表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

【ヨーグルト】経済的に苦しい母子家庭にヨーグルトをたくさんあげる

――母子家庭


草薙は母子家庭を訪れた。

金銭的に苦しい、母子家庭。

言葉を飾らず現実を


(多めにもってきてよかったな)


手に持ってるのは、免疫力アップの食料たっぷりである。



正直、生活がカツカツな事は知っている。草薙は多めに、免疫力向上の食料を用意した。特に多く用意したのはヨーグルトである。


草薙は家に入った。


「よぉっ」


「……えっ、草薙さん?」


草薙の訪問に奥さんは驚いた。


「お久しぶりです草薙さん。以前は大変お世話になりました」


「うわ~い、草薙おじさんだーーーーー」


「おーー久しぶりだなチビ」

「ちょっと大きくなったモン!!」

「わははは!!」


挨拶を交わし会う。


「ケホッ、訪問はありがたいのですが……ゴホッ、体調を崩しておりまして……ごめんなさい」


「だろうな。とゆうか、だから来たんだけどな」


草薙は、免疫力向上の食べ物がたっぷりつまった袋を見せた。


「栄養とらなきゃな」

「そんな……こんなに」


チラチラと、奥さんは草薙の手に持った食べ物を見た。


「ありがとうございます、正直……栄養のあるものをあまり食べれなくて……私だけならいいのですが子供が……」


「あぁ、わかってる。あなたはよく頑張ってるよ」


「すみません」


「ありがとうの方がいいかもしれないな」


「すいませ……あっ!?」


「わはは」


「ふふっ、ありがとうございます」


互いに笑いあう。


奥さんは草薙の事をよく知っている。


草薙悠弥がなぜ助けるかといえば草薙悠弥だからだという理由で納得する位には。


「あっ、草薙さんだ」


子供達が集まってきた。


「よぉガキども。元気か」


「うん、元気ぃ!!」

「元気!!……コホッ」


「『元気ぃ!!』でなによりだ。ただちょっとセキってるか?」


「だ、大丈夫。ちょっとお腹空いてるだけ」


「すいません、お恥ずかしながらあまりいい物を食べさせてあげれなくて」


「たっぷり栄養のあるもの持ってきたからな。でぇじょうぶだ!!」


「どんなのどんなの!?」


「あまーーい、ヨーグルトだぁーー!!

栄養がいっぱいだぞおぉぉ!!」


「わーーーい☆」

「うぴょーーーー☆」


子供達が歓声と奇声をあげた。なんか変な踊りとかやってる。

「ふふっ、バカガキだな♪」

「うぴょーーーー☆」


「すいません、うちの子、ちょっとアレで」



「たくましいバカガキどもだとも。栄養ぶちこんでおけばまぁ大丈夫だろう」


「すいません」


草薙は奥さんと子供達に免疫力力のある食べ物について説明した。


「なるほど、勉強になります草薙さん」


奥さんとが興味深そうに頷く。

余裕のない生活を送ってるので、落ち着いて知識を得る事はあまりなかったのかもしれない。


「実際にもってきた。まぁ居間は休むといい」


草薙は免疫力が向上する食べ物を渡した。


今回大量に持ってきた、ヨーグルト、納豆、生姜について説明する。

飲み物は緑茶がいいだろうと、飲み物についても補足。緑茶は安価で変えるので、習慣にすると健康にいいかもなと付け加える。


奥さんはうなづいている。


後は栄養たっぷりの野菜ジュースを大量に。


◎納豆(多め)

◎ヨーグルト

◎ショウガ

◎ねぎ

◎にんにく

◎緑茶

◎紅茶

◎バナナ

◎トマト

◎豆乳


免疫力向上に役に立つ食べ物がいっぱいである。


野菜ジュース、後は風邪の予防に役立つサプリメントも。



やはりというか子供連中には、ヨーグルトが受けがいいようだった。


「うん、ヨーグルトは体にいいんだね」

「甘いもんね」

「おいしいもんね」


「お前ら絶対ただヨーグルト食べたいだけやろ」


「すいません、うちの子が……」


「いいですとも。ヨーグルトは特に調理しなくても食べられるからな」


奥さんは働いている。料理もしんどいだろう。

そういう意味でも 調理しなくても栄養がとれる、免疫力があがる食べ物を草薙は大量にもってきている。


「ヨーグルトはそのまま食ってもいい。だが余裕があれば暖めて食うのもいいぞ。35~37度、あーまぁ人肌くらい暖めればいい感じだ。まぁぶっちゃけめんどいだろうから、そのままドンドン食え。野菜ジュースものんどけよ」


草薙はバンバンと、免疫力があがるヨーグルトや納豆や、野菜ジュースが大量に入った箱をバンバンと叩いた。


「はーーーーーい!!」

「あ、ありがとうございます」


「おういい返事だ。じゃあなガキども、かぁちゃん大事にせぇよ」


草薙はシュタっと手をあげさろうとする。


「く、草薙さん。もう帰るのですか!?」

「んっ、なんかまずいか? もしかして量足んなかった?」


「い、いえとんでもないです。あれだけもらえればもう十分です」


「そりゃよかった」


「ですが、これだけもらって何もお礼をしないのは……」


「いいんだよ、気にしなくて」

「ですが、お礼は」


「なにかもらったからなにか返さないといけないって事はないんだからよ。必ず何か返さないとって考えは割りとしんどいぞ」


「そ、それは……そうかもしれませんね」


「それにまぁ草薙君だからな」


「そ、それも……そうかもしれませんね」


「せやろ」


草薙は風のように軽く返した。


「あとは旦那さん、」


「まぁ夫婦間の事に口を出す気はないがね」


「……」


「ただ、お互いに想いが残ってるなら会ってみるのも一つの道だろうさ」


「……考えて……みます」


「あぁ、あなたの意志で、あなたが決めればいい」


「大人のはなしーーー?」


「わははは、成長せえよチビども」


「わかったーーー」


多分わかってない、だがそれもまた良し。


「おっけぇ!

俺は次があるからな!!

じゃあの!!」


「ありがとーーーーー」

「うぴょーーーーーーーー☆」


人生色々、男も女も色々である。

ただ、お互いに想い合ってるなら、一緒にいてもいいと、そう思う。



草薙はシュタって手をあげて立ち去った。

清々しいまでのスパっとした去り方であった。



主なまとめ

◎ヨーグルトは免疫力があがる。

◎ヨーグルトは暖めてもいい。35~37度人肌くらいの暖めればグッド。だが正直、ヨーグルト暖めるとかめんどいだろなーと思うので、そのままドンドンヨーグルト食えばいいと思うよ。

◎うぴょーーーーーー☆


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ