第249話 竜生九子
11/17 アンナの種族修正。
キラーアントエンプレス → 悪魔パイモン
俺たちの前に風伯と雨師が現れた。
雨師は右手から流れる水で9つの魔方陣を作り出す。
そして竜生九子を召喚した。
竜生九子は竜が生んだ九匹の子。
一つの魔方陣で構成している水が黄色に変わる。
壮大で静かなメロディーが流れる。
魔方陣から出てきたは黄色く細長い牛の形をした四つ足の龍。
2本の牛の角。全身は龍の鱗。
囚牛が現れた。
雨師「囚牛よ、絶望に落とせ。」
一つの魔方陣は黒く変わる。
怒気と共に大きく開いた龍の口。
そして迫力の眼光。
四つ足の龍が現れた。
睚眦が不敵に笑う。
雨師「睚眦よ、破壊せよ」
一つの魔方陣は水が風に変わる。
風は吹き荒れ鳥の形をした龍が現れる。
嘲風が飛翔した。
雨師「嘲風よ、吹き飛ばせ。」
一つの魔方陣からは大きく低い声が聞こえる。
ガッチリと地を掴む四つ足は太く逞しい龍。
蒲牢が吠えた。
雨師「蒲牢よ、吼えろ。」
一つの魔方陣からは炎が浮かび煙が立ち込める。
真っ赤な獅子の形をした竜。
狻猊が燃える。
雨師「狻猊よ、燃やし尽くせ。」
一つの魔方陣は水が増えていく。
平らな頭。1対の角。
竜の鱗。四本の足と尾。
両生類の形をした龍が現れた。
蚣蝮が這う。
雨師「蚣蝮よ、押し流せ。」
一つの魔方陣からは虎の形の龍が現れた。
狴犴がしなやかに飛び出た。
雨師「狴犴よ、食い殺せ。」
一つの魔方陣からは亀の形の龍が現れた。
贔屓がゆっくりと歩み出る。
雨師「贔屓よ、踏み潰せ。」
一つの魔方陣から現れた龍。
魚のような体。虎のような頭。
空に向かって反り返る尾。
鯱の形の龍。
螭吻が跳ねた。
雨師「螭吻よ、皆を守れ」
雨師「竜生九子は竜に成れなかった竜の子供だが、それぞれ竜に無い技能をもつ。そしてレベルを上げて、今や竜を越えたのだよ。
さあ、その実力を見せるが良い!」
ユイ「先ずは鳥対鳥ね。フェン、嘲風を頼んだ。」
フェン「承知した。」
火の鳥フェンは炎を纏い飛び出す。
迎えるは嘲風。
嘲風は退いて、フェンを凝視する。
フェンは嘲風を追う。
フェンが嘲風に体当たりしようと飛び込むが、嘲風には当たらない。
速攻もフェイントもその動きを読んでいるかのように躱す。
フェンの飛行速度が徐々に上がり高速の飛行戦が繰り広げられた。
勇者ハーミアは始めに現れた囚牛に飛びかかっていた。
聖剣の大剣を上段から降り下ろす。
囚牛は牛の角で聖剣を振り払う。
勇者タクミは睚眦に飛び掛かり、聖剣を薙ぎ払う。
睚眦は躱し、爪をタクミに突き立てる。
タクミは聖剣の腹で防ぎ反撃。
激しい打ち合いが続く。
ヴァルキリーのスクルドは槍を構え、蒲牢に突き進む。
ヒルドは狻猊に雷撃を飛ばす。
スコグルは水撃を蚣蝮に飛ばすが蚣蝮に水魔法は通じず。
フリストは狴犴に爪を振り払う。
ユイが贔屓に聖魔法を放つ。
グレイアが螭吻に闇の触手を伸ばす。
ライゾウ「じゃあ俺は風伯に行くぞ。」
雷神トールのライゾウは雷槌を手に風伯に迫る。
アンナ「私は雨師ですね。」
悪魔パイモンのアンナも槍を持ち雨師に向かった。
「俺は見てれば良いのかな?」
俺は神眼アイのスキル鳥瞰を使って全体を俯瞰する。
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