女子トイレ=お花畑ではない
「ねぇ、篠崎さんいい加減にしてくださる?」
私は隅で固まり、女子トイレでリーダー格であろう、金髪パーマの女子に罵声を浴びせられてます。黙り込んだ私を見て周りでは、オホホとお嬢様らしい子達が笑っています。
ついに、恐れていたことが起きました。
同じクラスの女子には、入学式の一件があるので直接何かを言われることはなかったのですが…。はい、凄く優しい苛めです。いや脅しという方が正しいか。
でも、こんな目に合って良かったという思いもある。私だけが朝っぱらから呼び出されたので、妹ちゃんは被害にあってはいないという事が発覚した。
ふむ、と無反応な私に腹を立てたのか、金髪パーマの…小城さんが続けた。
「生徒会の赤薔薇様だけでなく、緑菜様、黄蘭様まで…男たらしも程ほどにして頂きません?」
「そうですわ。少し顔が可愛いからって調子に乗るんじゃないですわ!」
…聞いた? 可愛いって言ってくれたよ。ありがとう茶髪パーマの君。
どうやら、小城さんはあの差し入れ現場でも見ていたのだろうか。まあ、あれは私も悪いのが一理あるな。
散々言われているけど言い返さないのは、私が問題を起こしたら即退学だからだ。理事長に言われた。こればかりは、どうしようもないのでただ我慢している。
ボイスレコーダーを持っているのは決して言質をとるためじゃないですよ? 多分犯罪にはひっかかわない筈だ。
「ふんっ! 精々大人しくしているんですわね」
彼女はそう言い放ち、トイレから出ていった。
さて、どうしたものか。
取り残された私はひっそりと考える。ま、こんくらいの嫌味ならかゆいくらいだし放って置いても大丈夫だよな。
でも実は、次はどんな仕掛けをしてくれるのだろうとドキドキわくわくしていた。
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