い、いや縄解いて運んでぇ!
アリスは縛られたまま、マーガレットの浮遊魔術を使いマイクの家へ超特急で目指している。
やはり天井を突き破ったのはマーガレットの仕業だったのかとアリスは確信する。
彼女は時々自分への忠誠より彼女の好奇心が勝る為たまにこう言う事が起こる。アリスは心の中でため息をつた。やっぱり行きたくない。なぜなら彼女はここ30年、村の住民か今日あったマイク以外喋った事がないからである。
マーガレットは精霊なのでカウントしない。アリスは酔ってしまい吐き気がしてきた。
「では、これから私の」
アリスが遮る。そしてアリスが続きを話す。
「私の家に行き、学園の制服を私の妻に採寸してもらう。で合ってますか?」
「なんでわかったんですか。」
「いやいやいやいや、三時間も行動を一緒にしていて、逆に分からない方が不思議です。」
「そうですか。」
マイクは驚愕していた。彼女が言った言葉は彼が喋るはずだったものだ。彼の口調も一寸の狂いも無く言い当てたのだ。本当に彼女の恐ろしい所は魔術ではなくその頭脳なのかもしてない、とマイクは思った。
そして彼の家に着く。その頃にはアリスは完全にのびていた。
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アリスは目を覚ました。マイクの話を言い当ててからの記憶がまるでない。どうやら気絶していたのかもしてない。マーガレットが私の紅茶を渡す。それをアリスが一口飲んだら一人の女性が話しかけてきた。
「初めまして、アリスちゃん。私はマイクの妻の、ローランよ。よろしくね。」
「よ、よろしくお願いします。」
アリスは外の世界にもいい人がいるんだと思った。
「わかったらマイクに近寄るんじゃねえよブス。」
彼女は優しい口調で言う。
「え、」
彼女は聞き違いなんじゃないかと自分の耳を疑う。
「まじで勘違いしてんじゃねえぞ。まじでマイクはお前に対してなんも思ってないからな。」
「え、え、え、」
聞き間違いではなかった。アリスはプルプルと震える。
「はぁ、やめて下さいローラン。」
マイクが話を遮る。
「あら、世界で私の事が一番大切なマイクさん。お帰りなさい。」
「どんな挨拶ですか。あまり彼女を困らせないでください。」
「ごめんね〜アリスちゃん、悪気はないの。」
「い、いや全然いいですよ。私年齢は一応千歳超えているので今はもう恋愛感情とかないですよ。」
アリスは心の中で『今は』を強調する。ローランが驚く。
「え!その見た目で。子供にしか見えないわ、あ、ごめんなさい。」
「い、いいですよ」
「ではローラン。制服の採寸をお願いできるかい?」
マイクが微笑みながら言う。
「わかったわ。アリスちゃん、こっちの部屋に来て。」
そしてリビングにはマイクとマーガレットはが取り残された。マーガレットが懐からトランプを取り出す。
「ポーカーをしませんか?コインもあります。」
「いいですよ。やりましょう。言っと来ますが私は強いですよ。」
そしてポーカーが始まった。
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「う、なぜですか。昨日ポーカーをポーカーをどれだけ、どれだけ、、、」
「マーガレット殿、世界は広いんですよ。・・・ふ、圧倒的勝利は虚しいものです。」
マイクは悲しい笑顔で言う。そしてアリスが戻ってきた。
「うう、そんなに幼児体型ななんて言わなくても、、、」
アリスは半べそで戻ってきた。
そしてローランが心配そうに「アリスちゃん、貴方、栄養ちゃんと摂ったほうがいいわよ、そんなに痩せ細っちゃって。アリスちゃん学園に行くまでの一週間はここに泊まってもいいわよ。」
「え、で、でも迷惑かけちゃうかもしれませんし、」
「いいわよ、私もアリスちゃんに失礼なこと言っちゃったし。」
「あ、ありがとうございます。」
そしてアリスは隣で痩せ細っている、マーガレットを見て驚き話しかける。
「マ、マーガレット、どうしたの。」
そしたらマーガレットが姿勢を正し、元の表情に戻り、話す。
「いえ、大丈夫です。ただ自分の財産を失っただけです。」
「た、例えば?」
「火焔龍の爪とかです。」
「あ、それくらいなら大丈夫。家に沢山あるから。」
マイクが話に割り込む。
「え、火焔龍の爪はとても貴重な物なんですが、、、」
アリスが驚く。
「え、、、そうなんですか!?」
「まさか、今の相場も知らないんですか」
「え、は、はい。」
「どうやって生活してたんですか?」
マイクが問う。アリスの替わりにマーガレットが答える。
「アリス様は私に買い出しなどをお願いされていたため、お金の相場や、今の国の事情など、外の情報は何も知りません。」
「そうですか、、、」
マイクが少し呆れたようにいう。アリスが自分の言い分を言う。
「い、いや私も数百年前ぐらいは街に出てましたよ。」
マイクがため息を吐く。
「はぁ、わかりました。」
「では来週ぐらいから、あなたには学園に通ってもらいます。」
「で、でも、私の偽の身分はどうするんですか?」
「よく思いつきましたね。そうです、違う身分が必要です。その前に貴方が敵対する相手を教えます。まずは単純に国内からの刺客です。彼らの生まれに嫌悪感を持つ貴族は沢山いますからね。」
「な、なるほど。しかし可哀想ですね。」
アリスは顔を下げる。
「そうですね。それと、王子ということで魔国の刺客、魔物などを送って殺そうとしてくるでしょうね。」
そしてマイクが胸ポケットから何かを取り出す。それは仮面だった。
「この悲しい表情の狐面は三賢者の内の永久の魔女であるという事を証明できる仮面です。緊急事態の時はこの仮面で正体を隠しながら護衛してください。」
しかし、アリスは引っかかる事があった。
「け。賢者の内の一人が護衛していることがバレてもいいんですか?」
「それは構いません。逆にそのことを知ったほうが、多分刺客の数も減ると思いますし。」
アリスは納得する。
「わ、わかりました。」
「じゃあ制服の採寸の続きしますよ」
ローランが背後から話しかけてきた。アリルは嫌そうな顔をして逃げようとするが強制的に送還された。




