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退妖の剣士  作者: 荒木政一郎


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第三章闇川村編、第四章妖怪城編、第五章幽霊船編、第六章人妖戦争編、最終章(仮)妖魔決戦編

町では大量の失踪事件が発生していた。 

健志「みんなも知っている通り、最近町では失踪事件が多発している。そして俺たちにこの事件を解決するように依頼があった。」

リン「私たちに依頼が来たってことは妖怪の仕業ってこと?」

健志「それがわからないんだ。警察の聞き込み調査により、排他的で有名な闇川村の人々が頻繁に失踪者の人たちに接触していたことがわかり、警察が村を捜査したが何も出てこなかったらしい。だけど村人の様子はかなり怪しかったらしく、もしかしたら妖怪の力を使って何かを行なっているのかもしれないということだ」

リン「確かに怪しいね」

優馬「闇川村って周辺で行方不明者が多発したところ

だよな」

律「なるほどそれで俺たちの出番ってわけか」

浩介「じゃあとりあえず闇川村へ向かおう」

闇川村は町から見て北に位置する

6人は北に向かって歩いていった

闇川村の入り口が見える

健志「ここが闇川村の入り口か」

優馬「この奥にどんな秘密があるのか」

そして6人はこの後、闇川村の闇に挑むのだ。

6人は黒風島での経験により、潜入に関してはもはやプロ級だった。

健志が村の倉庫から村の秘密に関する書物を村人にバレることなく手に入れた。

そして6人が無線により、連絡をとり入り口付近に集まり

健志が書物に書かれた内容を伝える

健志「この村には犬神信仰がある。

犬好きがこの中にいるかもしれないから犬神を作り出す儀式についてはあえて言わないでおくけど

かなりショッキングな内容ということだけ伝えておこう。

本来、犬神は家にのみに富などをもたらす存在だがこの村はある儀式により、外の人間を生贄にすることで犬神の力を増幅させ、村全体に富をもたらしたんだ」

浩介「どうりで周囲の村や町と関係を断っているのに

大きな家が多いわけだ。」

優馬「そこまでして金持ちになりたいのか」

そのとき、仮面をつけた村人が斧やナタ、鎌を持ってぞろぞろと現れた。その数は30人

村人「よそ者は皆殺しだ」

健志「修斗は確か喧嘩強かったよな。じゃあ優馬、俺、修斗の3人でこいつらを相手にしてるから残りの3人は捕まっている人を見つけて

解放してくれ、書物の内容によると儀式は今日の夜だ」

リン、律、浩介「了解」

3人は村の奥へと向かった

優馬は身体強化でパワーとスピードを強化した

修斗「喧嘩は俺に任せてくれ」

健志「ささっと倒して俺たちも捕らえられた人たちを探しにいこう」

3人は武器を持っている村人たちに臆することなく、修斗や優馬は素手のパンチや蹴りにより倒していき、修斗は合気道や近接格闘術 クラヴマガを使用し、容赦なく村人を制圧していった。 彼ら3人にとって人数差は意味をなさなかった。

そのころリン、律、浩介は村の1番奥にある

儀式の場があり。たいまつで囲まれる円の中に何人もの人が縛られていた。

リン、律、浩介が助けようとすると犬神が現れた、大きな犬が僧侶がきるような袈裟をきており、その姿を一言であらわすなら異様。そして犬神が襲いかかる

3人は臨戦態勢をとるが

相手は生贄の儀式により強化されている

犬神が地面を殴り、衝撃波を発生させた。3人はその一撃で吹っ飛ばされた

だが3人も実力者、すぐに体勢を立て直すと

リン「雷槍 雷神杖」

律「大鎌 風断」

だがそれらの大技を食らってもなお犬神は特にダメージを受けた様子はない

律「強いぞこいつ」

浩介「わかっている。この化け物が」

すると犬神が口を開いた

犬神「邪魔をするな人間ども。お前たちに用はない」

浩介「そういうわけにもいかないな。目の前で罪のない人々が儀式に利用されそうになっているのを阻止しない理由はない」

リン「あなたはもともと普通の犬だったのに

残忍な方法で無理やり犬神にされたんでしょう。どうして村人の味方をするの」

犬神「勘違いをするな。私は奴らの味方どはない。むしろ敵だ。」

リン「じゃあなんで」

犬神「富をもたらすことで私が味方だと錯覚させ、油断させるためだ。そして私は生贄となる人を喰らうことによってかなり力をつけた。いまなら1匹も村人を逃すことなく、私からすべてを奪った村人全員惨殺できる。」

律「そうはさせない。彼らは法が裁く」

犬神「どうして人を食った妖怪はその場で退治するのに

人を殺した人間や人間に近い妖怪は法の裁きに委ねるんだ」

浩介「それは、、、」

健志「理由なんてないさ」

健志たちが現れ、健志が口を開いた

健志「強いていう責任能力があることを前提に罪や罰を規定している以上、そのルールが

責任能力を持たない動物やほとんどの妖怪に適用できないからといったところか、だけど遅かれ早かれ他者を殺したやつは裁かれるからそこまで差はないと思っていいだろう」

犬神「人間は罪を犯しても時間が立てば解放されることがあるじゃないか」

健志「それは罪が軽い場合か更生の余地がある場合、あるいは証拠が不十分な時だ。動物が万引きをしたりするようなことはありえない、動物が殺されるのは人を殺すなどの重い罪を犯したときなどだ。証拠がなければ動物だって解放される。」

犬神「更生の余地が動物や責任能力を持たない妖怪にもあるかもしれないじゃないか」

健志「それを証明する手段はないだろう。人間ですら本当に反省しているのかわからないのに、人間の言葉を話せない彼らを人をもう襲わないと判断し、放つことは難しい、高確率でまた人を襲うだろう。なかなか難しいところであるが俺たちは先人たちが生み出した法を受け入れ、必要に応じて修正を加えていくしかないんだ。話はここまで、そこにいる人たちを解放してもらうぞ。」

犬神「私の邪魔はさせないぞ人間風情が」

健志「ただの人間だと思っていたら痛い目を見るぞ」

犬神「ほざけ」

犬神が禍々しいオーラを放つ、それに触れた花や草は一瞬で変色し枯れる

このオーラに人間が触れれば、原因不明な病にかかり、例外なく死ぬ

健志「これは厄介だ。宗近 青火斬」

健志は刀に青い炎を纏い、犬神のオーラに当たらないように犬神に近づいた。

犬神の腕を斬り飛ばしたがすぐに再生し、オーラを放つ

健志「強いな。ならこれはどうだ」

健志は突き技を放つがそれはフェイント

天性の手首の柔らかさを利用し、本命の斜め切りに切り替え、横にかわした犬神を切りつけた

健志「森川流 幻境」

フェイントの技を放ち相手が回避したところに本命の斬撃を放つ超高等技術。相当な手首の柔らかさと相手が回避する方向を読む予測力が必要であるため、健志以外の道場の人間はこれを身に着けることができなかった。

犬神「小癪な。そんな小細工で私を倒せるとでも思っているのか」

      たつがわ

健志「森川流 龍川」

川の激流のように不規則な斬撃を絶え間なく放つ技。

犬神「なんだこれは、まったく目で捉えることができない」

犬神は後ろに下がり、剣の届く範囲から抜ける

健志(あの技を試してみようかな)

犬神がふたたび襲いかかる

犬神「お前らにはわからないだろうな。私がどんなに苦しくて、辛い思いをしたのか。わからないから私の邪魔をできるんだろう」

健志は交わしながら語る

健志「わかるわけがないだろ。わかるっていったら俺は大嘘つきになる。だって俺はお前じゃないんだからわかるはずもない。お前にどんな辛い過去があったのかもわからない。だけどな一つ断言できる。

お前は正真正銘のクズだ」

犬神「私がクズだと、何をいうか」

健志「俺の仲間はみんな優しいから言わなかったと思うが俺は性格が悪いからはっきり言ってやる。復讐のために関係のない人を巻き込んでる時点でお前は超がつくクズだ。まだお前ら妖怪が生きるために人を食うならわかる。俺たち人間も動物を食ってるからな。退治や確保はするがそいつらをクズとは思わない。

しかしなお前みたいに己の欲のために命を平気で奪い、さらに正当化するやつにははっきり言ってやるお前はクズだとな。

お前がやってることはな、お前が恨んでる村人と同じなんだよ。これでもまだ自分がクズじゃないと言い張るのか?」

犬神「うるさい。人間風情が私を語るな」

犬神がまたオーラを放つ

健志は雄二から引き継いだ飛行能力で空中に移動し、回避した

健志「牢獄で反省する気がないならこの場で処刑してやる」

そして新技を出す

健志は空中で回転すると自分の体を軸に青い炎

の竜巻を描き、それはだんだんと大きくなる。そしてその回転の勢いを利用した渾身の斬撃を奥義 獄炎葬によって空中から飛ばした

健志「炎天・獄炎葬」

リン「これってまさか」

律「俺の技をコピーしたのか。やるな健志」

その強烈な一撃によって犬神を撃破


リン「やったね。村人たちはどうしたの」

健志「村にあった縄で拘束してる」

だがその時、儀式の場の奥にある森から何が出てきた。その何かは健志に飛び蹴りし

一緒にどこかへ消えた

健志「ずいぶん蹴り飛ばしてくれたな」

仮面をつけた老人が現れる

村長「俺の村に無断で立ち入った挙句、生贄たちを奪おうとしたな」

村長が懐から小型の斧を出した

村長「よそ者は全員死ね」

健志「とんだ排他主義だな」

村長がイッキに間合いを詰める

老人であるにもかかわらず動きは俊敏

健志はいきなりなんの小細工も無かったのにも関わらず体を斬られる

健志「妖怪や幽霊以外でなんの小細工もなくいきなり正面から斬られたのはではじめてだ」

村長は凄まじいスピードで健志に向けて斧を振り回す

健志「えぐいな。こんなに武器を振る速度が速いやつは百貨店であったヌンチャク男以来見たことがない」

だが健志は自分が斬られた箇所から見えない斬撃の軌道をおおよそ把握し、回避に繋げる。そしてその精度はだんだん高くなる

村長「どうしてだ急にきれなくなった」

村長はヤケクソで斧を振り始める。

だが単調な攻撃が健志に通じるわけもない

そしてついに健志は刀で斧の攻撃を受けるとそのままフルスイングで斧を弾き飛ばした

先ほどの仕返しと言わんばかりに健志は村長に飛び蹴りをかまし、儀式の場所まで吹っ飛ばした

リン「おかえり健志」

健志「ただいま、ちょっと手こずった」

村長「何を勝った気になってんだこのクソガキが!戦いはまだまだこれからだろうが」

村長がふたたび健志に接近する。

健志「残念だけど戦いはもう終わったよ。

ここからはお前らが大好きな狩りの時間だ」

浩介「まあ、狩られるのはお前ら村人だけどな」

健志は突進してきた村長をを合気道 入り身投げ

で無効化

入り身投げとは

突進してきた相手の脇や首の後ろに腕を通し、自分の身体の回転力と体重移動で相手を後方へ投げる技

そして村長の首に手刀を当て、気絶させた。

優馬「健志、お疲れ様。今日は大変だったろ。

回復してやるから傷口を見せてくれ」

健志「ありがとう。お言葉に甘えて、回復を頼むよ優馬」

健志の傷が治った。

その後、警察がやってきて村人を全員逮捕

警察「捜査にご協力ありがとうございました。」

連続失踪事件解決

健志「ミッションクリア。みんなでごはん食べに行こう!」

律「もちろん、健志の奢りでな!俺の技はただでくれてやるほど安くないよ」

リン「賛成!」

6人は結局、割り勘で楽しく食事をしたのだった。


犬神は死ぬ間際に妖怪になる前のことを思い出していた

犬神の妖怪になる前の名前はタロ

飼い主の名前は隼人

隼人「お父さん、タロを村の儀式に使うって本当?そんなの絶対許さないから」

隼人の父親「これは村の会議で決まったことだ。子どもが口出しできる問題じゃないだよ」

隼人「わかったよ」

その日の夜

隼人「儀式が始まるのは明日の夜らしい。だから今夜、村人が寝ているうちに一緒に外の世界に行こう。町の人たちはみんな優しいらしい」

隼人とタロが村の出口に近づくと誰かが立っていた

その正体はこの村の村長

村長「犬田のところの倅か、犬を連れて村の外に出ようとしているということはわしらへの裏切りということでような」

隼人「待って、そういうつもりではなかったんだ」

だが村長は持っていた斧で隼人の小さな体を裂いた

村長「村を裏切るものはみんな死ね」

村長は村人たちに松明を持たせて、隼人の家に向かう

着くと隼人の両親が中にいるのにも関わらず一斉に松明を投げて家を燃やした

すると村長が踊り出した

村長「祭りじゃ祭りじゃ。炎の音が心地よい」

そうして次の日の夜、イカれた儀式によってタロは犬神になった

そこから犬神は村人への復讐のために力を蓄えていった

そして現在にいたる

犬神(もし隼人が生きていたらこの剣士と同い年ぐらいになっていただろう。冷静になって考えれば

この剣士の言う通りだ。優しい隼人が無関係の人を巻き込んでまで復讐をしてほしいなんて望むわけがない。私のしていたことは自己満足にしかすぎない。なんでもっと早く気づかなかったのだろう。私は死んでも隼人と同じ場所には行けない

ごめんな隼人、君を一人にしてしまって)

犬神は自分のしてきたことを後悔しながら青い炎に包まれて死んだ

第三章 闇川村編閉幕。



健志たちのもとに新たな依頼がくる

なんでもある日突然、山に戦国時代や江戸時代で見られるような城が現れたのだ。

あまりに突然の出現のため、何かの前兆かもしれないので調査してほしいとのこと

健志たちはその依頼を引き受け、さっそく

その城の前に来ていた

中に入るとさっそく前方だけではなく壁をすり抜けて、鎧を着て、刀を持っている

ガイコツザムライが大量に現れた。 

      ざんてん

健志「森川流 斬天」


リン「雷槍 雷王槍。雷突き」

敵に対して一瞬で大量の突きを放つ技

律「リン、お前のネーミングセンス終わってるわ。大鎌 風断切。」

浩介「名前なんてどうでもいいから目の前のガイコツたちを倒すぞ。優馬!回復と身体強化は任せた」

優馬「任せてくれ」

手分けして迫りくる敵を

次々に撃破。その後も次々に現れるガイコツザムライを倒しながら、天守閣を目指す。途中、床が開く落とし穴、壁から出る毒矢などの罠もあった

健志「罠まであるのか」

優馬「気をつけて行こう」

その後もたくさんのガイコツザムライが現れ、多くの罠が仕掛けられていた

しかし、なんとか天守閣にたどり着くことができた

そこには一見、城主と思われるヒゲを生やした人間がいた

手に持つのは妖刀 村正

すると村正の使い手の周りに大量のガイコツザムライが現れた

リン「ガイコツは私たちが相手をするから

健志があの人を倒して」

健志「任してくれ」


村正の使い手と健志が向き合う

健志「妖刀に操られているのか」

村正の使い手「ずいぶん勘がいいな。そうだ。私がこの男の体を操っている」

村正の使い手と健志の剣戦が始まる

互いに刀をぶつけ合い、火花が散る

剣の腕は健志が上だが

村正は斬りつけた相手の体力を吸う力が備わっている。

健志は斬られてからそれに気づき、なるべく斬撃を貰わないように攻撃を仕掛ける

村正の使い手「よく頑張るなあ。だがそれもいつまで        こんすい

持つかな。村正 魂吸い」

健志「うるさい!」

健志は一度斬られているため、体力を少しずつ吸収されており、さらに技の発動により体力をイッキに奪われる。それにより、村正の使い手の絶え間ない連撃に苦戦していた。長期戦は圧倒的に不利であることを理解し、短期決着に持ち込もうとするが

健志の攻撃はまったく当たらない

村正の使い手「そんなトロイ攻撃じゃいつまで経っても当たらないぞ」

相手の機動力は異常値

相手の動きを止めない限り一撃必殺の奥義 獄炎葬を当てられない

健志(成功するかわからないけど試してみるか)

「宗近 青火斬」

健志は刀に炎をため、始める

健志は相手の攻撃を受けず、反撃することもなく回避に徹しつづける

村正の使い手「びびったか!」

健志(力は十分たまった。あとは空亡戦で出した青い太陽を出す要領で)

健志が新技を出す

健志「炎雷!」

健志は刀を村正の使い手の頭上に向け、ためた青い炎をリンの雷神杖のように一気に放出し、青い炎を雷のように落とした

リン「律の次は私のコピーか、健志はコピーの天才だね」

村正の使い手が青い炎に包まれ弱っているところで

健志「いまだ!宗近 獄炎葬」

この技によって村正の使い手は村正の呪いから解放され、村正を手から落とした

落ちた村正は消滅し、ガイコツザムライも城も消えていき、健志たちは城の跡地に立っていた

村正の呪いで意識を奪われ、倒れていた村正の使い手は医療機関に運ばれ、一命を取り留めた

あとで村正の使い手から聞いた話だが

村正はある老人に渡されたとのこと

老人「これは伝説の名刀。そなたが使えば

、最強の剣豪になれるだろう」

村正の使い手「そんなにすごい刀なんですか。ではありがたくいただきます。」

その刀を握ってからの記憶はないという


病室を出ると

健志「おそらく彼に村正を与えた老人は特徴を聞くにぬらりひょんか」

浩介「ぬらりひょんが本格的に俺たちを狙い始めたってことか」

巨悪は静かに動き出す。


安倍晴明たちが空亡を封印してからしばらくしてのこと

宗光「クソ、娘が何者かによって攫われてしまった。忠行たちの力をもってしても犯人が誰でどこにいるかも分からないらしい。残された手を読むと妖怪だけではなく人間にも効果があり、なおかつ影法師の力が宿った刀とひだる神の力が宿った刀をつくれば娘を返してやるとのこと。ただし偽物かどうかは見ればわかる、偽物だった場合は娘を殺すと書いてある

だがそんな刀をつくれば、殺人に使われるようになることは間違いない

ワシはどうすればいいんだ」

賀茂忠行がやってきた

忠行「宗光。その2本の刀をつくれ。娘さんを誘拐した犯人は必ずその刀を取りに現れる、ならば私がその犯人をその場で捕まえれば、宗光がつくった刀が悪用されることはなくなる」

宗光「しかし、相手は忠行たちの力をもってしても見つけられないほどの強者。相当手練れの術者か大妖怪ではないのか」

忠行「私はこれでも晴明の師匠だ。安心しろお前の娘さんは私が助ける」

宗光「ありがとう忠平。そなたを信じ、刀を造ることにするよ」

そして約束の日、宗光は約束の刀2本を持って現れた

影法師の力を宿し相手の影を切ることで相手にもダメージを与える影正とひだる神の力を宿し相手の生命力を吸収する村正

そして現れたのは複数体の天狗や鬼、鎌鼬などの強力な妖怪

忠行「妖怪たちが徒党を組んでいたのか。だがこの賀茂忠平を簡単に倒せるなんて思うなよ」

忠行は宗光がつくった絶対防御の盾と陰陽道の術を駆使し、妖怪たちを倒した。しかし、最悪の相手が現れる

ぬらりひょん「お見事。うわさどおりつよいなあ。賀茂忠行」

全盛期のぬらりひょん、しかも忠平は妖怪たちとの戦闘で弱っている

忠行「誰が相手でも私が退くことはない、かかってくるがいい」

賀茂忠平vsぬらりひょん

ぬらりひょんが妖術で強力な雷を落とす

忠行「そんな攻撃、容易に防げる」

忠行はその雷を盾で防ぐ。

しかし、次の瞬間、忠行は背後から背中を深々と刺されていた

宗光「バカな!?敵の妖怪はあそこにいるのに、まさか分身か?」

忠行(ここまで精度の高い分身を作れるのか、、、化け物め)

「ただではやらない。陰陽道の秘術を受けるがいい

せきりゅうび

赤龍火」

炎の龍がぬらりひょんに襲い掛かる

ぬらりひょん「ほう、これが陰陽道の術か。じゃが惜しむらくは手負いの状態であること。その術は本来の威力ではないのだろ。妖術発動 滝」

炎の龍の真上から文字通り、滝が落ちる

それにより炎の龍は消滅。

忠行「なんだと、、、、」

ぬらりひょん「これでおしまいだ賀茂忠行。これが本当の炎だ」

忠平(すまない、宗光。約束していたのにお前の娘を取り戻せなかった)

ぬらりひょんが上級妖術 炎を放ち、賀茂忠平の体を焼いた

宗光「噓だろ。忠行がやられた?」

ぬらりひょん「これでわかっただろ。ただの人間ではワシには勝てない」

宗光は必死に抵抗したがぬらりひょんは妖術を使うことなく彼を圧倒しm、持っていた短刀で刺した

宗光(刀が奪われてしまう、、、)

ぬらりひょん「最後にいいことを教えてあげよう。貴様の娘はとっくに手下の妖怪に生きたまま食わせた。ああ、もう聞こえてないか残念だ。どんな顔をするのか楽しみにしていたのに」

巨悪 ぬらりひょんは2本の刀をそのまま持ち去った

第四章 妖怪城編閉幕



以前密取引が行われていた海で船が相次いで行方不明になる事件が発生。

健志たちが動き出す。

事件を引き起こしているのはおそらく海坊主の仕業。健志たちは港から船を出した。

しばらくすると霧が出てきて、海からでかい妖怪が現れた。

健志「さっそく、海坊主のお出ましか」

リン「雷槍 雷神杖」

強烈な雷撃が海坊主を襲う、その一撃で海坊主は動けなくなったが

海坊主「わしは犯人じゃない、犯人は幽霊じゃ。ワシはただ船乗りにそのことを伝えといるだけ」

詳しく聞くと最近、この海では幽霊船が現れるのだという

海坊主はそのことを船乗りたちに伝えようとするがみな海坊主を怖がって逃げていってしまうのだとか。海坊主が嘘をついている様子はない

健志「いきなり攻撃して申し訳なかった、

そして有益な情報をありがとう」

海坊主「ああ、気をつけてな」

しばらく霧の海を探索していると

大きな木でできた船が現れる

明らかに不気味な雰囲気がした

健志「これが海坊主が言っていた幽霊船か

。俺と浩介、律で向かうから残りは船を守ってて」

飛行能力のある健志と律が先に乗り込み、船からロープを垂らし、浩介が登る

これで健志、浩介、律の3人が幽霊船に乗り込めた

すると船員の格好をした幽霊らしい幽霊が現れた

だが健志があることに気づく

健志「この人たち行方不明になった船乗りだ」

そして健志たちはある結論に達した。幽霊船の

幽霊たちに殺されたら自分たちも幽霊になる

幽霊A「助けてくれ」

幽霊B「もう何日もここにいる」

幽霊C「家族のもとに帰りたい」

健志「ごめんなさい。あなたたちを生き返らせる術を私たちは持っていない。せめてあなたたちを殺した妖怪を倒し、魂をこの船から解放するので

どうか私たちを許してください」

健志は幽霊たちに向かって頭を下げた

幽霊たちは涙を流しながらも黒幕の妖怪に操られ健志たちに襲いかかる

健志「本当にすいません」

健志たちは武器を取り出し、彼らを制圧しにかかる

健志、律が青火斬、風断切で幽霊を斬っていき、浩介が援護にまわり、幽霊に弓を放つ

しかし倒しても倒しても幽霊が出てくる。

だが3人はペースを崩すことなく、幽霊を倒していく

律「数が多すぎる、後ろは頼むぞ健志」

健志「もちろんだ律。森川流 斬雨」

浩介「クソ!倒しても倒しても出てくる」

健志「仕方ない。律あれをやるぞ。宗近 獄炎葬。炎天・獄炎葬」

律「マジか。でも仕方がないな。いくぞ健志。大鎌 断巻」

健志・律「融合技。荒天・暴風炎!」

回転のかかった炎の斬撃と風の斬撃が船にいる

幽霊たちを一掃する

浩介「大分、数が減ったぞ。いけるぞ」

それから一時間ぐらいが経つと幽霊の数も減ってきた。すると船の奥から

出てきたのは妖怪 船幽霊

船に水を入れ、沈める妖怪。

それが13体。

彼らは水をあやつり

健志たちに攻撃を仕掛ける

炎を用いて戦う健志は相性最悪

浩介の放つ矢も船幽霊が出す水の壁によって防がれる

健志「剣技で勝負するしかないようだな」

律「いくぞ健志」

健志と律が船幽霊に向かって走り出す

大鎌で厚い水の壁を断ち、突破

健志が船幽霊に斬りかかる

船幽霊が次に放ったのは水のビーム

それが健志の腹に当たる

健志(なんて水圧!。でも律が作ってくれたチャンスを無駄にしない。それに幽霊になった人たちと約束した。こいつらを倒し、魂をこの船から解放すると)

健志は踏ん張り、着地したため吹き飛ばされることはなかった。船幽霊が放つ水の攻撃を回避しながら、接近。船幽霊たちに囲まれながらも渾身の斬撃を放つ

「森川流 斬天!」

これにより健志を囲んでいた船幽霊たちの体が上下に分かれる。

船幽霊を全員撃破!

幽霊たちが現れた

健志「あなたがたを救うことができなかった。本当に申し訳ない」

幽霊「何を言ってるんですか。あなたたちは私たちを解放してくれました。本当にありがとうございます。おかげでこの船から出られます」


そう言うと幽霊たちは光に包まれ消えていった

ところが3人が安心したその瞬間、突然船が消滅し、海に落下しそうになる

3人が海に落ちないように海坊主で3人をキャッチし、リンたちが乗る船に乗せた

健志「海坊主さん、最後までありがとう」

海坊主「いいってことよ」

リン「3人ともお疲れ様」

幽霊船事件はこれにて解決

第五章 幽霊船編閉幕 

???「今日が決行の日だ」

悪い妖怪たちが徒党を組み、人間に戦いを仕掛けようとしていた。決行は町で祭りが行われる日

健志「これが祭りか賑やかだな」

リン「見てるだけでも楽しいよ」

律「そう言いながら、わたあめ食ってるじゃん」

6人も祭りに参加していた

その日は任務を忘れて楽しむつもりだった

しかし、次の瞬間、妖怪が一斉に現れる

河童、鬼、牛鬼、妖狐などさまざまな妖怪がいた。

健志「数が多い、優馬と律は他の人を非難させて」

優馬、律「了解」

             きりさめ

健志「宗近 青火斬。森川流 斬雨」

森川流 斬雨

これにより妖怪たちの攻撃を防ぎつつ、妖怪を斬っていく

すると前方に巨大な鬼が出てきた

      ざんくう

健志「森川流 斬空」

森川流 斬空

跳躍してから真上から唐竹割りを放つ

健志は雄二から受け継いだ飛行能力を利用し

さらに高い場所から斬空を放ち

鬼を真っ二つにした

するとタイミングを見計らったかのごとく

妖怪が一斉に飛び出す

      みだれあめ

健志「森川流 乱雨」

森川流 乱雨

突きわざを自分の周囲に連続して放つ技

一体刺して、すぐに刀を抜き、また別の妖怪に刺すという動作をすさまじいスピードで繰り返す。

森川流剣術は多対一に特化した実践的な剣術

健志は妖怪たちを圧倒していた

リンも自身の雷槍から放たれる雷撃によって妖怪たちを拘束

浩介も未来視で妖怪たちの動きを読み、矢を打った

そして妖怪の数も減ってきたところ

妖怪たちのボスが健志の前に現れる。大妖怪 玉藻前だ

彼女が今回の襲撃を企てた黒幕だ

健志「お前が首謀者か」

玉藻前「いかにも」

玉藻前は圧倒的な強者のオーラを纏っていた。

健志「リン、浩介!こいつは強い、周りの敵がこっちに来ないようにしてくれ」

リン、浩介「了解!」

健志の予想どおり、玉藻前は強かった

獄炎葬を交わし、通常技の青火斬も当たらない

予想以上の回避能力

健志「この感じだと炎雷を当てて、動きを止めるのも難しそうだ。なら」

健志は玉藻前に近づき、最速の居合を放つがそれすらも回避、しかし健志も読んでいる

そのまま攻撃をつなげていく

健志「森川流 乱雨、斬天、斬雨、斬鉄剣」


玉藻前(物量でゴリ押しか。悪くない)

健志の攻撃は止まらないさらに攻撃を加速させていくそして

健志「森川流 無刀」

その瞬間、健志は玉藻前に向かって刀を投げた

玉藻前は無論それを交わすが

玉藻前「バカな唯一の武器を手放すなど」

健志のとった予想外の行動に動揺する

その隙に健志は体を捻り回転し、空手やテコンドーの大技 回転蹴りを放つ

それが玉藻前にクリーンヒット、足が体にささり、激しく吹っ飛ぶ、健志は刀を拾い技を放つ

健志「宗近 獄炎葬」

玉藻前はそれを交わせずモロにくらい炎に焼かれて消滅していく


消滅の間際、玉藻前は自身の過去を思い出していた

玉藻前は数千年の修行を積んだ巨大な妖狐だった。

彼女はある日、ある村に住む人間に恋をした

彼女は人間に化け、珠子と名乗り、幸吉に近づいた

その人間の名前は幸吉。貧しくはあったがとても優しい性格で

人間に化けた玉藻前の正体が妖狐と気づきながらも彼女を受け入れた

同じ村の人間「幸吉、随分なべっぴんさんを嫁に貰ったな」

他の村人「幸吉は優しいからな」

二人は幸せな結婚生活を送っていた。

しかしある日、玉藻前が村で野菜を買っているときに、変化の術が一部解けて、狐の尻尾を数人の村人にみられってしまった。

玉藻前は急いで家に逃げ帰り、幸吉に相談したが

すでに家の外には村人が押しかけており、2人を家の中から引きずり出した。

玉藻前は幸吉との結婚生活の中で人として生きると決めていたために、妖狐の修行をやめ、大幅に弱体化していた

村人「この狐が俺たちを騙し、人間のふりをしおって」

幸吉「待ってくれ!珠子は本当にいいやつなんだ。頼むから見逃してやってくれこの通りだ」

村人「だめだ。今からその妖を処刑する」

幸吉「珠子、いますぐ逃げろ。お前との生活はとても楽しかった。

家族のいない俺に喜びを与えてくれた。お前だけは生きろ」

幸吉は村人の一人から武器を奪い、村人の足止めをする。

幸吉は玉藻前の正体がばれた時のために鍛えていた。

そのため村人も幸吉をなかなか殺せない

幸吉「はやく行け!」

幸吉が腹の底から叫ぶ

玉藻前は溢れ出る涙をふきながら走り出した。

幸吉「珠子、いままでありがとう。お前を嫁に貰った俺は世界一の幸せ者だ」

幸吉は結局、村人たちにつかまり

幸吉は玉藻前の代わりに、処刑対象となった。そして彼は串刺しにされ、妖怪に恋をした馬鹿な男として見せ物にされた

玉藻前(許せない。私はただ人間になって幸吉と平和に暮らしたかっただけなのに。人間を食べていないのに。幸吉を殺した人間どもを絶対に許さない。村人だけではなく、この世界の人間全員殺してやる)

玉藻前は人間に復讐を誓い、ふたたび厳しい修行を乗り越えた

そして現在

健志「今ならまだ、もう人を襲わないと約束するなら火を消して助けてやるぞ。

お前のことは書物で読んだ。人間に恋をした妖狐。結婚相手を処刑されたんだろう。俺はお前のことを完全な悪だと思えない。村人殺しの件はもう時効と言っていいだろう、いまならまだ結婚相手の分まで生きるという道もあるはずだ」

玉藻前「なめるなよ、人間!私にだって大妖怪としてのプライドはある。人間の情けで醜く生きながらえるなど、私にとってはこれ以上ない恥じだ。お前の情けで生きながらえるくらいなら死を選ぶ!」 

健志「それがあなたの選ぶ道か。」

玉藻前(だけどこの少年のおかげで気づけた。私を苦しめたのは人間だけど私を受け入れ、大切にしてくれたのも人間。人間を無差別で襲おうとした私は、ただ私が妖怪というだけで弾圧しようとしていた村人と同じ穴の狢だ。

幸吉、生まれ変わったらまたあなたと夫婦になれるかな、、、)

玉藻前は完全に消滅した

そして健志が手を合わせ、幸吉と玉藻前があの世で逢えるように祈った


リンと浩介も他の妖怪を倒せたようだ。

祭りは時間を空けて再開した

6人は祭りで金魚掬い、射的などを楽しんだあとフィナーレの花火を見る

最高の景色に6人は感動

健志「来年もまたこの6人で参加したいなあ」

リン「そうだね」

浩介「大量の妖怪の相手はもう勘弁してほしいけどな」

その浩介の言葉に皆が笑う

健志(この世界に転生できて本当によかった)

第六章 人妖戦争編閉幕

そしてついに最終章 妖魔決戦編がはじまる。


最終章開幕!妖魔決戦編スタート

町では新たな事件が起こっていた

鬼の頭領 酒呑童子率いる鬼の盗賊団が町中で強盗を繰り返していたのだ

そして健志たちにその鬼たちを退治してほしいという依頼が来た

健志「警察によると酒呑童子率いる鬼の盗賊団は伊吹山の洞窟を拠点にしているらしい」

浩介「伊吹山ってあの街から少し離れたところにあるあそこか」

早速、6人は伊吹山に向かった

そこには確かに洞窟があり、奥に進んでいくと鬼たちが酒盛りしていた

真ん中に座っている1番強そうな鬼、酒呑童子が健志たちを視界に入れると

いきなり襲いかかってきた

健志(めちゃくちゃ速い!)

酒呑童子の拳を回避した健志は直感的にこの鬼の拳を受ければ死ぬと確信した。

酒呑童子「貴様らはあの空亡を倒したとかいう人間だな」

健志「そうだ。町の人たちがお前らのせいで困っているんだ。お前らがいままでとった金や酒、食料はちゃんと返してもらうぞ」

酒呑童子「それはできない相談だな」

ふたたび酒呑童子が拳を振り上げ、健志に襲いかかる

健志はそれを交わしたがその拳が当たった地面にはクレーターができる。

酒呑童子は拳の乱打を放ち続ける

健志(一撃でも食らえば死ぬ!集中力を上げて回避に徹する)

酒呑童子「避けているだけでは勝てないぞ」

健志「森川流 龍天」

下から斬りあげる技。

これにより健志は酒呑童子の腕を斬り飛ばす

だが酒呑童子も長年生き残ってきた大妖怪

もう片方の腕で追撃

健志はそれをギリギリで交わすも体勢を崩した

リン「健志!!!雷槍 雷神杖」

リンが自らの奥義 雷神杖を酒呑童子に食らわせた

しかし

酒呑童子「まったく効かないな」

酒呑童子が笑う

健志「でもそうやって油断してるとこうなるよ」

健志が背後に回り、酒呑童子の首に刀を突きつけた

酒呑童子(しまった)

酒呑童子の子分「頼む、いままで盗んだものを返すから親分を殺さないでくれこの通りだ」

酒呑童子の子分が土下座をする

酒呑童子「お前ら、、、」

健志「話を聞こうじゃないか」

昔、安倍晴明たちが転生してくる前、酒呑童子率いる鬼は人間を奴隷にし

食うに困らない生活をしていた。毎日のように宴会を開き、好きなだけ遊ぶ

それが当たり前だった。だが安倍晴明たちがやって来たことでその生活が一変する

彼らは安倍晴明にボコボコにされたうえに

人間も文明を築き、力をつけ始め、もはや鬼の奴隷ではなくなった。

鬼はもといた住処を追われ、この伊吹山の洞窟に辿りついた

住む場所を手に入れたのはいいものの食料は自分たちで確保しなければいけない

ただ働いたこともなく贅沢な生活が習慣化していた鬼たちにとって農作業などは不可能に近く、結局人間からの強奪によって必要なものを手に入れていたらしい

健志「じゃあいままで盗んできたものを返し、盗んだ分、人間の仕事を一から覚えて手伝え。町の人に掛け合ってがんばればちゃんと食料も酒も用意してもらえるようにする。だが次に町の人たちに迷惑をかけたらその首を容赦なく斬り落とすから覚悟しろ」

酒呑童子の子分「わかりました」

そして酒呑童子たちは町の人々に謝罪し、農作業を中心に仕事を手伝った。

酒呑童子たちはだんだん仕事にやりがいを感じ、今では率先して仕事を行なっている。

健志たちはその様子を見て安心し、町のパトロールをすることにした。

ぬらりひょんはヤマタノオロチや空亡とともに生まれた最古参の大妖怪

人や妖怪に取り憑き、いままで多くの悪事を働いてきた。彼は強力な妖術を使いこなせるが肉体は老人であるため単体ではそこまで強くなかった。そこで修行の結果、強靭な肉体を手に入れた三池の体を乗っ取り、健志たちを殺そうと画策した。そしてふたたび夕方のパトロール中の6人の前に現れる

健志「龍虎連合の、、、」

リン「知り合い?」

健志「まあ一応、知り合いかな。もといた世界で喧嘩を俺に仕掛けてきた相手だよ。まさかこっちの世界に転生していたとは

でも前に会ったぬらりひょんの気配があいつからする。ぬらりひょんに取り憑かれているのかも」

ぬらりひょん「鋭いな。そうじゃ

ワシがこやつの体を乗っ取った。こやつはなかなかのバカでな、お前と一対一で戦うために一年以上修行していたところ、ワシに取り憑かれて体を奪われたのじゃ。全員まとめてかかってくるといい」


健志「みんな、ここは俺ひとりにやらせてくれないか。」

リン「どうして?みんなで戦ったほうが楽に倒せると思うけど」

健志「たしかにその通りだだけど。体を乗っ取られているやつは俺との一対一を望んでいた。

妖怪に完全に取り憑かれたやつが妖怪を倒したところで死なないとは限らないって雄二さんから前に聞いた。少しでも死ぬ可能性があるならせめてあいつが望むやり方で戦ってやりたい。

まああいつの意思が今も残っているかはわからないけど」

修斗「健志がそこまでいうなら任せるよ。でも気をつけてくれよ。もし危なくなったら助けにいくから無理だけはするなよ」

健志「ありがとう」


 健志vs ぬらりひょん

両者が激突する。

ぬらりひょんが宙に浮く、健志は雄二から引き継いだ飛行能力でぬらりひょんと同じ舞台に立つ

ぬらりひょんと健志は空中で戦闘を始める。ぬらりひょんは妖術で強烈な雷を健志に向けて落とす。健志はそれを交わしたが雷が落ちた先の地面には大きなクレーターができる

健志「なんて威力。当たったらひとたまりもないな。空亡以来の強敵だ」

ぬらりひょん「いでよ鎌鼬」

20体ほどの鎌鼬を召喚し

そのスピードがさらにぬらりひょんの妖力で強化されている

そのスピードを肉眼で捉えるのは不可能

健志はいったん瓦屋根の上に退避すると

横にリンが現れた

リン「これじゃタイマンにならない

鎌鼬を倒す間だけ力を貸すよ。体の周りがずっとビリビリしてると思うけど気にしないで」

リンは槍を持っている手と反対の手で健志の体に触れた

リン「雷槍 雷神杖。雷を健志のまわりに纏わせたこれで高速移動ができるはず。試したことはまだないから気をつけてね」


健志「ありがとうリン。俺のわがままを聞いてくれて」

リン「まったくタイマン、タイマンって健志やあの金髪の人は健志も金髪の人も少年漫画の読み過ぎだよ」

健志が体の周りにリンの雷をまとう

屋根を足場に跳躍し、飛行能力で宙の上にたつ

健志「森川流高速移動術 雷光」

森川龍二が教えたのは剣術だけじゃない

間合いを詰めるための体運びまで伝授していた

素早く不規則に動き相手を撹乱させる移動術

さらにリンのおかげで健志は雷のスピードを

一時的に手に入れた

そのスピードと読めない動きに誰も反応することはできない

健志「宗近 青火斬」

健志は刀に炎を纏い、超高速で鎌鼬たちを斬っていき

すべて撃破

その瞬間、周りの雷が切れる

そしてぬらりひょんを斬った

健志「これでとどめだ!」

健志はとどめの獄炎葬を放とうとする


しかし気づくと頭上にぬらりひょんが立っていて、妖術で雷を健志に落とした。健志が斬ったのはぬらりひょんの分身

ほぼゼロ距離からの落雷が健志に襲い掛かる。

かわせるはずもなく健志の体はその一撃でまるこげになり、さらに強力な電流が健志の身体中を流れ、心臓がそのショックで停止した。

修斗「鎌鼬を召喚することによって自分から注意を逸らし、その隙に分身を作り

健志の頭上に気づかれることなく移動したのか。」

浩介「だけどまだ心臓が止まってからそんなに時間が経過していないはずだ。リンが健志の体に電流を流して心臓の動きを復活させ、優馬が健志の身体を治してくれ。俺たちが時間を稼ぐ。俺たちの中であいつに勝てるとしたら健志だけだ」

リン「わかった。死なないでね」

修斗「当たり前だろ」

修斗、浩介、律がぬらりひょんに挑む

ぬらりひょん「お前たちみたいな雑魚トリオに何ができるんだ」

浩介「俺たちじゃお前には絶対勝てない。だけどせめて友達を守りたい。

それに健志なら次戦ったら、お前を倒せそうな気がする」

修斗「行くぞ!人生最大の喧嘩じゃあ」

律「おう!」

律と修斗が飛び出し、浩介が援護にまわる

浩介「上雷、前風」

実際ぬらりひょんは数秒の間に雷と正面から突風を出した。

修斗が雷を絶対防御の盾で防ぎ、間髪入れず放たれた正面からの風を

律たちは回避し、奥義 断巻を放った

ぬらりひょんはそれを交わすと

ぬらりひょん「弱すぎて逆に哀れに思えてきた、お前たちじゃ足止めにもならない」

律「うっせえよ。借り物の体でイキルな」 

修斗「これが人のふんどしで相撲をとるってやつか!」

浩介「そもそも弱い弱いっていう割には攻撃交わされてるじゃん。ダッサ!」

ぬらりひょん「時間稼ぎのつもりか、クソガキども」

浩介「イッキに複数の雷が、俺たちじゃ防ぎきれない」

ぬらりひょん「お望みどおり、交わせない攻撃で終わらせてやる」

そして雷が放たれたが

リン「雷槍 雷王杖」

リンの槍が雷を吸収した

リン「からの放出!雷槍 雷神杖」

槍に蓄えられた雷をイッキに解放、すさまじい雷撃がぬらりひょんに襲いかかる

ぬらりひょん「小癪な!だがこの小僧のスピードを妖力で強化すれば余裕で回避できる」

ぬらりひょんはその言葉のとおり、リンの大技を回避してみた

リン「今のを交わすのね。でも本命はこっちだよ」 

健志「ありがとうみんな。おかげでまだまだ戦えるよ」


それを見たぬらりひょんが

ぬらりひょん「復活したか。じゃがまだまだワシの妖術はこんなものじゃないぞ」


数分前のこと

優馬「俺の癒しの風でなんとか全身焼き焦げた体を治すことはできた。そっちはどうだ」

リン「少しずつ電気を流し、停止した心臓を動かしている。あとは健志次第。私たちじゃあいつには勝てない。健志にすべてを賭けるしかない」


健志は生と死の狭間をさまい、そこである男と出会い、会話をしていた

雄二「おい、健志。ここはお前みたいに若いやつが来るには早すぎるぞ」

健志「仕方ないですよ。俺は戦いに負けてしまったんですから」

雄二「お前はまだ戦える。それにあの5人は今も戦っているし、あの不良とまたタイマンするんだろ。春子さんだってお前のことを待ってるんだろ。」

健志(そうだ他のメンバーが命懸けで戦っているのに俺だけおとなしく死ねない。それに救える命は全部救うと誓った、たとえ強敵が相手でも三池を見捨てることはできない。そして生きて、春子に会いたい。)

「雄二さんありがとうございます。おかげで目が覚めました。ではみんなのもとに向かいます」

雄二「ああ、行ってこい。あいつらが待ってる」

そして現在に至る

ぬらりひょんが復活した健志に向けて早速、大量の火の玉を放つ

健志は持ち前の動体視力でその一つ一つを回避し、ぬらりひょんに接近

そこから打撃の応酬が始まる。

拳が互いの顔面や腹を突き刺す、その威力はもはやパンチの域を軽く超えている

ぬらりひょん(妖力で身体を強化せずともこのパワーと耐久力か、、、黒井健志やはり侮れん)

健志(まるで砲弾のような強烈なパンチ、、、

ぬらりひょんやはり強敵だ)

心の中で互いの力量を賞賛しあう

身体能力は確かに三池には憑依しているぬらりひょんが上だが対応力と動体視力では健志が上

短時間でぬらりひょんの打撃を分析すると

健志はぬらりひょんの強烈な打撃を捌いていくと、渾身の蹴りを放つ

健志(もう俺にお前の打撃は通じない)

ぬらりひょんは腕でガードしたものの吹っ飛び倒れる

ぬらりひょん(ワシの動きが完全に読まれているなあこれ以上、肉弾戦を続けてもカウンターをとられ続けるだけか)

健志はさらに追撃をしようとしたが

ぬらりひょんが妖術 白煙を放ち

健志の視界を奪った

ぬらりひょんは健志に近づくと妖力のこもった重い拳を健志の腹に突き刺した。

健志が血を吐く。

だが健志は間髪入れず、ぬらりひょんの腹に蹴りを入れた。

ぬらりひょんが吹っ飛ぶ

ぬらりひょん「いい蹴りだ。この小僧の体じゃなかったら、今ので致命傷になっていたぞ」

ぬらりひょんはふたたび健志に接近すると、拳による乱打を放ち健志を追い詰め、回避先に妖術で衝撃波を放ち、健志を吹き飛ばした。

健志は建物の瓦屋根に激突

ぬらりひょんは吹き飛ばした健志に対し間合いを詰めると

ぬらりひょんは蹴りを放ち

健志は脚を上げてガードするだがパワーは三池の体を乗っ取り、妖力で強化しているぬらりひょんが上、健志のガードに使った脚が折れかかる

ぬらりひょん「妖術発動 風刃」

風の刃が健志の片足を斬り飛ばした

健志は森川の教えを思い出していた。

健志(めちゃくちゃ痛い。だけどピンチをチャンスに変えろ!敵の予想外をつくれ)

他の健志「健志!」

ぬらりひょん「痛みで声も出ないか黒井健志!」

健志は痛みを堪えつつ、炎の力をイッキに解放し、その力を斬られた断面に集約させ放出

雄二から譲り受けた飛行能力と合わせて、ロケットの要領でぬらりひょんに接近

黒井健志の更なる覚醒

宗近の能力である炎を刀だけにとどまらず自由自在に操る

健志「宗近 獄炎葬。森川流 乱れ雨」

大量の突きを炎として放出、それはまるでマシンガン

ぬらりひょんはそのすべてを交わす

ぬらりひょん「面白いな!」

健志はさらに加速し、そのままぬらりひょんに技を放つ

健志「森川流 龍月」

トップスピードの状態で最速の技を放った

宗近は退妖の武器なので三池の体には傷はついていないがな中身のぬらりひょんにはしっかりダメージが入っている

ぬらりひょん「黒井健志!!!」

ぬらりひょんは後ろに下がるも健志が追撃

健志は刀を鞘に戻し

ふたたび蹴りや拳の応酬が始まる

健志(無駄だ。お前の動きは見切っている)

健志は正確にカウンターを入れて行く

ぬらりひょん(憑依には妖力を大量に使用するから今のうちに妖力を回復しようと思ったがやはり肉弾戦は圧倒的に不利。)

健志「宗近 獄炎葬。炎雷」

健志は鞘から刀を抜くと青火斬で溜めていた炎をイッキに放出させる

ぬらりひょん(肉弾戦に集中し刀から意識が逸れた

このタイミングで初見の技を放つか、、、

やはり黒井健志の戦闘センスは突出しているようだ)

浩介「手品でいうミスディレクションか」

リン「なにそれ?」

浩介「手品とかでタネがバレないように仕掛けとは別の場所に意識を向けさせるテクニックだ。そうすることでタネを見られることなく手品を成功させることができる。

健志の場合は肉弾戦に意識を向けさせ、本命の宗近による攻撃を当てることに成功した」

ぬらりひょん「とんだ小細工だな」

そして動けなくなったぬらりひょんはふたたび術を発動、上級妖術 

炎を正面から放ち、さらに回避した先に

雷を落とした。健志はそれらを交わし、近づくとぬらりひょんに向けてふたたび蹴りを放つ

ぬらりひょんは横にずれてそれを交わした

ぬらりひょん「同じ攻撃がそう何度も当たるわけがなかろう。ワシはついさっき受けた攻撃を忘れるほどボケてはいないぞ」

しかし健志はそう交わすことを読んでいた

健志「同じ攻撃をこの短期間で繰り返すわけないだろう。」

凄まじい剛力でぬらりひょんの腕を掴んだ。

健志「お前は確実にここで潰す。お前が存在する限り、この世界の不幸の連鎖は止まらないんだ」

ぬらりひょんが三池の力を使い強引に引き抜こうとするがそれに合わせて健志は相手の力と逆の方向に相手の腕をひっぱることで、ぬらりひょんの体のバランスを崩させ、力がうまく入らないようにした

そして健志はふたたび自分の腕に力を入れ、相手の腕を離さない

柔と剛の融合技 脱出不可能の堅牢。ぬらりひょんは逃げ場を完全に失う

健志「絶対に離さない。」

ぬらりひょん(まずい)

そこから抜け出すことは腕を切らない限り不可能。ぬらりひょんは隠し持っていた短刀で掴まれている腕を切り落とそうとした。

健志「もう遅い。森川流 龍天」

森川流 龍天。下から上に勢いよく斬り上げる技

その技によりぬらりひょんが短刀で腕を切り落とすよりも早く、健介はぬらりひょん、いや三池の体を宗近で斬りつける。

ぬらりひょん「舐めるなよクソガキが!」

健志「動きが遅くなってるぞ。森川流 斬骨」

渾身の横一文字斬り

ぬらりひょん「まだだ!妖術発動 樹木」

大量の樹木を具現化し、操る

その樹木が健志に襲いかかる

健志「森川流 斬雨」

樹木は青い炎の刃によりすべて切り裂かれた

ぬらりひょん「まだまだ」

全方位からの樹木

狙いは健志を物量で圧殺すること

健志「森川流 斬天」

これにより空間を作る

そしてイッキに炎を解放し、樹木を燃やした

健志「森川流 斬鉄剣!」

鋼鉄すらも叩き斬る斬撃がぬらりひょんに確かなダメージを与える

ぬらりひょん「ふざけるなああ!」

さらに獄炎葬を放つ。

それにより三池の肉体への支配が弱まり、ぬらりひょんは一時的に肉体が動かせなくなった

ぬらりひょん「体の自由が効かない。」

その隙を見逃す健志ではない

健志「トドメだ」

健志はさらに上空に移動すると自分の体を回転させ、炎の嵐を発生させる

そして限界まで火力を上げると

健志「宗近 獄炎葬。

炎天・獄炎葬!」

強烈な青い炎の斬撃を受けた

三池の体からぬらりひょんが出てくる。無論、宗近は退妖の刀であるため斬られた三池の体にはダメージは一切ない。

弱りきったぬらりひょんは健志に対して醜く命乞いをした

ぬらりひょん「ワシが悪かった。どうか見逃してくれないか」

健志「逆に見逃してもらえる可能性が1%でもあると思っているのか?」

健志はそういうと一切手加減することなくぬらりひょんを斬り捨てた。

ぬらりひょん(嘘だ。このクソガキにワシが負けた?死ぬ?ヤマタノオロチや空亡がいる時代から生き残ってきたワシが?嫌じゃまだ死にたくない、死にたくない、死にたくない、ワシはまだまだ人間の絶望する顔が見たいのに。誰でもいいからワシを助けてくれ)

ぬらりひょんは最後までなんの信念もなく、ただ醜いまま、死んでいった


健志「本当に申し訳ない。俺のわがままでみんなを危険に晒してしまって」

修斗「最終的に了承したのは俺たちだし、あの攻撃はわかっていないと絶対に交わせないやつだ。だから気にするな」

リン「そうだよ。最終的に勝てばいいんだから。結果よければすべてよしだよ」

浩介「黒風島での拳法家との戦いで仇を取ってもらったからな。それのお礼だと思ってくれよ」

優馬「そうそう。まあどうしてもっていうなら焼き肉奢ってくれてもいいけどな。とりあえず、脚は回収しておいたから、俺の能力で治す」

断面と斬られた脚をくっつけ、癒しの風で接合させた

健志「わかった。今日は俺の奢りで焼肉に行こう」

リン「大賛成」

浩介「大丈夫か?こいつらガチで遠慮ないぞ。健志の貯金が消滅する未来が見えるんだが」



ぬらりひょんから解放された三池が目覚めた

三池「俺は一体何を、、、そうだ。俺は黒井健志とまたタイマンするために修行を」

健志「戦ったあとだがタイマンするか?」

三池「黒井健志!もちろんだ。いますぐ始めよう!」

三池が望んだ武器なしでの一対一のタイマンが始まる。

鍛えられた男同士が素手で殴り合う

健志はあえて武術を使わず、男同士の純粋な殴り合い

その激闘を制したのはやはり健志

地面に倒れた三池は満足そうに語る

三池「また負けた。でもめちゃくちゃ楽しかった」

健志「ああ、俺も楽しかった。その力、悪い妖怪を退治するために使ってみないか?」

三池「もちろんだ。俺のわがままに付き合ってもらったお礼だ。今日からお前の舎弟になることにするよ」

リン「焼肉に早く行こうよ。もう夜だよ。お腹すいた!」

健志「悪い悪い。いますぐ走って行こう、そしたらお腹がもっと空いて肉が美味しくなるはずだ。」

修斗「確かに腹が減っている時の焼肉は格別だよな。」

律「勝利の焼肉だ。」

そしてこれから7人は長きにわたってこの世界を守護する英雄となるのだった。

ぬらりひょんとの対決からしばらくして

宗光の子孫である宗春が三池のために武器を作った。武器は斧。対妖の武器で切れ味は抜群。

三池の最初の妖怪退治の任務は妖怪 鵺を倒すこと。鵺とは猿の顔、狸の胴体、虎の手足、蛇の尾を持つ異形のことだ

鵺のいる村に向かう。なんでも鵺が村で暴れて、何人もの人が短期間で食われたらしい

村に入ると数名の村人と村長がすでに待っていた

村長「依頼を受けてくださって本当にありがとうございます。私は村長の斉藤と申します。

実は最近、村に異形の姿をした化け物に村の住民が相次いで襲われていまして、みなさんにその化け物を倒して欲しいのです。

健志「わかりました。化け物がいる場所を教えてください。」

村長「わかりました。こちらが村の地図になるんですがこの赤いばつ印があるところに化け物がいます。みなさんお気をつけて」

地図に従い、ばつ印のあるところに行くと

確かに鵺がいた。

リン「思ったよりでかいね」

健志「三池、一人で行けそうか」

三池「当たり前よ。」

三池と鵺が向き合う

三池「森川流移動術 雷光」

名工 宗光が作った武器のようには妖怪の力を斧に込めることができなかった代わりに健志から教わった、森川流剣術、移動術で妖怪に挑む

不規則な動きで鵺に接近

そして鵺の体をつたい、上に登ると空中で回転し、首の真上に移動、そして

三池「森川流 滝」

鵺の首を斬り落としたがやはりそれだけでは倒せない、鵺は首を再生させると鋭い爪の斬撃を三池に対し放った。三池はそれを交わし、距離をとってからふたたび間合いを詰め、跳躍し、空中で居合の構えをとり、鵺の脚を一本切り落とした

三池「森川流 龍月」

それによって体のバランスを崩した鵺に攻撃する

三池「森川流 散り桜」

無数の斬撃が鵺に再生の隙を与えないほどの速度で鵺の体を切り刻み、三池は鵺を撃破

健志「ナイス!三池」

修斗「さすが健志のライバル強いな」

リン「うん。頼もしいメンバーが増えたね」

こうして三池が正式にメンバーに加入した

それから数日後

健志、リン、律、修斗、浩介、優馬、三池は7人である山奥にある屋敷の前に集まっていた

なんでもこの屋敷の近くで行方不明事件が相次いでいるらしい。7人は不気味な屋敷の中に足を踏み入れた。中に入ると家に住み着く妖怪 やなりが大量に現れる。小さいとは言え油断はできない、襲いかかってくるやなりを全員で殲滅する。

やなりはとても弱く、全部を倒し終わるのに時間はかからなかった

健志「こいつらが人々を誘拐できるとは思えない。犯人はおそらく別にいる

手分けして探そう」

他のメンバー「了解」

7人による屋敷の探索が始まる。

屋敷中を探すがなかなか捕らえられた人は見つからない。健志は本当にここに人が捕まっているのかと思いながら探索を続けていると

まだ探していない部屋の扉があった

ドアを開けて部屋に入るとドアが消滅する。中には行方不明になった人たちがいる

そして姿を現したのは妖怪 山姥

体長は3m以上ある恐ろしい形相をした老婆だった。

健志が臨戦態勢をとる 

山姥「キィえええええ」

山姥が襲いかかってきた

健志は居合の構えをとり、いきなりカウンターを放った。山姥は斬られたことを意に介さず長い爪で健志の体を3枚おろしにしようとしてきたが

健志はそれを回避すると

健志「宗近 青火斬 。森川流 斬雨」

無数の青い炎の斬撃が山姥を切り刻む

ボロボロになっても山姥はあきらめず襲いかかってきた

健志「森川流 斬空」

空中から唐竹割りをはなち、山姥を一刀両断した。

それによってようやく山姥は消滅した。

扉が復活し、他のメンバーが入ってきた

他のメンバー「大丈夫か?健志」

健志「うん。犯人の山姥も倒せた」

三池「さすが俺のライバル」

そして健志たちは捕らえられていた人々を解放し、事件は幕を閉じた


それから月日が経ち90歳を迎え、引退を考えていた健志は先に亡くなった他のメンバーと雄二そして母の墓参りに行っていた。

健志「俺もすっかり歳をとってしまった。体もすっかり衰えてしまったしそろそろ引退しようと思う。きっと俺はもうすぐみんなのところに行くことになるだろう。その時は若い頃のように一緒にご飯を食べたり、トランプをしよう。また来るよ。じゃあねみんな、もう少しだけ待っててくれ」

家に帰ると

健志の妻「おかえりなさい」

健志「ただいま」

健志の妻が健志を出迎えてくれた。

そして夜になり

風呂に入り、寝る前に寝室で愛刀を磨いていると目の前に

突然、雄二が現れた。

健志「雄二さん!?」

雄二「お前らをずっとみていたが、お前たちを見てると晴明たちとの思い出を鮮明に思い出すよ。俺からお前にいいたいことはただひとつ。この世界を守り続けてくれてありがとうこれからもこの世界と人々を守ってくれ」

健志「もちろんです」

そう答えた瞬間、雄二は宗近の中に消えていた。

健志の妻「誰と話しているの?」

同じベッドの上で寝る前に本を読んでいた健志の妻が尋ねる

健志「ごめんごめん。独り言だよ。そろそろ電気消して寝ようか」

さっきの雄二は宗近が見せてくれた幻だったのかもしれないが幻でもうれしいものはうれしい。健志はまた明日からこの世界のためにがんばろうという気持ちになれた。


すると町から騒ぎ声が聞こえた。

健志「ごめん、ちょっと行ってくるよ」

健志の妻「気をつけてね」

健志「ありがとう。いってきます」


刀を持ち現場に向かうと大妖怪にして鬼神 大嶽丸が暴れていた

その大きさは30mを超え、風や雷、火を操っている。

健志「年老いたこの体でどこまでやれるか」

黒井健志の人生で最後の戦いが始まる

大嶽丸が放つ雷や火を回避しつつ、青火斬を発動!刀に青い炎を纏わせると雄二から受け継いだ飛行能力で大嶽丸を刀で斬りつけた

だが大嶽丸はその傷を一瞬でなおすと

不規則な風の攻撃を放ち、健志は甘味処

甘党の壁に激突し、血を吐くだが

すぐに立ち上がった。

健志「全盛期より動きも剣のキレもだいぶ鈍ってしまったがそんなことはいいわけにならない。先に死んだ他のメンバーや雄二さんに恥じない戦いをしなくては」

ふたたび健志が刀で大嶽丸に斬りかかる

大嶽丸の妖術や素手の攻撃を自慢の機動力で回避し、最後の大技を放つ

健志「宗近 獄炎葬」

若い頃より磨き続けた技、命をかけたその青い

炎の斬撃は大嶽丸を包み込み、大嶽丸は消滅していた。その時、健志が空中から地面に力なく落ちた

健志「年寄りが少しばかり無理をしすぎたな。春子本当にごめんな、先に死んでしまう俺をどうか許してくれ。春奈、健吾、志穂子もごめん。ああ、死んだらまた先に死んだ6人や雄二さん、母さんに出会えるかな。もし次に転生できるならあの6人とまた人助けをできるかな。春子とまた出会えるかな。まあとりあえず死んでみないとわからないよな。そして森川師匠、俺はちゃんとあなたの教えを守りましたよ、あの世でまた昔みたいに褒めてください。」

健志は大嶽丸を倒したあとその言葉を最後に道の真ん中で死亡した。健志に守られてきた町の人々は彼の死を悲しみ、健志の妻とともに彼のために立派な墓をつくり、そこに健志の遺骨を彼の愛刀 宗近とともに埋める。

その横には健志が自費で作ったリンや修斗、雄二、浩介、律、優馬、三池の墓があり、死後もこの世界を見守っている

そのおかげか、この世界に出現する悪い妖怪は格段に減ったのだった


健志の墓の前にある老婆が立っていた

春子「あなた、会いにきたよ」


ぬらりひょんとの戦いが終わってからしばらくして、春子は健志に告白していた

春子「健志、あなたのことが大好きです。私と付き合ってください」

健志は驚きながらも

健志「俺なんかでよければ、こちらこそよろしくお願いします。」

そして健志と春子は恋人になった

恋人になってから初めてのデートの日

待ち合わせ場所にて

春子「お待たせ、健志」

健志「俺もさっき来たところだから大丈夫だよ。じゃあ行こうか」

しかし二人の様子を見ている連中がいた

リン「最近なんだかソワソワしてるなって思ってたら、こういうことだったんだね。」

修斗「やっぱり、あの二人が付き合うと思ってだたんだよ」

浩介「というかこんなコソコソつけて大丈夫なのか」

律「大丈夫。仮にバレてもそんなに怒られないだろう」

リン「二人ともなかなかいい服のセンスだ。今日のためにいろいろ準備してきたわけだ」

優馬「友達として応援しているぞ健志」


健志「最近実はおしゃれなカフェを見つけたんだけどそこでランチにしない?」

春子「いいね。行こう行こう」


リン「それでやたら私におすすめのカフェ聞いてきたんだ。なかなかやるわね。」

浩介「なんか今日、お前ノリノリだな。」 


カフェにて

健志「ここのパスタ、とても美味しくて人気らしいんだ」

春子「本当だ。とてもおいしい。でも予約とるの大変だったんじゃない」

健志「前々からここに春子と一緒に来たいと思ってたから、結構余裕をもって予約をできたよ」

春子「ありがとう健志」

リン「今のところ100点!文句のつけどころがない」

三池「なんか以外だ。健志ってこういうデートプランとか考えるの苦手なタイプだと思ってた」

律「それわかる!」

浩介「そうかな?健志って料理はうまいし、喋り方も結構丁寧だし、むしろこういうの得意なタイプだと俺は思ってた」


カフェを出た後は景色が綺麗な海が見える公園

春子「とても綺麗」

健志「喜んでもらえてよかった。」

それからしばらく公園の周りや町を散歩した後

スイーツが美味しいと有名な場所に入った

春子「私に合わせすぎてない?健志が行きたいところに行ってもいいんだよ?」

健志「俺もスイーツ好きだよ」

春子「それならよかった。前に私がスイーツが好きって言ったから、気を使わせちゃったかと思った」

健志「そんなことないよ。もしよかったら一回家に帰ってからいっしょにご飯を食べに行かない?」

春子「うん、そうしよう」

服を着替えふたたび待ち合わせをする

待ち合わせ場所に向かうと春子が西洋の妖怪 狼男に襲われている 

健志(しまった、ディナーに行くと思って宗近を持ってきていない。でも取りに帰る時間もない。)

健志が横から狼男にドロップキックを繰り出す

健志「大丈夫?春子、怪我はない?」

春子「うんありがとう。大丈夫だよ」

狼男「よくも俺を蹴ってくれたな。お前も食い殺してやる」

健志「両方食べられないよ」

健志が跳躍し、巨大な狼男の顔面に蹴りを入れる

狼男「人間のくせに大した跳躍力と蹴りだな。」

健志「俺の大切な人には指一本触れさせない」

春子「健志」

狼男「なるほど」

狼男は健志ではなく春子の方に向かった

健志「まさか」

健志が素早く移動し、春子の前に来た

狼男の鋭い爪の斬撃が健志の体の肉を抉った 

春子「健志!」


リン「これやばいじゃん。私たちも出よう」

三池「いや待て」


健志「こんな爪の攻撃だけで俺がやられると思ったら大間違いだ狼男」

狼男「お前本当に人間か。」

健志の精神力に狼男も驚愕する

健志はふたたび跳躍し、空中で体を入れ替えながらテコンドーの二段蹴りを放つ

そして狼男が怯んでいるうちに着地し、後ろに回り込むと後ろから飛び蹴り

狼男の巨体が倒れる。

優馬「大丈夫か!健志」

リン「私が狼男を拘束して警察に突き出す」

春子「あなたたちは健志のお友達の」

優馬「すいません。出るタイミングを見失ってしまって」

優馬が健志の傷を治した

健志「もしかしてずっとつけてた?」

浩介「ストーカーみたいなことをしてごめん。俺は止めたんだけど。お詫びに金を出すから。新しくそこの店で服を買って、ディナーを楽しんで来な。本当に申し訳ない」 

健志「こちらこそ気を使わせてしまった。でもありがとう浩介、やっぱりお前はいいやつだよ」

健志は新しく服を買い、試着室で着替えタグを切ってそのまま春子と一緒にディナーに向かうことにした。

二人で歩く途中

春子「私を守ってくれて本当にありがとう。相変わらずとてもかっこよかった。」

春子が健志にキスをした

健志「え?春子?」

春子「私からあなたへのお礼だよ」

健志の顔が真っ赤になる。

その様子を見ていた人間がいた

律「いいものを見せてもらったよ」

三池「健志の顔がめっちゃ赤くなってるぞ」

浩介「俺たちはずっと応援してるぞ健志。」


それから数年後二人は結婚できる年齢になると

春子「今日は私と一緒に私のパパに挨拶に行ってほしいの」

健志「もちろん行くよ」


春子の実家にて

大川秀樹「なるほど。確かに君は娘の命の恩人だ。でもだからと言ってすぐに大切な娘をあげるわけにはいかない。君が誇れる長所を教えてくれ」

健志「はい。私は自分が普通の人間よりは強いという自信があります。なので娘さんをいついかなる時でも絶対に守って見せます。そして私は娘さんのことが大好きです。この気持ちはたとえ娘さん想いのあなた相手でも負けていないと思います。嘘だと思うなら私の目をよく見てください。」

大川秀樹(覚悟の決まったいい目だ。それにとても礼儀正しく丁寧で娘も彼のことを話す時はいつも嬉しそうだった。ここまで来たら彼を拒絶する理由もないだろう)

「わかった。君に娘を託そう」

健志「ありがとうございます。娘さんを一生大切にいたします」

春子「やったね。健志」 

健志「うん」

大川秀樹(あの二人を見てると昔を思い出すよ。私も佳代子の両親に挨拶に行ったときにあんな感じで必死に佳代子への想いを伝えて、結婚を認めてもらったな)

その後しばらくして二人の結婚式が開かれた

健志の母親「健志、結婚おめでとう。私が言う資格はないかもしれないけど家族を大切にね」

健志「もちろんだよ。母さん。今日は来てくれてありがとう」

そして戦友たちが健志のもとに集まってきた

リン「結婚おめでとう健志。二人とも幸せな結婚生活を送ってね」

修斗「結婚おめでとう健志。俺なんかを誘ってくれてありがとう。奥さんを大切にな」

律「結婚おめでとう健志。二人が結婚するだろうと思っていたよ。幸せな家庭を築くんだぞ」

浩介「結婚おめでとう健志。たまには任務を俺たちに任せてもいいんだから、ちゃんと家族のことを見てやるんだぞ」

優馬「結婚おめでとう健志。お前ならきっといい旦那さんになれるよ」

三池「結婚おめでとう。子どものことは大切にするんだぞ」

健志が涙を流しながら

健志「みんなありがとう」

リン「泣くの早いよ。結婚式終わる頃には涙で全身の水分が抜けるんじゃない?」

律「ミイラになったら棺を用意してあげるよ」

健志「結婚式で不謹慎な奴らだな」

健志は笑った。


神主さんが神様に向けて結婚の報告を行い、ふたりの末永い幸せと繁栄を祈る言葉を読み上げ、夫婦の永遠の契りを結ぶ儀式を行い、健志と春子が読み上げる「誓いの言葉」を聞き届ける。などと言った手順を踏み、二人は正式に夫婦となった。

夫婦仲は非常に良く、子宝にも恵まれ、順風満帆な夫婦生活を送っていた。

そして何より二人とも子煩悩だった。

健志「春奈、健吾、志穂子今日は家族みんなで遊ぶに行こう!」

春奈、健吾、志穂子「やったあ!お父さんとお母さん大好き」

健志(ああ、とても幸せだ。俺は絶対に親父のようにはならない。家族を大切にできる人間になる)

春子「あなた!早く行きましょうよ」

健志「ごめんごめん」

それから子どもたちは独立しそれぞれ立派な社長や妖怪退治の仕事を始めた

ちなみに

春奈 大川グループの傘下の会社の社長 

健吾 妖怪退治

志穂子 妖怪退治


そして二人ともついに90歳を迎え、あとは二人で短い余生を過ごすだけのはずだったが健志は町の人を守るために鬼神 大嶽丸と戦い、力を使い果たして

死んでしまった。

春子は涙を流しながら

春子「本当に頑張りすぎだよあなたは。でも、困っている人がいたら助けずにはいられないあなたの優しい性格に私は惚れたんだからこれも仕方がないことだよね。その代わりあの世でちゃんと待っておいてよね健志。私は残りの短い人生を全力で生きることにするよ」 

春子は墓に背を向け、歩き出した

健志「ああ、そうしてくれ」

後ろから健志の声がした

春子「え?健志?」

振り返っても誰もいない

春子「ふふ。ありがとう健志。私を応援してくれたんだね」

春子はふたたび前に向かって歩き出した

最終章 妖魔決戦編閉幕

最終章とありますが

続編やスピンオフも書いていくつもりです

楽しみにしていてください

*この作品はnoteでも無料で公開されています。

追記 続編は6月中にアップするよていです。

物語としてキリがいいので一旦、最終章としましたが

妖怪旅館編や第二次人妖戦争編、他のメンバーのスピンオフを展開していくつもりなので楽しみにしていてください

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