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たんのう 〜異世界では全力で楽しみたい〜  作者: すぎがん
第一章 新しい人生 【バーハ村編】
6/13

6話 ールークの杖ー

 

「よし、今日はこれで終わりだ」

「はい、ありがとうございました!」


 今日は俺の誕生日だ。

 もう魔術を習い始めてから一年が経った。


 (師匠、俺の誕生日覚えてないのかな…)


「フォレスティエン、行くぞ」

「え?」


 そうして、フィニー師匠は、家まで一緒についてきた。

 どうやら、誕生日のお祝いに、来てくれたらしい。


 家に帰ると母が出迎えてくれた。


「フィニーさん、いつも息子がお世話になってます」

「いえいえ、たいしたことはしてませんよ」


 そうして、三人で世間話をした。

 どうやら、父の仕事が長引いてるらしい。


 少し経って、外から馬車の音が聞こえてきた。


「お父さんだ!」


 俺は家を飛び出した。

 すると、父が思いっきり抱きついてきた。


「カーラウト、遅くなってごめんな」

「仕事だから仕方がないよ、お仕事お疲れ様です」


 二人で家に入ると、母が出迎えてくれた。


「お帰りなさい」


 続くようにフィニー師匠も、


「お邪魔しています、フィニー・バーネットと申します」


 父は、慌てて、挨拶を返した。


「シビド・フォレスティエンです、いつも息子がお世話になってます」


「どうやら、この前のオーク群討伐作戦で、一人で十体も倒されたらしいですね」


 オークといえば、C級の魔物だが、B級レベルも数体に一体はいると、言われている強力な魔物だ。


「いえいえ、あれは、仲間と皆んなで倒したものです。

 私一人では、何もできません」


「五つの隊のうちの、隊長ともあろう方が、何を言いなさるんですか」


 父が照れていた。あまり褒められるのは、得意じゃないらしい。


 前にも言ったと思うが、父は国の兵士をやっている。

 そして、それなりに強くて、偉いらしい。


 母が話を終わらせるように、


「よし、食事を始めましょうか」


 そうして、食事が進んでいった。

 フィニー師匠が、俺の一年間を話しているのを、両親がとても楽しそうに聞いていた。


 そうして、食事が終わりかけてきた頃。

 母が会話を切り出した、


「あなた、フィニーさん、そろそろいいんじゃないですか」

「そうだな」


 すると、母はローブを、父は短剣を、フィニー師匠は杖を取り出した。


 そして父、母が、俺にプレゼントをくれた。

 そして、フィニー師匠の番が回ってくると、杖を俺に手渡した。


「フォレスティエン、おめでとう」

「ありがとうございます、フィニー師匠」


「この杖は、俺の故郷のハクシン王国にしか生えていない、ルーフの木という木でできたものだ。

 この木には、魔力を溜め込む習性がある、

 普段から魔力を貯めていると、いざとなった時、魔力を回復できる、うまく使ってくれ」


「はい!」


 そうして、俺の誕生日会は終わり、フィニー師匠を見送って、ベッドに入った。


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