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プロローグ
二つの大地を大洋が取り巻くこの世界。
東の大陸、オルトリア。西の大陸、クネファリア。
天に座す神が大地を分かちたもうたその日から、両大陸では数多の国々が生まれては争い、争っては消えていった。
しかし、今。
東方大陸には支配者が生まれた。アルシア帝国。その気勢はすでに擬神の覇業、東西統一へ向かっている。
対する西方の諸国とて無策ではない。耳聡い者たちは大戦の気配を感じ取っていた。
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ところかわって、ラトス島。二大陸を隔てる「中の海」に浮かぶ島々の一つ。西方大陸にほど近いこの地に、三隻の軍船が忍び寄る。
船を下りた兵士たちの先頭には、黒装の大男。夏の日差しに目を細めながら長槍を握る。
「さァ、行こうか。」




