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現在進行 鳥の国 2  作者: 蓮尾純子
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ケージ内のおつきあい   2002年6月

鳥の国から   すずがも通信134号  2002年6月

   ケージ内のおつきあい


ホッ ヒッ ホイッ

 このごろ、傷病鳥舎の世話をする時に口笛を吹くくせがつきました。「ホイッ」を思いきり尻上がりに吹くと、すぐに中部屋から「ホッ ヒッ ホイッ」と返事が戻ってきます。コリンウズラ(ボブホワイト)くんがライバルはどこかときょろきょろしながら、むきになって鳴いてくれるのです。私の口笛はとても下手なのですが、音質かなにかが近いらしく、他の人より私の真似によく反応するような気がします。

 コリン君が夢中になって鳴いていると、ついでにずっと小柄なヒメウズラまでレーッ、レーッと鳴きはじめます。もともと私のことが好きらしいジュズカケバトの「白」ちゃん(一度踏みつけてしまったのに、今でも慕い寄ってくれるかわいいやつ)も近くに来て鳴くし、なかなかいい気分。

 それにひきかえ、大部屋にいるコブハクチョウのかわいくないこと。3週間ほど前に水路の若い方の「青」がなんとなく薄汚れてしょぼくれているな、と思っていたら、なぜかやぶこぎをして堤防のすぐ下まで来ていました。雨でびしょびしょになっているので、しばらく静養させようということで、捕まえて大部屋に収容。ところがまあ、人を見ると羽を逆立ててフーッと怒るし、近づくと餌入れやまわりの鳥をけちらしてだだだっと逃げ回るし、場所ふさぎもいいところだし、早く出したいと相談していました。そうしたら、なんともう1羽、印西町から若いコブハクチョウが入院してきたではありませんか。何日か治療室の一隅にかこいを作って入れておきましたが、これも怒るし、いばるし。これといった外傷は見当たらず、餌がとれずに弱ったものと思われましたが、いつも人がいる治療室ではおちつかないのか、ろくに餌を食べないので、思い切って「青」を水路に戻し、新入りくんを大部屋に出しました。これも「青」とそっくりに人を見るとブーッとうなって威嚇します。千葉県経由で入所したもので、回復のみぎりには手賀沼あたりに持っていっていただくことになっています。早く出してしまいたい!


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