中国行きの準備 2001年12月
鳥の国から すずがも通信131号 2001年12月
中国行きの準備
しとしとと冷たい雨が降っています。日を追って、桜や榎の紅葉・黄葉がきれいになってきました。トキワサンザシは赤い実をびっしりつけています。中には早めに完熟したのか、もう鳥に食べつくされてしまった樹もあります。いつの間にか、アシ原もベージュ色に変わってきました。おだやかな晩秋の眺めです。
10月30日から11月3日まで、中国の杭州市で開かれた「中国西湖フィールドミュージアム計画国際検討会」に行ってきました。トヨタ財団・日本アメニティ協会・東京農工大学・共立理化学研究所・浙江大学・杭州市環境保護局・教育委員会等が中心となったここ3か年ほどのプロジェクトのしめくくりとしてのシンポジウムで、行徳での試みを報告させていただいたわけです。
なんと私は「招聘」されて事例発表をする身。旅費いっさいを主催者がもってくださるわけ。その分を足せば、一緒に行く人も何分の1かは旅費が楽になる!この際だから行こうよ、と誘って、観察舎スタッフ5名と、すずがも通信編集担当の村上さん、計6名が行徳グループとして参加することになりました。
6名も行くのだから、何か芸がなくっちゃ、というわけで、まず「明日があるさ」の替え歌で、「行徳野鳥観察舎仕事人の歌」というのを作りました。これを、もと観察舎のバイト人、現・鹿児島県庁のお役人の中沢真琴さんの妹さん(中国語学科卒)のお友達の中国の方が、ふりがなと発音記号つきで翻訳してくださいました。さらに、大黒柱1号さんのお母様の石川幸子さんが、歌う時にはどこをのばす、どこで区切る、という指導、そのお友達の李玉慧さんが細かい修正をして下さいました。仕上がった「行徳野鳥観察舎工作人的歌」はメロディーにぴったり合ったすばらしいできばえで、少なくとも私は中国語版の方が歌いやすくて、日本語版をところどころ忘れました。
一方、ポスターセッションに出しなさいと言われて、大黒柱2号さんが写真中心の「野鳥観察舎はこんなところ」を仕上げ、3号の川上さんが絵中心の「観察舎ではこんなことをやっています」の原画を描いてくれました。とても楽しい原画なので、いずれ模造紙大に大きくのばして色を塗ろう、と相談しています。
した。ビデオの説明だけでなく、ポスターにもこれを使わせていただきました。