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3話目 金魚の力

今日は日曜日!学校は休みだ!


僕は軽くなった体を試したくなって裏山に来ている!


凄まじい速度で裏山にを走り回り飛び回る!


「気持ちいいー!こんなに体が軽いなんて!」

金魚たちもなかなか速く、口をパクパクしながらギリギリ僕のスピードについてきている。


ー気をつけてくださいねー


「大丈夫、大丈夫!目も良くなって木に当たる気しないよ!」


ーいや、あやかしにー


すると僕の前に人間と同じ大きさの真っ黒な蜘蛛が現れた。


「きもちわるっ!いるならはやく言ってよ!!」


ー真広が、気をつけずにどんどん進むからですー


「これどうすればいいの!?にげる!?」


ーせっかくなので倒しましょう。あなたが倒してもいいですし、眷属に命令してもいいですー


「こんなの倒せるの!?」


ー倒せます。相手は低級のあやかしですー


「金魚たちでも倒せるの?」


ーもちろん倒せますー


「ほんとかよ!?じゃあ、行け!あいつを倒せ!」


そう命令すると金魚たちが一斉に口の前に水の玉を作り出し蜘蛛に向けて打ち出し蜘蛛を穿った。連続で打ち出される水弾に蜘蛛は蜂の巣にされて、黒いモヤになり消えていった。


「金魚ちゃんたちめちゃくちゃ強いじゃん…」


ーだから言ったでしょう?ー


「これなら安心だね。金魚もっと増やそうかな」


ー真広の好きなようにしてくださいー


「っていうか、あやかしって死んだら黒いモヤになるんだね」


ーそうですよ、あやかしは死んだら消えるだけで、肉体はなにも残りません。そして倒したら力はあなたに一部吸収されていますよ。霧散してしまう力もありますが…ー


「まったく変わった気しないんだけど」


ーそりゃ、相手は低級のあやかしで微々たるものですからー


「なるほどねぇ」


その後も気をつけながら山を駆け回ったが、低級のあやかしを二、三匹金魚ちゃんたちに倒してもらうことになり、家に帰った。

金魚ちゃん頼もしすぎ!


「そういえばこいつらの餌っているの?」


ー眷属には、基本的に私が1日に必要な力を与えているのでありませんが、食べることはできますー


「そうなんだ、ご褒美に今度金魚の餌買ってこようかな」


ー喜ぶと思いますー



次の日


月曜日。学校が始まる。僕はいつも通り制服に着替え、バスに乗り、学校に向かった。いつもと同じ道なに今日は違う風に見えた。


なぜか、理由は二つある。


まず一つ目は僕の周りをゆらゆら泳いでいる4匹の金魚ちゃんたち。とても強く心強い。


二つ目は、意外にあやかしって普通にいるんですね。


割と普通にあやかしがいるのだ。なんならバスの空いてる席にも首と手足が長いあやかしが座っている。

あやかし交通機関使うのかよ…


「こいつら大丈夫なの?」

僕は小声で質問する。


ーこのあやかしたちは自我があり害意がないので大丈夫ですよ。昨日森であった蜘蛛のあやかしなどは自我がなく、無差別に襲い掛かりますが、この物たちはふつうに暮らしています。あなたが土地神とバレなければ大丈夫でしょうー


「そうなんだ。俺が土地神ってバレない?」


ー他の人より美味しそうな匂いがするだけで、強い力を使わなければバレません。なので戦闘などは眷属にしてもらったほうが良いですねー


「おれ美味しそうな匂いするんだ…」


ーええ!ー


「まじかよ…」


そんなこんなで学校に着いた。





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