらうんざりした表情をしているのは、また別の1人の男性。今日は大学が休み、友達とも遊びに行く予定もなく、家でのんびり過ごすことに決めたようですが、予想以上に家での時間は退屈で、昼寝をしても時間は一向に過ぎず、非常に退屈な思いをしているようです。
これこそ、『私』の力が大いに役立つ時。ベッドの上で寝返りを打った彼は、傍に私がいる事に気づきました。
「あー、そうか……そういやあ最近調べてなかったな……」
私は遊びのカリスマ。その方に会った遊びを、存分に提供することが出来るのです。
早速私が集めた新しい遊びの情報を得た彼は、早速それに従って暇をつぶすことにしたようです。これなら、今日一日有意義に過ごすことが出来るでしょう。
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私やその仲間は、皆様の傍にも必ずいるはずです。
もしも困ったり、暇をつぶしたくなったり、何かを調べたい時には、後ろを振り返ってみてください。
そこにはきっと、画面を暗くしながら出番を待つ私――スマートフォン――がいることでしょう……。
お題:振り向けばそこにカリスマ




