7.輪廻転生③
ユウトは、過去を思い返すように語り始めた。
ユウト「輪廻転生って何ですると思う??」
俺「さぁ」
ユウト「8周も人生やっててもさ、俺も正直理由が分からないんだよな」
ユウト「でも、1周目の人生から、俺がずっと続けてきた事が3つあるんだよ」
俺「なんだよ」
ユウト「人を傷つけない、悪事を働かない、人が喜ぶ事をする。簡単だけど、この3つ」
俺「確かに8周目の人生でユウトが3つに反した事をしているのは見た事が無いな」
ユウト「俺の1周目にね、秀ちゃんにこれを言われてから、ずっと実践してるんだよ。考えてもみろよ。農民から大出世して天下統一まで果たしたんだぞ。人生1周目な訳無いだろ??」
俺「秀ちゃんって豊臣秀吉かよ。確かにそうかもな」
ユウト「お前の今までの人生を振り返ってみろよ。人を傷つけたり、悪事を働いているところなんて見た事ないよ」
俺「そうだな」
ユウト「なら、お前に足りて無いのは1つだけじゃね??」
俺「人が喜ぶ事か」
ユウト「そうだな。これからは2つを守り抜く事と、人から喜んでもらえる行動をすれば、2周目に突入できる可能性が高くなると思うよ。」
俺「ありがとう。早速色々考えてみるよ。」
ユウト「またな」
こうして居酒屋を後にし、ユウトと別れた。
俺はこれからの人生について考える事になる。




