第256話 VS蚩尤(その3)
勇者ハーミアが日照り神の魃に進化した。
スラオに少量持ってきて貰った神気が含まれた灰色の霧を、ハーミアの日照の能力は一瞬で消し飛ばした。
水分を蒸発させて神気だけ一瞬漂う。
そんな感じだ。
これで灰色の霧も対応できる目処が立った。
そんな時、スパ1から念話が入った。
スパ1(陛下、拠点に蚩尤達が侵攻してきました。)
(状況はどうなっている?)
スパ1(かなり不味い状況です。例の灰色の霧と共に進軍してきて、魑魅魍魎以外にも悪獣、竜生九子、風伯、雨師、雷公、電母、夸父、雲使い、勢揃いです。)
(総力戦だなぁ。ゴブ1、コボ1、オク1、オガ1、アンナ達は迷宮に退避させよう。)
念話でコボ1達に連絡し、迷宮に退避するように伝える。
迷宮なら大軍できても、籠城し防衛出来るだろう。
その内にこちらも戦力を派遣するのだ。
良し、俺達も行くぞ。
前回出撃したメンバーを世界樹前に召集。
以下のメンバーが揃った。
俺、樹海帝国皇帝ヒロト。
雷神トールのライゾウ。
堕天使サリエルのデステル伯爵。
悪魔ビフロンスのデルガ侯爵。
悪魔ベリトのヴァンス伯爵。
悪魔ボティスのリザルド元帥。
エルダーリッチの勇者ユイと使い魔の火の鳥フェン。
ダークハイエルフのグレイア女王。
亜神ペナンガルのビー1将軍。
ヴァルキリーのスクルド、ヒルド、スコグル、フリスト。
勇者タクミ。
魃に進化した勇者ハーミアは砂漠地域で召喚待ちだ。
リザルド「さあ、この前の雪辱を果たすのだ。」
ライゾウ「今度こそ倒してやる。」
デルガ「うむ。灰色の霧さえ無ければこっちのものだ。」
ヴァンス「その通りだ。」
デステル「・・・。」
ハク「ちょっと待って!私たちも行くわ。」
応龍のハク、麒麟のコボミ、霊亀のリザ、鳳凰のハピが世界樹前に転移してきた。
「お腹の赤ちゃんが心配だから待っててくれ。」
ハピ「分身体で行くから大丈夫よ。」
「とは言うものの、どんな影響があるか分からないからなぁ。」
リザ「私は陛下の盾。分身体で陛下を守ります。」
コボミ「相手は蚩尤。待っていられないのです。」
ハク「大丈夫よ。分身体が消滅しても本体に影響は無いもの。
それに赤ちゃんは分身しないから、問題ないわ。絶対行くわ!」
「むむ。そうかぁ?」
不死王ルシーも世界樹前に転移してきた。
ルシー「行かせてあげなさい。私も心配だわ。」
「まさかルシーも来る気か?」
ルシー「私は非常に残念だけど、分身出来ないので、行かないわよ。」
「そ、そうだよね。」
ルシー「替わりにアスタロトに行かせます。」
「お、おう。アスタロトなら問題ないな。」
悪魔アスタロトが転移してきた。
アスタロト「陛下の為に死力を尽くしましょう。」
「宜しくね。」
悪魔サブナックのライゴー副将軍も世界樹前に転移してきた。
「ちょっと待ったぁあああ!
師匠!私も連れていって下さい!」
ライゴーの後ろに悪魔キマリスのオニバル将軍と悪魔ヴィネのライカも現れた。
オニバル「師匠、私も行きます!」
そして悪魔エリゴスのグレンシー将軍と悪魔アンドロマリウスのリリア副将軍、悪魔リリスのリーネット副将軍も現れた。
リリス「義兄さん!私達も行きます!」
リリスは目をうるうるさせて俺を見詰める。
俺の後ろに悪魔ゼパルのリガント将軍と悪魔ナベリウスのコボ2がいた。
リガント「陛下、ここまでのメンバーが行くのに、私達を置いていくと言う事はないでしょう。樹海王国建立前から将軍だった私は、今までで最大のこの戦いに参加できないで、指を加えて見ているだけなんて耐えられません!」
コボ2「勿論、私も行きます。」
初めて負けて帰って来たからなぁ。
皆心配してるんだろうねぇ・・・。
良し、このメンバーで行くか!
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