第三話 海との対話
前書きのネタが尽きかけてる問題
こんにちは、またしてものっぺりです。このオーバードーズという作品、中身で出来ない分前書きと後書きで作者がふざけまくっているのですが、タイトルの通り早3話で前書きのネタが尽きかけています。なので次回からは!
・登場人物紹介
・これまでのあらすじ
をやっていこうかなと思います。というか普通に考えてこういうのをやるべきだと気づいた。もちろん後書きでは作者の製作裏話とおふざけを続けるつもりなので覚悟しといてくださいね!前書きと後書きでこんな事して欲しい的なのがあったら是非感想で言ってみてください!空前のネタ不足なのでほぼ必ず採用されるぞ!
本編の話に戻りますといよいよメインキャラが全て登場しますぜ!そんじゃ早速行ってみよー!
2XXX年5月12日月曜日。午前0時30分。俺――佐藤響は現在絶賛何者かに尾行され中である。広い通りを逸れて脇道へ入る。やはり何者かは付いて来ている。少し進むとカーブミラーがあったのでさりげなく覗いて背後を確認する。何者かは急いで電柱の裏に隠れたが恐らくスカジャンを着た男だということは目視できた。この男、さっきまで俺が居た膝枕ヒーラーの宇佐美さんの店の前に居た気がする。あの店に俺が居た事を事前に知っていたのか?俺は歩く速度を速める。尾行者もさっきより歩幅を広げた気配がした。深夜の裏通りは静まり返っていて、たとえ角を曲がった瞬間駆け出しても音でバレる。距離を取るのは至難の技だろう。尾行状態のまま家に帰るわけにもいかず繁華街周辺をうろうろすると、今いる道の2ブロック先を曲がればスナック横丁だった事を思い出す。開店している店も多く中に駆け込めば尾行者の視界からは逃れられるだろう。追っ手を撒くならここしか無い。横丁まであと1ブロック。歩みに力がこもる。横丁への角を曲がった瞬間駆け出す。追っ手も足の回転を速めた気配がする。深夜のスナック横丁に荒々しいドアの開閉音が一つ響いた後、静けさが戻った。この横丁には開店しているスナックが5、6軒はある。どこかに逃げ込んだ場合一発でそこを当てられる確率は低く、もしハズレを引いたならばその間に裏口から逃げられる可能性もあるぞ。さあ追っ手はどう出るんだ。ところがそいつは立ち止まっている。そして真っ直ぐ俺の所――建物と建物の間、極狭の隙間へ歩き出した。何故バレた?俺の異能『狂想歌』はいわば声マネ。どんな音もほぼ正確に模倣できる。爆音攻撃はあくまで今まで聴いた中で一番デカい音のマネに過ぎない。俺はスナック横丁へ入った瞬間異能を使って「ドアの開閉音」をマネした。俺が視界から消え聴覚情報にしか頼れない追っ手は俺がどこかのスナックに逃げ込んだと勘違いし、店の中を調べている間に逃げる算段だった。一体なんでこいつは俺がここにいることが分かったんだ!?
「おい、てめぇ」
追っ手の声だった。静かな声だが怒りが滲んでいる。声は若く20代後半だろうか。もう逃げられない。かくなる上は全力で抵抗するしかない。そう確信し追っ手を正面に見据える。追っ手は野球帽を目深に被ったスカジャン姿。やはり宇佐美さんの店の前にいた奴だった。背は190センチはありそうで、俺と頭一つ分の差がある。夜も眠らぬ横丁から暗い激狭路地へ差し込む光が男のピアスに反射していた。右手には点きっぱなしのスマホ、左手には水の入ったペットボトルを持っており、両方まともな武器にはならなそうだが油断は禁物だ。距離はおよそ3m。こちらから前に踏み込めばギリギリ大声の射程圏内。息を吸い込み右足を前に出して踏み込む。しかし
「異能。海との対話」
相対した男はペットボトルの蓋を外しながらそう呟く。次の瞬間相手のペットボトルから水が飛び出してくる。水は一直線に息を吸っていた俺の口に侵入し、肺を水に侵された俺は思わず咳込んだ。
「えほっ、げほっ…」
「…おいてめえよぉー」
男は俺に近づく。大声が完封された今俺の抵抗手段は無い。完全に終わった。そして男は俺の耳に口を近づけ怒鳴った。
「せっかく護衛してんのに撒こうとすんな!真っ直ぐ家に帰れ!溺死させっぞ!」
え?護衛?その瞬間思い出した。日中渡という刑事から渡された護衛担当の写真は2枚。1枚は俺と同じサークルの双葉萌の写真だが、もう1枚は…あっこの男だ。
「あっマジですみません!勘違いしてました…」
「分かったんなら黙って家に帰れ。今すぐに。早くしねぇと東京湾に沈めるぞ。オラ!何も言わずに歩き出すんだよ!」
護衛担当が護衛先を東京湾に沈めるのはどうなのかとは思ったが、俺がそれを口に出そうもんなら本当に沈められる可能性もあるので大人しく帰る事にした。また名前くらいは聞いておきたかったが男は質問を許してくれそうにない殺気を纏っている。俺が歩いている間追っ手改め護衛の男はとんでもないほど距離を取りながら付いてきた。もし突然黒塗りの車がやってきてそこから黒服の男達が現れ俺を誘拐しようとしても、お世辞にも俺を助けられる距離には思えない。まあ一人目の護衛である萌の距離感が近すぎて感覚がバグっている可能性はある。こうして俺は相変わらず背後に脅威を感じながら帰宅した。
自宅で4時間ほど眠った後俺は家を出た。月曜日の午後5時。アパートの前の道路に萌が居て、また奇遇ですねと声を掛けてくれるのを期待していたが、萌の姿は居らず遠くの朝靄の向こうに電柱に寄り掛かったスカジャン男が見えた。昨日は色々あり過ぎて風呂キャンしてしまったので銭湯に向かう。相変わらずスカジャンの男は溢れる殺気を抑えようともせず付いてきている。俺の行きつけの銭湯『松の湯』は今年で創業70年。設備はボロいが3カ月入り放題の手形が発売されているのが熱い。自宅に風呂が無い人間にとってはまさしく楽園である。日々大学の講義とバイトに追われる俺にとって(スカジャン男さえ居なければ)癒しの空間だ。受付で店主のじいちゃんに挨拶をして脱衣場に入る。本来は脱衣場に入る前に手形を見せなきゃなんだけど毎日ここを使っている俺は顔パス状態だ。しかし後ろから付いてきた彼は違う。
「お兄ちゃん初めて見るね。朝風呂だから300円なんだけどさあ、大丈夫かなあ?」
じいちゃんの呑気だが疑念を含んだ声が聴こえる。
「なんだよオヤジ、金はちゃんと払うよ。無銭入浴するか疑ってやがんのか?」
スカジャン男は相変わらず語気が荒い。
「お金は疑ってないよ。ただ、お兄ちゃん入墨は入って無いよね?うちそういうのダメだからさ」
「あぁん!?この俺がヤクザに見えるって言いてえのかこの野郎!?おん!?」
うんヤクザに見えるよ。見えまくるよ。ていうかその口調からして I am ヤクザですって言ってるようなもんじゃん。そうツッコミたくなるのを堪えて脱衣場から聞き耳を立てる。しばらくの無音の後、
「ほえー警察の人だったんかー」
じいちゃんの感心した声が聴こえる。
「ちっ、声がでけえんだよオヤジ。誰かに聴こえたらどうすんだよ。これで俺がヤーさんじゃないって分かったか?ほらよ、入湯料だ」
「はいはい。確かに」
スカジャン男は足早に脱衣場に入ってきて、入り口付近で盗み聞きしていた俺にぶつかりそうになる。
「ちっ。なんだてめえどけよ」
脱衣場には近所の人が数人いたのであくまで俺とは他人のフリをしているのだろう。まあこんな奴が知り合いだという噂が近所に広まる方が嫌だからありがたいが。服を脱ぎロッカーの鍵とフェイスタオル1枚だけ持って浴場へ入る。湯船は一つだけだが大きく、壁には富士山の絵。これぞザ・銭湯という光景だ。朝一番というのもあり先客は2名ほどとかなり少人数だった。その時後ろの扉がガラガラガシャンと乱暴に開く。スカジャン(今は裸だが)男だった。彼が俺に近づいて来て言った。
「てめえ、忘れ物してるぞ。戻れ」
「えっ、あっありがとうございます」
反射的に感謝はしたが、俺に忘れ物をした覚えは無い。一応確認のため脱衣場の自分のロッカーに戻ったが、湯船に持ち込むのは鍵とタオルぐらいでどちらもちゃんと持っている。彼の勘違いだったのだろう。そう結論づけ浴場に戻ろうとしたら、例の男は浴場の入り口からめっちゃこちらを睨んでいた。なんでよ!忘れ物なんてしてなかったよ!俺は思わず手を広げ肩をすくめ分からないといったジェスチャーをする。すると彼は完全にブチギレて脱衣場へのドアをガラガラドンガラガッシャーンと破壊するような勢いで開けてこちらへ詰め寄る。そして声を落としドスの効いた声で言った。
「てめえ、発信器は常に持ち歩けっつったろ」
発信器。昨日渡から受け取ったものの事か。常にズボンのポケットに入れて持ち歩いている。
「いや、持ち歩いてますけど」
「口答えすんな。てめえの発信器は今ロッカーの中にあんだろうがよ!」
「いやお風呂の時は良いでしょ…そもそも裸だから持ち歩きよう無いですって」
「ゴタゴタうるせえんだよ。口の中でもケツの穴の中でも良いから持ち歩くんだよ!」
口の中は嫌だしケツはもっと嫌だよ!外国の刑務所で持ち込んじゃいけないもの持ち込む時の手口だよ!流石に人間の尊厳は守りたかったので、俺の説得と彼の恐喝の応酬の末、発信器はフェイスタオルで包んで持ち歩く事で2人は同意した。
やっと浴場に入り洗い場へ向かう。スカジャン男は俺とは少し離れた洗い場を利用するようだ。俺が体を洗おうとすると隣に人がやって来た。
「おう佐藤くんじゃない。朝風呂?」
声の主はこの近くの夕顔商店街で肉屋をやっているおっちゃんだった。ここの格安コロッケによって何度飢えから救われたか分からない。総菜があまりにも美味くて安いので連日買っていたら、すっかり顔見知りになっていた。
「あっ肉屋さんの!いつもお世話になってます。大学行く前にひとっ風呂浴びようと思って」
「そうかいそうかい。良いねえ」
おっちゃんはシャンプーのポンプを押し髪を洗い始めながら続けた。
「佐藤くんはさ、この辺りで行方不明事件が起きてる事は知ってるよね?」
この辺りの行方不明事件。それは異能者のみが消えている怪事件であり、俺が警察の護衛対象(というか囮)となってスカジャン男に付きまとわれているという状況もこの事件のせいである。
「知ってますよ。物騒ですよね」
「そうだよねー。実はさあ、5日前に消えた4人目の被害者は僕のゴルフ友達でさ、最近若い彼女ができそうだって喜んでたんだ。それなのにこんな目に遭っちゃって、今は無事に戻ってくる事だけを願ってるよ」
「そうなんですね。俺も祈っときます」
「あっごめんね朝から暗い話しちゃって」
「いえいえ全然大丈夫ですよ」
おっちゃんはシャワーで頭を洗い流し始めたので俺も洗体を再開する。一通り流した後おっちゃんはシャワーを止めて言った。
「まあなにが言いたいって、そんな事があるから気を付けてねって事だよ」
「はい。気を付けます」
「佐藤くんなんかこういうのに巻き込まれそうな顔してるからさ、心配になっちゃってね」
「巻き込まれそうな顔って」
洗体を終えた俺は湯船に入る。お湯はちょっと熱めだがそれが良くて、体と心の疲れが癒やされていく。そしてスカジャン男も湯船に入ってきた。心の疲れが重症化していく。彼は俺の近くに来て声を落として言った。
「さっきの男、誰だ?」
「この近くの商店街で肉屋さんやってる人です」
「例の事件の4人目の害者について話してたよな。害者は若い彼女が出来かけてたってのは本当か?」
害者――被害者の略である。俺とおっちゃんからこの男は結構離れていたはずだが、会話の内容はだいたい聴こえていたらしい。
「ええ、そうらしいですけどそれが何か?」
「あん?お前は知らなくて良いんだよ」
そう言い捨て男は湯船からは上がらなかったものの俺の対角線上の位置に移動した。これ以上会話を続ける気は無いらしい。
入浴後さっぱりした俺はまだ松の湯にいた。受付横にある畳6枚の休憩スペース。牛乳等の自販機と古い漫画が勢揃いの本棚、壁掛けテレビがあり、コーヒー牛乳を飲みながらテレビを眺めるのが俺のルーティンだった。あいにく朝風呂だからテレビはニュース番組しかやってな…
「速報です。東京都でまたしても行方不明届が提出されました。行方不明となったのは東京都渚区在住の――警察は現在発生している連続行方不明事件との関連も視野に捜索を開始する模様です」
「クソが。まじかよ」
同じく休憩スペースにいたスカジャン男はそうつぶやきまた俺に近付いてきて言った。
「この行方不明者は俺の仲間が護衛してた奴だ。もちろん肌身離さず発信器も持たせてた。何故消えたのか分かんねぇが警戒しろ」
朝の穏やかな休憩スペースの一角に緊張感が張り詰める。直後男の携帯が鳴り、通話が開始される。
「もしもし…お疲れっす。…はい見たっすよ。…今すぐっすか?…はい…はい」
通話相手やその内容は正確には分からなかったが、どうやら男にとって目上の人間と今やっているニュースについて話していたらしい。松の湯のじいちゃんにもヤクザ口調だったこの男に目上の人間が存在した事にも驚くが、今は行方不明事件がまた、護衛がいたにも関わらず発生した事が気がかりだった。通話の間、ニュースは淡々とやれパンダの赤ちゃんが生まれただとか、やれ時価総額が日本一である会社の社長の息子が逮捕されただとか言っていたが、ほとんど記憶に残らなかった。
「…はい。ではまたそっちで。失礼します」
スカ男はそう言って通話を切ると、こちらを睨んで言う。
「事情が変わった。てめえを連れて本部に行く。大学には上手いこと言っとけ」
「上手いこと言っとけって…まず本部って何すか?」
「今回の行方不明事件のために警視庁に置かれた特別捜査本部の事だ。分かったらさっさとついてこい」
男はもう出口に向かって歩き出している。ただ、途中で受付のじいちゃんの方を見て一言。
「オヤジ、いい湯だったぞ」
夕顔橋を渡った先にある渚中央駅から都心方面に7駅先。そこに警視庁はある。俺とスカ男は渚中央駅へ向かうため夕顔橋を渡っていた。スカ男が俺の前を行く形で早足で歩いており、俺はそれに付いていく。距離感は3mほどだがもちろん2人の間に会話は無い。いやこの近さで無言は流石に気まずいぞ。耐えられなくなり口を開く。
「あの、お名前とかって伺っても?」
男は前を向き歩みを止めないまま返す。
「あん?それ聞いて何の意味があんだ?」
「いや、なんて呼んだら良いか分かんなくて」
「そうだな、兄貴とでも呼んどけ」
いや兄貴!?現状あんまり兄と慕うような人では無いのだけれど、もし兄貴呼びを拒否したらこの橋の下の川に沈められる可能性もあるため、しぶしぶ兄貴呼びをする事にした。
「分かりました、兄貴」
「そうだそれでいい」
そう返した男の機嫌は心なしか少し良かった。
「けど参考程度に本名も聞いて良いですか?」
「まあ舎弟の願いだからな。いいぜ」
なんか知らぬ間に俺が舎弟にされているが、答えてくれるらしい。兄貴はこちらを向き直り口を開く。
「俺の本名は…」
その先を答えたのは兄貴ではなかった。
「おいお前、水戸だな?」
声の主は水戸と呼ばれた兄貴を挟んだ向こう側にいた。サングラスをかけ上半身は黒地に金の柄物シャツ。下半身はスキニーパンツで、いわゆる絵に描いたチンピラである。
「確かに俺は水戸だが、なんか用かよ」
兄貴はチンピラに向き直り答える。
「なんか用かだと?とぼけやがって。お前が俺の若頭を大怪我させて捕まえた事は知ってんだよ!」
「ああん?そんなの覚えてねえよ」
「覚えてねえわけねえだろうが!」
チンピラは怒鳴りこちらへ距離を詰める。
「いや覚えてねえんだよ。チンピラは散々ぶっ飛ばしてきたからよお、雑魚かった奴は覚えてねえよ」
兄貴のその言葉がチンピラの逆鱗に触れたようだ。チンピラは懐に手を入れてドス――いわゆる小刀を取り出す。朝っぱらの橋の上なのでもちろん目撃者もいるわけだが、そんな事お構いなしにこちらに向け構える。
「若頭の敵討ちじゃあああ!」
チンピラは切っ先を兄貴に向けて駆け出す。
「海との対話!」
兄貴がそう叫ぶと橋の下から何かが現れる。それは透明で流動的。そう水だ。思い返せば深夜に俺の気管を潰したのもペットボトルの水だった。兄貴の異能は水を操ることなんだ。橋の下からやって来た辺り川の水であろうそれは、龍のように空中を高速で移動しチンピラ男のドスを持つ手に襲いかかった。
「っ…!痛えぇ!」
水とはいえなかなかの水量と速度だ。衝撃は大きいだろう。チンピラのドスは車道に弾き飛ばされ、直後その上をトラックが通過する。一瞬そちらに気を取られたチンピラは兄貴が詰め寄ってくるのに反応するのが遅れる。兄貴は正面からチンピラの股下に潜り込み、奴の腹部を兄貴の片肩に乗せ、チンピラはうつ伏せの状態で抱え上げられる。直後兄貴はそのまま後ろに倒れ込んだ。幼少期プロレス中継で見たことがある。この技は水車落としだ。約2mの体躯の男が上になった状態で地面に叩きつけられたチンピラは無事なわけが無い。兄貴はチンピラの足を腕でがっちり固定し上から押さえ込みながら言う。
「おい舎弟、俺のジャンパーの右の内ポケットに手錠が入ってるから出せ」
「あっ、うっす」
舎弟である事をなんか受け入れてしまった俺は兄貴のスカジャンの内側を漁り手錠を取り出す。初めて見て手にする手錠は思ったよりは軽いが金属特有の冷たさがあった。兄貴に手錠を渡すとその後は慣れた手つきでチンピラを拘束した。
「えーと6時11分。銃刀法違反の現行犯な」
「クソがっ!うちの若頭にもこうしたんか!?」
「だからお前の若頭なんて覚えてねぇって。雑魚だから」
「はぁぁぁ!?」
チンピラは大いに怒るが手錠をされておりまともな抵抗はできなかった。
「ま、これで良い土産が出来たな。車呼ぶからそれで本部に行くぞ」
俺は不覚にも一連の逮捕劇にかっこいいと思ってしまった。そのため自然に声が出る
「はい!兄貴!」
こうして護衛と非護衛改め兄貴と舎弟の関係になった俺達だった。少し待っていたら遠くからパトカーのサイレンが聴こえてきた。
てなわけで水戸の兄貴回をお送りしました!追跡者→スカジャン男→兄貴と1つの話の間でここまで呼び名が変わったキャラは居ないでしょう。多分。またこれは響の護衛担当の裏話なのですが、大学とサークルは同じ所に所属してる萌が。響と同性で、能力を使うための水がいっぱいあるため銭湯は水戸が護衛を担当するという計画だったらしいですよ。また深夜帯も夜型の水戸が中心らしいです。さて次回は捜査本部会!メインキャラが一箇所に全員集合!果たしてのっぺりは描き切れるのか!?
次回!のっぺり死す!デュ〇ルスタンバイ!




