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白い日の幻の際(きわ) 来訪者 がんちゃん

「祷」



 がんちゃん!



「今日バイトすごい忙しかったー。主婦のバレーボールサークルのひとたちがたくさん来てくれて。ずーっとしゃべっててずーっとなにか注文してくるから、バイト二度と終わらないんじゃないかと思ったよ」



 安心して、がんちゃん。バイトは時間が来たら終わるよ。

 でも、頑張ったんだね。お疲れ様。疲れているのに来てくれてありがとう。



「でね、最近わたしホールだけど新メニューの提案とかさせてもらえるようになって、新しいパフェ提案しようと思ってるんだ。柿とか枇杷とかいっぱい載せるの」



 そっか。フルーツチョイスしぶめだけど、おいしそうだね。

 がんちゃんの考えたパフェ、食べてみたいな。



「あとね、バイト仲間にイラストレーターのひといるんだよ。マンガとかも描いてるんだって。すごいよね。サンバの話したら、わたしモデルにしてブラジルの食を紹介するマンガ描くかもしれないって」



 えー! それは見たいなぁ。

 サンバを広めるコンテンツにもなりそうだね。



「ブラジルの食って言えば、ルイがバイトしてるとこ、シュハスコのとこ、みんなで行ってきたよ。

......祷も行くって言ってたよね。こんど一緒に行こう」



 そうだね。行きたいな。



「学校も楽しいよ。みんなもここ来たいって言ってた。テストも終わったし、今度バイト無いときみんなで来るよ」



 嬉しいな。



「『ソルエス』のみんなも来たいって。連れてくるからね」



 うん、待ってる。



「......」



 がんちゃん?



「......あー、コースもう決めないとなぁ。受験のこととかも考え始めないとだよね」



 がんちゃんなら、願う未来を掴みとれるよ。



「毎日、楽しいし、毎日......早いよ」



 そうだね。



「......」



 ......。



「……祷に、色々と相談したい」



 悲しそうな顔しないで。



「学校のこととかバイトのこととか、もっと喋りたい」


 ……。



「サンバのことも。ねえ、キョウさんが今度ソロの難しい叩き方教えてくれるって! セグンダでも使えるよ?

あとね、バイクかスクーター乗りたいって言ったら、キョウさんが載り方も教えてくれるって。車も良いけどバイクも気持ちいいよ? 祷もやろうよ」



 それは楽しそうだなぁ。

 がんちゃんにバイクか。小柄な女性ライダー。良いね。



「ハルさんから聞いたよ。『ソルエス』内でアパレル事業みたいなこと考えてたんでしょ? わたしも最近、前よりも服とか興味出てきたから、一緒に考えたい」



 がんちゃんが一緒なら、心強いね。



「もうすぐ土日両方使うイベントあるんだって。桜並木の下でパレードするんだよ。直前に大雨が降らなければ、桜満開の中でやるんだよ」



 それは壮観だろうなぁ。



「祷……一緒にやろうよ……ねえ、おねえちゃん……」



 ……がんちゃん、そんな顔させてごめんね......。




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