表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いきなり土地神になっちゃった。あやかしには狙われるけど意外と楽しいです。  作者: マロ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/133

4話目 七瀬 凛

私の名前は七瀬 凛。私には他の人とは違うところがある。


私は他の人には見えないものが見えるのだ。


私はこの体質のせいでとても苦労している。


幽霊や異形と目があったら追いかけ回されるし、普通に怖いし。


最近は目があっても見えてないふりをするのが上手くなりなんとか危機を回避しているが、本当にこわい。


私は怖がりなのだ。


そんな私に最近気になる人がいる。


同じクラスの涼風 真広くんだ。


最近彼は空飛ぶ金魚を連れくるようになった。

それも日に日にその金魚の数が増えている。


今や10匹も真広君の周りをゆらゆら泳いでいる。

大丈夫だろうか?


それよりも気になるのは真広君は絶対に見えている!

私と同じものが!


なぜそう思ったのか、それは私たちの教室は3階なのだが、教室の窓から大きな頭だけで飛んでいるあやかしがいたのを真広くんが見て驚いているのを見たからだ。


はっきりとそのあやかしを目で追っていたので間違いないと思う。


廊下にいる幽霊とかあやかしを明らかに避けて歩いてるし。


初めて同じものが見える人に出会えたのだ!その感動と嬉しさは計り知れない。


ただ問題が一つ。


私と涼風君は接点が同じクラスぐらいしかないのだ。


どうしよう?思い切って話しかけてみようかな。

いやいや、いきなり変なもの見えますか?って聞くのはちょっと…


んー、どうしよう。


そんなこんなで今日の学校が終わり、帰り道を悩んで歩いていたら、2mくらいありそうな人型の一つ目で口が裂けているあやかしと目があってしまった。目があったら途端そのあやかしがニヤっと笑い、


「お前見えているなぁ、うまそうだぁ」


と言ってこちらに向かってきた。


しまった!考え事をしていて油断して目を合わせてしまった!


まずい!まずい!まずい!


私は精一杯走った。がそのあやかしはかなり足が速くもうすぐ追いつかれてしまう。

涙が出てくる。



あぁ、終わった…




その時、ピュン!と音がして後ろのあやかしが倒れた。


私は足に力が入らなくなり地面にへたり込んだ。


「私助かったの?どうして?」


「大丈夫?」


よく見ると真広君がこちらに向かってきていて、私の頭上には真広君の周りにいる金魚が1匹ゆらゆらと泳いでいた。


私は真広君が助けてくれたことをようやく理解して、安心してしまい、そばに来てくれた真広君に思わず抱きついて大泣きしてしまっていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ