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クリスマス〜聖夜祭〜

超短いです。それから、これで番外編は終了します。次から再び本編か、正月編のどちらかになります。

 神殿から首都ククリに戻ると、時刻はすでに7時を回っていたが、街の中はお祭り騒ぎであった。


「うは、スゲェ。」


 街のいたる所がライトアップされ、出店が立ち並び、まさに飲めや踊れやの大騒ぎである。


「あっ雄輔さん幸さん。今お帰りですか?」


 そんな街中を歩いていると、向かいから時雨が歩いてきて、俺達に声をかける。


「おう、ちょうど今さっきな。にしても、流石首都だな。凄い賑わいだ。」


「キラキラ!」


 俺が時雨に返事をして、辺りを見回しながら喋ると、幸もそれにならい、辺りを見回してはしゃぐ。


「でしょ?私も、ククリの聖夜祭は初めてなんですが、雄輔さんの言う通り、凄い賑わいですよ。あっそうだ、お二人がよろしければ、これからご一緒しても良いですか?」


「あぁ勿論。」


「シグレも一緒!」


 そうして、俺達三人は、一緒に聖夜祭を見て回ることにした。


 聖夜祭には色々な出店が出ていた。もとの世界で、日本の祭りでもみたことあるような出店から、まったく見たことの無いものまで、幅広い。そして、出店だけでなく、街の中にもとからある店も賑わっている。一番はやはり居酒屋だ。何故か、居酒屋のうちの一軒に、ユジンがいて店主と腕相撲をしていたが、気にしないことにした。他にも、タグモがリョウと綿菓子を食べていたり、ユリカ(本編の次話登場)が真剣な目付きで金魚すくいに挑んでいたりと、あらゆる所に、あらゆる人がいた。そして、誰一人として、悲しそうな顔や、怒った顔はしておらず、楽しそうな顔をしていた。




――――――――




「はぁ疲れたぁ。」


 寮に戻ってきた俺は、すぐにベットにダイブした。幸は幸で、自分のベットに腰かける。


「ユウスケ、楽しそうだったね。」


「……あぁ、楽しかったな。でもお前も楽しそうだったぞ?」


「うん。私も楽しかった!ユウスケと、シグレと歩いて、美味しい物沢山食べたから!でもトマトが無かったのが残念。」


「ハハッ、まぁ祭りでトマトはまず見ないわな。」


「えぇ、でも今度はトマトの料理も持ってきて。って頼んだから、今度のお祭りにはトマトはあるハズだもん。」


 幸の言葉に、お好み焼きっぽい物を売っている出店のおじさんの顔を思い出す。幸に、今度はトマトも持ってきてと言われたおじさんの呆けた顔は、今思い出しても笑えてくる。


「………ねぇユウスケ。」


「ん?」


「……ユウスケ、どっか行っちゃないよね?」


 幸の突然に出た質問に、俺は少しドキリとした。俺は将来的には、元の世界に戻らなければならない。でも、元の世界に戻れば、幸はきっと悲しむ。それは、辛い。


「なんで急に?」


「……分かんない。せいしんりゅうの話を聞いたら、なんかそんな気がしたから。」


 聖神竜が言った。「俺と幸がずっと一緒にいられるか、否かは、俺達次第だ。」と。それは、裏を返せば俺と幸が離ればなれ事も十二分にあり得るということだろう。


「ねぇユウスケ。私、もう一人は嫌だ。だから一緒にいよ?」


 俺は幸の方に顔を向ける。真剣でいて、酷く悲しそうな眼をした幸がいた。その眼を見た瞬間。俺は彼女に泣いてほしくないと感じた。だから、無意識に、本当に無意識に。


「あぁ。」


 と、答えていた。すると彼女に表情は軟らかく変わり、可愛らしい笑顔に変わると、「うん。」と元気良く答えた。


 俺は、元の世界に変えるべきなのか?その問いに答えてくれる人は、誰もいない。

幸「えぇと。本編が短いからお茶を濁してくれだって。」


雄輔「いきなり核心をつくなぁ……。」


幸「ねぇユウスケ。」


雄輔「ん?」


幸「お茶を濁すってなぁに?」


雄輔「うぅと。簡単に説明すれば、場を誤魔化す……なんか違うな。まぁとりあえず俺と幸が会話をしてればいいんじゃないか?」


作者「そんなに甘かぁないよ。」


雄輔「うおっ!?なんだよ!突然後から現れんなよ!!」


作者「君ら二人には、コレからある人物から出されるクイズに答えてもらう!」


幸「クイズ?」


作者「そう!正解者にはなんと!!」


雄輔「なんと?」


作者「アレがついてきます!」


雄輔「アレって何!?」


作者「お楽しみ。では、出題者どうぞ!!」


エドガー「どうも、国喰いの龍帝ことエドガーでぇす。」


雄輔「ちょっ、えぇ!?」


幸「あの人角生えてる。」


エドガー「ハッハッハ、初めましてだな二人共!一応この世界最強って設定だ。よろしく!」


雄輔「さらっととんでもない事言ってるぞ。」


幸「最強?無敵?剛胆?」


エドガー「ギリギリグレーラインか微妙なセリフをありがとう。黒兎のお嬢ちゃん。」


作者「いや、アウトじゃない?順番と、一個違うだけだし。」


雄輔「オイオイオイオイ、大丈夫なのか?」


エドガー「大丈夫だ、問題ない。」


雄輔(それダメな奴じゃないかぁ!!)


幸「で、問題ってなんなの?」


エドガー「おっと、そうだったな。じゃぁ二人共問題だ。(ここのカッコの中の文章は、雄輔には理解できない言語で語られています。)」


雄輔「……え?なんて?」


幸「(ここのカッコの中の文章は、雄輔には理解できない言語で語られています。)」


雄輔「え?幸、どうした?」


エドガー「正解!やっぱりやるねぇ。」


幸「えへへ、でもエドガーさんみたいな大物が来るからもっと難しい問題かと思ったよ。」


エドガー「俺は紳士だからな。そんなに難しい問題は出さねぇよ。」


雄輔「え?いや、ごめん。何て言ってたの?」


作者「では、正解した江夏 幸には、後程特別なプレゼントを、お渡ししよう。」


幸「やったぁ!」


雄輔「だから何て言ったの?」


作者「じゃぁ、そろそろいい頃合いだし、次回予告しちゃってちょうだい。」


エドガー「応任された、ゴホン。

雄輔と幸は、放課後に九島とユジン、そして金髪碧眼の少女とある喫茶店に来ていた。この五人は、金髪碧眼の少女の召集であった。」


幸「次回、第八写:記念撮影。ご期待下さい!」


雄輔「俺の台詞ぅぅ!!」

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