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第1話

 「・・・ここ、どこ?」


目を開いた瞬間、そうつぶやいく。


まるで、よくある転生物の話みたい?

・・・はい、その通りです。

私、転生しました。


寝起きでぼんやりとした目を瞬かせながら身体を起こし、周囲を見回す。

お高そうで、煌びやかな家具の数々。

部屋は全体的に淡い水色と白でまとめられていて、上品な雰囲気。


ちなみに、よくある「頭痛いー」とかはなくていたって健康な体だった。


私はもう一度ベッドに横になり、今の状況を整理する。


どうやら、私の中には2人の記憶があるようだ。

1人は前世の白石美月。

10代の平凡な高校生だった。


そして、もう1人はこの体の持ち主。

セレナ・アルヴェイン。

アルヴェイン侯爵家の長女で、今は5歳。

妹がいる、らしい。

と言っても、妹ちゃんの体が弱くて、あんまり会えてないみたい。

妹ちゃんのことは、よく覚えていなかった。


コンコンコンとノックする音が部屋に響く。


「おはようございます、セレナお嬢様。」


扉から顔をのぞかせたのはこの身体の持ち主――めんどくさいから『私』の専属侍女のエマ。

ダークブラウンの髪にヘーゼルの瞳で、とても愛嬌のある顔をしている。


「もうすぐ朝食の時間なので、お手伝いに参りました。」


「よろしくね。」


セレナの記憶をたどり、同じように、にっこりと微笑みかける。


「はい!」


そうして、とてつもなく忙しい朝の準備が始まったのだった。





 「おはようございます。おとーさま。」


朝の準備を終え、ダイニングルーム――食事をする部屋には、すでにお父様が座っていた。

銀髪の髪をオールバックにしていて、青い目が涼しげなイケメンなのだ!


「ああ。おはよう、セレナ。」


お父様に駆け寄ると、頭をなでられる。

にこりと笑いかけると、お父様は目を細めた。


「座りなさい。今日は久しぶりにエリナに会う日だろう。」


「はーい。」


私はエマに椅子を引いてもらい、その上によじ登った。


ふぅ・・・この小さい身体じゃ、椅子に座るのも大変だぁ。

今日って、妹ちゃんに会える日なんだ!

楽しみ!


落ち着いて席に着くと同時に食事が始まるのだった。





♢♢♢





 食事を終え、私とお父様は、妹ちゃんの部屋の前に立っていた。

お父様が扉をノックする。


『はーい。』


扉を挟んだ向こう側から聞こえてきたのは、お母様の声、みたい。

お父様がドアノブを回し、扉をゆっくり通していく。


「おねーちゃま!」


扉が完全に開ききる前に部屋から何かが飛び出す。


「わぁ!」


私はその赤い()()に抱き着かれ、しりもちをついた。


この世に「おねーちゃま」と私のことを呼ぶのは、ただ1人。

・・・私(?)の妹ちゃんである!


「こらこら、エリナちゃん。お姉様が怪我しちゃったらどうするの?」


苦笑しながら部屋から出てきたのは、私のお母様、ミレイユ・アルヴェイン。

燃えるような赤髪にエメラルドグリーンの瞳という、どこの悪役令嬢だよ!って感じの美人である。

でも、実際はすっごく優しいみたい。


「そうだぞ、エリナ。」


そう言いながら、お父様が私の胸にほおずりしていたエリナを抱き上げた。


抱き着かれてて、あまり見えなかった妹の姿がようやく見える。

感想は・・・天使!

お母様譲りの赤髪に、きらきらと輝く金色の瞳。

もう、天使以外の言葉が出ないね!


「まだ病み上がりなんだから、ベッドでお話ししましょうね。」


いつの間にか、お父様の腕の中からお母様のほうに移っていたエリナは、そのまま部屋の中に運ばれていく。

私と、うなだれたままのお父様はその後をついて行った。


お父様、エリナをお母様にとられたのかな・・・。

とられちゃったー。


3話に分けてるのに深い意味はなしです!

正確に言うと面倒くさかった・・・。

3話まででプロローグ的な感じです。

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