編集中
「君は誰なんだ」
どこまでも続く花畑の真ん中で、彼女に向けて呟く。すると、長い銀髪をなびかせてこちらに振り向き
「酷いなぁ。君とはもう逢ったことがあるよ」
「そんなはずない。俺はこの世界に降りてきてまだ一日しか経ってないんだ。君のように綺麗な人に出逢っていたら忘れるわけないし、目で追いかけてるよ」
「ハヤト、破廉恥だね。そんな事言ったって僕、靡かないんだから」
プイと顔を背ける彼女。その姿には神々しささえ
「ーー神々しさ? 神々しさを感じたのなんて一度しかないじゃないか。……もしかして君は」
「ーー残念、今日はここまでみたい。……もっと長く話せたらいいのに」
そう言ってこちらに振り向いて、花の渦に包まれていく彼女。
「待ってくれ‼︎ 君はグーア様なのか⁈ 地球で俺の夢に出てきたのも、グーア様なのか⁈」
「その名前は、すっごく嫌いだよ。……またね、ハヤト」
そう言って余韻を残して消えていく。
ーー待ってくれ! 俺は夢で君と逢ったときに一目惚れしたんだ!
その想いは声にならなくて、
闇に消えた。
*
「夢で出逢った人に惚れるなんてどうかしてるよな」
一人、そう呟く。
夢から追い出され、現実に引き戻される。
しかし、脳の機関が作り出した映像にしてはあまりにも繊細で、悲しくて、思わず泣いてしまう。銀髪の彼女がもし、グーア様その人ならば俺の夢に出てきてもおかしく無いのだ。それぐらい印象に残っている。
けれど、俺は女神であるグーア様と会う前に銀髪の彼女に夢で出逢っている。それがグーア様ならば、【勇者召喚】の予兆として信じることができる。しかし、彼女は「その名前は嫌い」と言った。グーア様との関係はあるが、はっきりとした別人なんだろうか。そこそこ似ている感じがするのは気のせいなんだろうか。
ぷる……?
「どうしたの?」と言わんばかりに、首をかしげるように揺れるスライム。【サリエル】を食われた仇ではあるが愛いやつだ。
昨晩布団に入って来るところまでは感じたが、まさか俺の腕の中に潜り込んでいるとは思ってもいなかったが。
「なんでもないよ」
そうスライムに言って、スライムを抱きしめたまま布団から這い出る。スライムを床におろしてから立ち上がる。
「おはようスライム。……一々スライムって呼ぶのなんか嫌だな。お前、名前ないのか?」
ぷるぷる。
「なさそう、だな。まぁ、追々考えるとするか」
ぽよん!
心なしか嬉しそうなスライム。かなり俺の言葉がわかってきたようで何よりだ。
そして、今日はステータスカードを作り、【冒険者】という職業に就く。これから【ツンフト】に向かい、その手続きをするのだ。
【ウリエル】を身に付け、カバンを持つ。準備のできた俺の頭の上にスライムが飛び乗る。すっかりそこが定位置になってしまったらしい。あまり重さも感じないので迷惑でもないが、表現するとすれば、小さい帽子をかぶっている感じだろうか。
「じゃあ行くか」
一言、スライムに呟いて宿を出た。
*
また眠った。
今度は大きいキラキラに包まれて眠ってみた。
そしたら、なんだかポカポカしてきて、ものすごくおっきいキラキラに当てられたときよりもポカポカした。
これは一体なんなんだろう。
よく分からない。
そういえば、昨日の音の振動を使った意思疎通の受信だけできるようになった。
なんとなくだけど、キラキラの光り具合でキラキラの意思がわかったりもした。
昨日、大きいキラキラは分離したキラキラを食べるなって言った。途中食べろって言われて頷いたけど、大きいキラキラは引っかかった僕をみて笑ってた。なんだかムカムカした。これもよく分からない。たくさんの分からないことが僕の中に溜まって行って、少し大変。
そして、僕の体はきっと水のように流体なんだ。だから頷く度にぷるぷる揺れる。
それを使って意思の疎通をしてみたけど、なかなかに上手く行ってたみたいで良かった。
こんな感じでこれからもわかることがたくさんあるといいな。
*
【ツンフト】に向かう前に一つ用事を足すことにした。
繁華街に行って、様々な生活必需品を買わねばと思ったのだ。何せ俺は歯も磨けていないし、風呂にも入れていない。うがいはして来たが、それだけでは日本で快適な生活を送って来た俺としてはなかなかに厳しいものがある。
それに俺の武器がなくなってしまったので、換えの剣を探さなければならない。しかし、剣の選び方なんて分かったもんじゃないし、いい感じの剣が見つかればいいんだけど。
繁華街は朝から想像以上に活気に満ち満ちいていた。屋台は道を分断するかのように所狭しと並べられ、香ばしい匂いをムンムンと立たせていた。そんな匂いを嗅いでいると、俺の腹の虫は一気にーー
ぐるるるるぅ……。
となる訳で。
「……なんか食うか」
ぽよんぽよん。
「お前も食べたいのか?」
ぽよん。
「食わせていいのか……? まぁ、体調を崩したら本スライムの責任ってことで」
早速、目に留まった一軒の屋台に向かってみる。
「らっしゃい、うちは肉ぐしを売ってんだが、坊っちゃんは客かい?」
肉の刺さった串を鉄網の上でひっくり返しながら、頭にバンダナを巻いて髪を逆立てた店主が問いかけてくる。タレがつけてあるのか、食欲をそそる匂いだ。
「あぁ。二本欲しいんだが、いくらだ?」
「二本で銅貨四枚だな」
「……安くないか?」
「そうか? 普通だと思うぜ?」
この世界の物価はよく分からない。銅貨四枚ってことは4パルってことだろ。日本円なら4円か?そのあたりよく分からないから比べる事も出来ないな……。
そんなことを思いながらカバンの中の巾着を開けると、持ち合わせの銅貨は存在しなかった。それもそうだ。今まで金貨と銀貨での支払いしかしてこなかったのだ。銅貨がなくて当然といえば当然だ。
「すまない、銀貨でもいいか?」
「あぁー、銀貨だと釣り銭の計算が必要になってくるな。俺計算苦手だからよ、間違ってたら言ってくれや」
「あぁ、間違ってても構わない」
そう言って銀貨を店主に手渡す。
「太っ腹な坊っちゃんだなぁ。……釣りはぁ、多分大銅貨九枚と銅貨六枚だろ?」
そう言って、しっかりと計算されて金額の間違っていない釣り銭が渡される。
「間違ってないな」
「おっ、ほんとかい? 坊っちゃんツイてるよ。……ほい。熱いから火傷しねぇように食えよ」
所々タレが焦げていて、非常に食欲そそる匂いをした肉ぐしを二本、剛腕とは言えないが、そこそこに筋肉のついた腕で突き出してくる。その香ばしい匂いが鼻腔を刺激して、もう一度腹が鳴ってしまいそうだ。すぐさま受け取って、正面に据える。
ーー我慢ならん。火傷覚悟で食おう。
脇目も振らずに肉ぐしの先端にかぶりついてみる。
「うまっ‼︎ なんだこの肉」
「かっはっは、嬉しいこと言ってくれるねぇ。特にこれといってなんもしてねぇが、おらぁタレには自信があんのよ」
そういって力こぶを作り、ニカっと笑ってそれを見せつけてくる。
本当に美味い。今まで生きて来て食った肉の中でも上位に入る美味さだ。
ぷるぷるぷるぷる……。
「あぁごめんごめん」
スライムが耐えかねて小刻みに震え始めたので、一言謝ってから肉ぐしを掲げてみる。すると、伸びて来た触手で器用に肉ぐしを掴み、そのまま体内に取り込んだ。
ーー便利だなぁ……。
店主のおっちゃんは、まさかスライムに食べさせるとは思っていなかったらしく、口をあんぐりと開けて呆けた面をしている。
「いやぁ、ビックリした。やはり貴族の坊っちゃんはやることが違うねぇ。まさかスライムに人が食う肉を食わせるなんて」
「……貴族の坊っちゃん?」
「あぁ。そんな豪奢な鎧付けてるんだ。どこかの貴族の坊っちゃんのお忍びかなんかだろ? ま、その格好じゃすぐにバレちまうだろうけどな」
そんなことを思われていたのか。そうならば、これまでの周りの人があまり関わってこなかったのも、この鎧をつけていることによって貴族に見られてたってことか?じゃあ、門でガレスが対応に出て来たのも、そのせいだって言うのだろうか。
「すまないが、俺は貴族の坊っちゃんでも大富豪の家の子とかでもない。普通の人間だ。姓は無いし、俺はこれから冒険者になろうと思ってる」
「…………本当かい、そりゃ」
「あぁ。事実だ。嘘、偽りなく、正真正銘本当にただの一般人だ」
「……なんだいそりゃあ。少し緊張していた俺がバカみてぇじゃねぇかよ。口調もそこそこ気を遣ってたってのによぅ」
「さっきとあまり変わらない気がするんだが……」
「ま、細けぇことは気にすんな。美味いって言ってくれたお礼に肉ぐしもう一本やるからよ。それで勘弁してくれや」
そう言って、焼きたての肉ぐしを渡してくる。
「良いのか? 金なら払えるぞ」
「その金の使い方が貴族みてぇなんだよな……。気にすんな。その代わり、また買いにきてくれよ。いつもここで屋台やってっからよ」
「分かった。必ず来る」
「おうよ。……次はめんどくせぇから銅貨持ってこいよ」
「覚えておくよ」
そう言って屋台の前から立ち去る。
「良い屋台だったな」
ぽよよん。
*
「歯ブラシもどきは買った。石鹸もどきも買った。後は……」
買った生活必需品をカバンの中で整理する。かなりのものを買い込んだつもりなのだが、そんなに所持金が変化していないと言う現状に少し驚いていたりする。
ーー後、他に買うものは……。
「あぁ、剣か」
【サリエル】代わりになるものを探さなければならないんだった。
ぷるぷる……。
スライムがまるで、「ごめんなさい」と言っているかのように震える。正確にこいつの感情を理解できるわけでは無いが、そこそこ感じ取れるようにはなったと思う。
「恨んではいるけど、お前は昨日の夜、俺の【ウリエル】を食わなかったからな。もうしないんだったら許してやっても良い」
ぽよぽよ。
強く肯定するかのように揺れ出すスライム。きっとこれからもこのままなら大丈夫だろう。
ーーにしても、俺の第一の仲間はスライムになるんだろうか。
そんなことを考えつつ、鍛冶屋街へと向かう。
*
道行く人に鍛冶屋の場所を聴きながら歩くこと十分程度。俺の格好にびっくりされながらもどうにかこうにか鍛冶屋街まで来た。
鍛冶屋街に入った途端に、強烈な油の匂いと焼けた鉄の匂いが混ざり合って俺の鼻腔を襲った。鼻をもがれるとまではいかないものの、思わず鼻を摘んでしまいそうな匂いで、あまり好きになれる気がしない。
ふと視線を上げると、『鍛冶屋ドリアス』の文字が目に入った。なんとなく気になったので入ってみる。
「ごめんくださーい」
日本式の挨拶で空いていた扉をくぐる。そこではゴーグルをしっかりと着け、一心不乱にその金槌を振るう一人の女性の姿があった。その女性の油で汚れている金髪は、頭の後ろで荒々しく纏められ、金槌を振るう度に揺れていた。そして、少し離れたところから見ても彼女が長身なことがわかる。無駄な肉は付いておらず、丈夫そうな腕が乱暴に見えて、正確に振るわれていた。
「ごめんくださーい!」
「あぁ⁉︎ ちょっとまってくれ! 今いいとこなんだ!」
そう応えながら金槌を振るう手を止めず、目はしっかりと叩いている鉄を睨んでいた。
*
「いやぁすまないね。どうも鉄を打ち始めると周りに気がいかなくってさ」
応答があってから十分ぐらい経った頃だろうか。鉄を焼き、金床でそれを伸ばすという作業を何度も繰り返した頃に、満足そうな顔をした女性の言葉が飛んできた。
「いや、突然訪ねたのはこっちだから、何かに没頭してても咎められることはないさ」
「まぁ寛容だこと。……で?貴族の坊っちゃんが寂れた鍛冶屋に何の用だい?」
またここでも貴族の小僧だと思われてしまう。そろそろ本当にマントを買いに行くべきだろうか。【ツンフト】に向かう前に一枚無難なものを用意しよう。
「……俺はこんななりしてるけど、貴族の坊主でもなんでもないよ。単なる一般人だ」
「……信じられないね。その鎧、かなりの業物と私は見てるんだけど、違うのかい?」
そう言って顎で俺の【ウリエル】を指す。
「確かにこれはその辺じゃ買えない。【神銘】付きだよ」
「しんッ⁈ ……そりゃあ、他所では買えないわな。貴族でも買えないほどさ。で、そんな神銘付きの鎧を身につけたにいちゃんは私の鍛冶場へ一体どんな用で?」
「実を言うと、俺が今まで使っていた【神剣】が壊れてしまったんだ。それで換えのものをと思ってこの鍛冶屋にきた」
「【神剣】が、そりゃまた災難な……。でも、私の鍛治士としての能力じゃあ【神剣】ほどの剣は打てない。他を当たった方がいいと思うぞ」
「そうかもしれないが、実際問題その剣すら俺が振っていたんじゃないんだ」
「それは一体どういう……?」
「剣は振るものであって振られるものじゃないだろう? 俺はきっとその剣に振られていたんだ。だから、自分に見合った剣が欲しいと思ってな」
嘘も方便である。その剣を振ったことは一回しかない。
しかし、剣に振られていたというのはまんざら嘘でもない。
「……その心、気に入ったよ‼︎ 付いて来な!」
そう言って奥に引っ込む。何が何だか分からないが気に入られたらしい。言われた通りついて行こう。
*
俺と長身の女性、そして一匹は鍛冶場から地下へと続く一本の階段を降りているらしい。
「この先は魔鉄で打った武器や防具の保管庫だよ。あんたには私の最高傑作を渡そう。剣に振られるかもしれないが、そこは自分でなんとかしな」
「そんな無茶苦茶な……」
保管庫に着くと、そこには所狭しと防具や武器が並べられていた。あかりは最低限しかなく、油に火が灯されているだけであった。
すると女性は徐に奥へと進み、一つの長方形の箱を持って来た。
女性が箱を開けると、そこにあったのは一本の長剣。鞘に華美な装飾の類は一切なく、その剣は全体的に反っていた。それは日本でも目にしたことのある
「刀……」
「おっ、良く知ってるね。私の師匠は【和の國エイド】の出身でね。私も最初は刀を打ちまくったさ。ある程度修行した後、超高純度の魔鉄が手に入ったんで、どうせなら刀が打ちたいってことで打ったのがこれ。銘は【心月】だよ。これほどの材料が手に入らないっていうのも理由にあるが、これを打った後でこれを超えた刀はまだ打ててない」
そう言い切ると箱を床に置き、その刀を取り出す。そして、荒々しい動作でその刀身を解き放つ。
その刀身は、淡く蒼色に輝いていて非常に美しいものだ。見ているだけで斬られそうと感じた【サリエル】とは別の、全てを包み込むかのように優しく光を反射していた。
するとその刀身を鞘に仕舞い、柄をこちらに向けて来た。
「抜刀して魔力を流してみなよ。それでこの刀は相棒を判断するんだ。……今まで魔力を流して拒絶されたのは数多く居るよ。私も打った張本人なのに魔力を流して拒絶されたんだ」
「そんなの、俺が拒絶されること待った無しだろ?」
「そんなのやってみなきゃ分からないだろ? いいから、一回やってみろって」
そう言って柄を俺の手に押し付けてくる。
ーーなんだろうこの不思議な感じは。
柄が手に馴染む感じ。
初めからこの刀を知っていたかのような。
無意識に俺は刀を抜いていた。
いつのまにかその淡く蒼く光る刀身が目の前にあって。
魔力の扱い方、流し方なんて知らないのに。
いつのまにか俺の刀を持つ手がじわじわと温まって来て
ーー轟ッ‼︎
急に淡い光から、ガスバーナーのように光の奔流が溢れ出し、あたりを蒼く染め上げる。
頭の上のスライムが、飛ばされないようにと俺の頭皮をがっちりと掴んでいるが、そちらに気をとられることなく、その刀身から目を離すことができなかった。
「こ、こりゃぁ……」
女性が呟くが、俺の耳には【心月】の声の方が大きく聞こえるような気がして。
*
どのくらい時間が経っただろうか。【心月】の刀身に見惚れ続けて、時間の存在を忘れてしまっていた。
「……こんなにすごいもの見せられたらなんにも言えないよ。金は要らない、持ってってくれ」
「え、それは申し訳が付かない。せめて金は払わせてくれ」
「いや、私が断らせてくれ。頼む」
そう言って頭を下げる女性。
「……そこまでするなら遠慮なく貰っていくが、なんでそこまでするんだ?」
「……私はあそこまで光り輝くと思ってなかった。はっきり言って、あんたが【心月】に認められるとも思ってなかった。ただ試したいと思ったんだよ。この男が私の剣を大事に使ってくれるのかってね」
なんだか少し傷ついた。最初から失敗するつもりで渡されていたなんて……。
「あぁごめん。傷つけるつもりじゃなかったんだけど……」
俺の表情からその心を読み取ったのか、慌てて謝る女性。
「気にしないでくれ。今まで失敗され続けて来たんだ。無理もないよ」
「本当に寛容な心をお持ちのようで……」
ぽりぽりと頭を掻きながらそう言う。
寛容な心というか、単に怒っていないというか……。
「その代わり! その刀のメンテナンスを私にやらせてくれ! 頼む!」
そう言って再び勢いよく頭を下げる女性。
「それは願ったり叶ったりだよ。こちらこそよろしくお願いする。……えぇと、名前を聞いてもいいか?」
「あ、あぁそうだな。私の名前はドリアスだ。店名と同じだよ」
「そうか。なら次来る時も迷わないな。改めてよろしく頼むよ、ドリアスさん」
「なんだそのさん付けは。ドリアスで構わないよ
……そんで、私的には最高傑作を持っているやつの名前を伺いたいところなんだが?」
「あぁ、すまん。俺はハヤトだ。勿論、貴族じゃないから姓はないぞ」
「ハヤトだな。よろしくハヤト」
「あぁ。よろしく、ドリアス」
そう言い合って、お互いの手を固く握り合った。
*
外に出ると、太陽の位置はほぼ直上にあって、地面を照らしていた。朝日が登って来たばかりの時に出て来たというのに、かなりの時間を外で過ごしていたようだ。
「さて、色々あったけど【ツンフト】に向かうか」
ぽよよん。
そうして、スライムの返答を頭に受けながら俺は【ツンフト】にいくためにベルガー通りに向かう。
ねずに書いたので文章が乱雑かもしれませんが、最後まで楽しく書けました。展開が楽しくて、キーボード打つ手が止まりませんね。はい。
そして、ここまで読んでくださってありがとうございます。今日中に新たに投稿することはないと思いますが、楽しみにしていただける方が一人でもいればなと思います。
目指せ文庫本化!