17話 ネットいじめ
「いえーいwww」
「オフ会楽しー!!」
「「「「「乾杯ー!!」」」」」
総勢15人が隣の席で飲食を始めた。
その隣で妾とセージがイチャイチャする。
「ゆう様♡ あーん♡」
「あーん♡ うーん、やきとり、美味しいのじゃぁ♡」
「「「「「・・・・」」」」」
15人の男たちがどちらかと言えば困惑のまなざしを向けてくる。
今日のセージは、白を基調としたおしゃれコーデじゃ。誰から見ても美人モデルじゃ。それが妾のような不細工でよくわからんしゃべり方の男と戯れておる。まあ、当惑もするじゃろ。
ヒソヒソと、男連中が話し合い始めた。
「ねえねえ、お姉さん、そんな不細工より俺たちと遊ばね?」
「ギャハハハ!! 不細工とか直球すぎだろ!!」
「そんな不細工で頭のおかしいやつ、お姉さんには不釣り合いだって」
おお、狙い通り嚙みついてきおった。・・・・・・こいつら、自分の眼鏡をかけたタラコ唇顔を認識しておらんのかのう...?さらに他人の女に手を出すとか、自分の性格が終わってると思わんのか?
「あの...やめてほしいのじゃ...」
「ギャハハハ!!!」
「変なしゃべり方マジでキモイ!!」
「絶対障害あるだろこいつ!!!」
あ、セージがガチギレしておる。セージってキレた時ほど笑顔になるんじゃよな。口角の上り度=怒り度なんで、大体9くらいじゃな。ガチギレ手前じゃ。
『せ、セージ、我慢じゃ。』
『...このままだとこいつら全員殺してしまいそうです...』
「か、帰ろうかの」
「はい」
「あーw 待ってよーw」
「俺たち、ゲームの有名人でさw 配信で結構稼いでるんだよねw」
「NYAOって言うんだw 検索してみてw」
「へーそうなんですね、あとで気が向いたら」
「今検索してよぉw」
「あ、行こうかのぉ、うん」
「おい、待てよ」
「いいの?俺たち有名クランだからさw 影響力あるんだよw」
「ほら、今カメラ回してんだよねw」
「あの、やめてほしいのじゃ...」
「うるせえ、お前に用はねえよ」
「でも面白いじゃん、こいつのしゃべり方w もっとしゃべってみろよw」
「ええと...あぁ~...」
いかん、セージの白い肌に青筋立っておる。
『すていくーる!!すていくーるじゃあああああ!!!セーーージーーーー!!!』
『あ、はい...』
「す、すまないのぉ、彼女の気分がすぐれないようなのじゃ...」
「ごめんなさいね、帰らせてください」
「ちぇ、ツレねえの」
「まあいいや、この録画、後で回すわw」
「おおwそりゃいいやwあとでたくさん笑ってやろうぜw」
妾たちは急いで店を出た。
それから数日...
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―おい、俺らの間で回してた録画、捨て垢で公開されてんだけど!?
―おいおい、誰だよ!?
―やばくね?
【炎上】有名ゲームグループがナンパ行為!? ― 滝山ガソレ
【不謹慎】隣の席のカップルに障碍者発言!許してはいけない! ― ゆくひろ
トップクランが影響力をチラつかせる屑どもの集まりでしたw ― おくーちゃん
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さて、肝心の計画じゃが相手はイキってるやつらの集まりじゃ、妾たちのイチャイチャをみせれば勝手に声をかけてくるだろうと踏んだのじゃ。いや~引っかかったのぉ~。一応、こちらは裏で魔法でカメラを回しておったのじゃが...その必要がないとは...いや~アホどもじゃ。
ネットいじめをしていたグループは、SNSで拡散されたビデオによって大炎上したのじゃ。
もちろんそのビデオは、妾とセージで魔法によって情報を抜き取って拡散したのじゃ。
それによって、広告収入は外され、スポンサーからも撤退の措置を受けた。
また、クランメンバーの中で内乱が起き、散り散りになったらしい。
彼らの未来がどうなったかはわからんが...まあ、知ったこっちゃない。
あちらがこちらをいじめた後、どうなったか知ったこっちゃないように...じゃな...
「なあ、セージ、もしも妾の静止がなかったらどう殺していたんじゃ?」
「一人ずつ、順番にギロチンでした」
「...止めて正解じゃったな...」




