第209話 VSベヒモス
ベヒモス、巨大な魔獣。
魔法も物理ダメージも寄せ付けない硬い皮膚。
凶悪な角。鋭い牙、爪。
押さえていたマシランが撤退し、自由となった魔獣は暴れ始めた。
迎え撃つ四聖獣の一角朱雀。
堕天使サリエルのデステル伯爵。
悪魔ゼパルリガント将軍。
リザードマンエンペラーのリガール副将軍。
ゴブリンエンペラーのゴブ2。
朱雀の極炎がベヒモスの周りを焼き尽くす。
ベヒモスは炎に動じず、極炎のなかを進む。
ゴブ2が跳躍し大剣を上段から降り下ろす。
ベヒモスは大剣を気にせず、爪でゴブ2を払う。
ゴブ2は空中で方向転換出来ない為、爪が直撃。
ゴブ2は払い飛ばされ地面に激突。
手足が変な方向に曲がって爪の傷跡が大きく残り血が流れる。
エンペラー種の驚異的な回復力で手足が傷が治っていく。
立ち上がるゴブ2。
ゴブ2「空を飛べないと不利だな。
朱雀様、失礼を承知でお願いです。」
朱雀「皆まで言わずとも良い。
背に乗れ!」
ゴブ2「おお!有難う御座います。」
その間、リガールの大剣がベヒモスを襲う。
リガールはベヒモスの爪を飛行で躱す。
リガールの大剣はベヒモスの頭部に直撃するが弾かれる。
リガール「ふむ。硬いな。」
リガールはそのまま首筋に向かって空中を移動する。
ベヒモスの意識は上空に浮かぶ黒い堕天使と赤い悪魔に注がれていた。
赤い悪魔リガントから禍々しい魔力が溢れる。
黒い堕天使デステルからは神気が静かに拡散している。
リガントは赤い大剣を構えベヒモスに飛びかかる。
デステルは黒い大鎌を振りかぶる。
リガントの赤い大剣をベヒモスは角で受ける。
流石に悪魔の大剣は皮膚で受ける訳にはいかない事を本能で感じた様だ。
大きな音。
リガント「ほう、中々硬くて良い素材だ。」
デステルは黒い大鎌を薙ぎ払う。
ベヒモスは大鎌を爪で受ける。
大鎌は軌道を変えてベヒモスの右前足の指を斬り払った。
「クゥ、」
顔を一瞬しかめるベヒモス。
反す刀で大鎌は右前足も斬り飛ばす。
デステル「ハハハ、魔獣も俺の大鎌なら斬れるな。」
デステルは斬り飛ばした爪が生えた指を闇の空間に収納した。
しかしベヒモスの超回復力は異常。
右前足は斬られた先から生え始め元に戻っていく。
デステル「再生速度も中々じゃないか。
身体も良い素材になりそうだ。」
リガント「あの硬い皮膚でうちの軍の鎧が揃うな。」
デステル「うむ。爪と牙で良い剣も作れそうだ。」
リガント「陛下に良い土産を渡せそうだ。」
デステル「角は陛下に献上しよう。
どれ、爪は後十数本は再生させよう。」
デステルとリガントは、素材採集のつもりらしい。
リガールは首筋に到達し硬い皮膚の隙間に大剣を突き刺す。
ベヒモスは首を振ってリガールを振り飛ばす。
リガールは空中で飛行により体勢を変えて上空に飛ぶ。
リガール「ゴブ2、硬い皮膚の隙間には攻撃が通る様だぞ。」
朱雀の背で大剣を構えたゴブ2がリガールに並ぶ。
ゴブ2「流石リガール。剣が通る箇所は他にもありそうだ。」
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タイトルは『仮題)異世界転生したけど魔法が使えず、貧乏で武器も買えないので気功で最強になって無双します。虐げた奴らに復讐だ!』
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