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小さな玉手箱【二百文字小説集】  作者: つるめぐみ
47/108

100点

 先生は言う。百点をとりなさいって。

 百点をとった子は褒められる。偉いなって。

 私は駄目な子。頑張っているのに百点がとれない。

 転校ばかりで授業が変わるからかな。

 だから誰も偉いなって言ってくれない。

「今週の金魚当番は誰がした?」

 それは私なので手をあげた。

「よく頑張ったな。偉いぞ。今までで一番奇麗だ」

 この学校で褒められたのははじめてだ。嬉しいな。

 百点って勉強だけじゃないのかも。

 よし、明日もたくさん頑張ろう。

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