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86、お菓子を作成中

 まずはあんこを作ることになった俺。

 水につけておいた小豆を圧力なべに入れ……と、そこで、


「ちょっと待て、なんだその怪しい鍋は!」


 そこでサイコがそう俺たちに向かって言いだした。だから俺は、


「圧力なべです」

「アツリョクナベ?」

「圧力を上げてにたりするんです」

「アツリョク?」


 意味が分からないというかのように、そう繰り返すサイコに俺はどうしようかと考えてから、


「たぶん、魔法は使わない鍋です」

「魔法を使わない? ……いいだろう、やってみろ。それならばただの変な形の鍋だからな」


 とのことで俺は圧力鍋に水を入れて、火にかける。

 これで小豆をやわらかく煮えて時間内に小倉餡が作れればと思いながらまつ。

 そして火にかけて……。


「魔法を使っている様子はないな。いいだろう」

「はい」


 とのことで許可をもらった。

 変わった形の鍋ということで、納得してもらえたようだ。

 異世界人だから変な鍋を使っていると思われたのかもしれない。


 というわけで小豆をにている間に俺は次の準備を始める。

 まずは寿也の様子を見ると、先ほどフライパンで軽くいっていた胡麻を必死になってすっている。

 ……まだまだ時間はかかりそうだ。


 百合の方はすでに白玉粉を耳たぶ程度の硬さにこねて、ゆでる作業につっている。

 これもできるのは時間の問題だろう。

 そちらの方を見てまずは、みたらし団子のたれを作ることに。


 だしをとって作るたれの方もあるが、今回はコンロが空いていないため、今後の予定も考えて水と片栗粉、醤油、砂糖(今回は大量の和三盆糖があるのでぜいたくに使ってみた)の簡易たれにすることに。

 それを短時間で火にかけて混ぜて作り、程よく透き通ったところで器に移しておく。

 次にそのフライパンを洗い、今度はクルミをから煎りする。

 

 そのクルミをすり鉢に入れてほどほどに砕いてから砂糖、醤油、お湯を加えて混ぜる。

 少し歯ごたえがあったものが俺は好きなので、荒くつぶしておく。

 これでクルミのたれが完成した。


 次は黒蜜だ。

 黒砂糖の粉状にしたものと砂糖を混ぜて水を入れて好みの濃度に煮詰める。

 これで完成。


 すぐに葛切りづくりに移る。

 大きめの鍋にお湯を沸かして、四角い金属製の入れ物にくず粉を解かした水を入れて、お湯につける。

 ほどほどに固まったところでお湯の中に沈めて、それから冷やして切り分け完成。


 そこで、時間が来たので圧力を解除する。

 完全に冷えるまでふたは開けられないので冷えるのを待つ。

 その間に、寿也にすっておいてもらった胡麻に、砂糖を入れてそれをお湯で溶かして、それから鍋に移して……今回は、くず粉でとろみをつけてゴマ汁粉のたれにする。


 このゴマ汁粉、初めて食べた時こんなおいしいものがあるのかと驚いた記憶がある。

 ただよく見かけるレシピは場合によっては砂糖が多すぎたりするので、くず粉を入れる前に味見をして好みの甘さに変えた方がより一層美味しさを味わえそうだった。

 そのため軽く味見をしてからくず粉でとろみをつけておく。


 それが完成する頃には、あともう少しで調理時間が無くなってしまいそうだったため、慌てて俺は小豆を取り出し砂糖を加えてこねて……何とか、あんことそれを使った汁粉を作り上げたのだった。



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