13話 学校側で・・・・・・
「えー生徒のみなさん、非常に恐ろしいことが起きたこと、そして皆さんが大変深い傷を負ったことは承知しています。...しかし、原因を調べなければなりません...先生がどこに行ったかご存じありませんか...?」
警察が女教師の体育館で事情聴取をする、後ろには保護者を交えて...が、一向に手は上がらない。
「ええと...この後、一人ずつ別教室で親御さんとお話しましょうね...何かあればすぐに言ってください...皆さんは決して怒られませんから、知ってることは何でも...」
クラスの生徒たちは皆が皆、悲しんでいるというわけではなかった。警察官が別室に移ったところである...
ひそひそ... ざわざわ...
「先生どこ行ったんだろう」
「私、あの先生本当に苦手だった」
「俺も...怖かったよね...」
「忘れ物も許されないし...ちょっとでも失敗したらすぐに怒ってきて...」
「これで次の先生はいい人だといいね.........」
――――――――
拘置所で同僚が事情聴取されている。
「どうしてこのような殺人を...?」
「...ほとんど何も覚えていません...」
「...我も忘れるほどだったのですか?」
「いえ...本当に何も...何もわからないんです...」
「では、もう一人の先生の殺人は...」
「それは覚えています...急に縄跳びで首を絞めたところを見たのを...なぜか覚えています...」
「・・・・・・そう・・・ですか・・・」
――――――――
別の拘置所で管理職の教師が事情聴取されている。
「一二三先生が...いきなり...現れて...」
「その先生はもうすでにやめていると情報が入っていますが...」
「現場に、現場に一二三先生の指紋などは...」
「現場には、その場にいた人間以外の指紋は検出されていません...」
「・・・・・・・私は、殺していません...本当なんです...」
「......」
人を殺した人には思えない...そう...警察は手記に残した。
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学校は現在臨時休校である。
世間は、この学校のことを取り上げるニュースであふれている。
―あの学校、やばすぎるだろ
―教員の失踪に、生徒殺害が同時発生って闇が深すぎる
―現場にそれらしい証拠がないとか、どんなミステリーの話だよ
【陰謀!?】〇〇学校での事件がヤバすぎる!? ― 考察系ジラフチャンネル
〇〇学校での事件についてのんびり解説 ー ダークのんびりチャンネル
事件は、どんどんと拡散されていったのだった。




