シュレーゲルアオガエル 2002年6月
保護区はいつも現在進行 すずがも通信134号 2002年6月
シュレーゲルアオガエル
4月28日、町田安男・節子ご夫妻が、とうとうあこがれのシュレーゲルアオガエルの卵塊をなんと10個も持ってきてくださいました。どれも水苔に包まれた7~8㎝ほどの白い泡の塊で、1つなどは泡の中でもうオタマジャクシになっていて、うねうねしているではありませんか。「ぽとんと落ちると水の中、っていうところにあるのよ。場所や見分けのコツがわかったから、次々に見つかったの」
『月夜の田んぼでコロロ、コロロと鳴く』蛙くん、定着してくれるといいなあ。
いよいよ草刈りシーズン到来。週3日勤務の「草刈大魔王2世」こと野長瀬兄いは、来るたびにひたすら草刈る日々。例年ゴールデンウィークのころと言えば、観察路草刈第1ラウンドに決まっているのに、今年はもう2ラウンド目がだいたい終わっています。場所によっては、遠からず第3ラウンド突入というところまで。長かった昨年度の作業報告・調査報告作成がようやく終わり、「草刈大魔王1世」の川上さんが、週1日は作業に入れるようになりました。パパとジュニアの大魔王コンビ、さすがに進行が早い!
春のシギを誘致するために水位を下げている竹内が原―上池で、けっこうタシギが見られて気をよくしています。まもなく繁殖に備えて水位を上げる時期。水位調整はどうにかなるものの、耕運機がはまるほどの底泥の状態で、植生コントロールのほうは思うに任せません。
5月25日には、昨年と同じく岩槻のさきたま古墳群資料館の前館長さんである小川さんのところから古代米の苗をいただくことになっています。田んぼの準備もいいペースで進んでいます。
前号に書いた砂搬入の話は、いったん立ち消えかと思いましたが、思ったよりも健全な線で再燃してきました。繁殖時期が終わったころ、4トンダンプによる砂搬入がはじまるかもしれません。
報告書作成・提出の長いトンネルを抜けてから、実際はまだ5日しかたっていないけれど、もうはるかに昔のことだったような気がします。そんなにあわただしい日常を過ごしているわけでもないのに。
現在進行形の中で、ふっとまわりを見るひと時。花のかおり、鳥の歌、トビハゼのダンス。やっぱりぜいたくな暮らし。




