完結「新訳 北条五代記」のご報告と次回作「新訳 三河物語」のご案内。 — 是非ご覧下さい。
愛読者様、いつも私の作品をご愛読いただき誠にありがとうございます。このたび、連載しておりました「新訳 北条五代記」の最終話の予約投稿を完了し、無事に完結いたしましたのでご報告申し上げます。
最終話の公開は2026年5月6日(水)18:10です。関東を舞台にした戦国の騒乱、その結びまで引き続きお付き合いいただければ幸いです。
「新訳 北条五代記」の連載は、2026年4月11日(土)から2026年5月6日(水)までの26日間で、全56話・およそ30万字を投稿する形となりました。投稿を終えて改めて感じたこと、確かめられたことをここにまとめて、これまでの感謝と今後の決意を述べさせていただきます。
【海より深い感謝】
まずは何よりも、毎日読みに来てくださった愛読者様に心からの感謝を申し上げます。「新訳 北条五代記」連載中、毎日およそ100名前後の方がページを開いてくださり、投稿の背中を押していただきました。数としては決して大きくはありませんが、その一人ひとりの存在が私の創作の源であり、継続の力でした。どんな拙い作品でもページを広げてくださる愛読者様の温かさに、ただただ感謝の念が尽きません。本当に、ありがとうございます。
【実感と確信:PVと文章技術の関係】
「新訳 北条五代記」はライトノベル的な派手さやネット小説特有のフックは心掛けたものの、いわゆる“転生”要素を排した純然たる歴史ジャンル寄りの作品です。そのため結果としてPVは伸びませんでしたが、それでも必ず一定数の愛読者様に読んでいただけたことが示すものは大きかったです。
「新訳 北条五代記」ご覧頂けた愛読者様は「もはや私がどんな駄作を書こうとも読んでいただけるのではないか(笑)」そんな実感でした。
ここで得た確信は一つ――「PVの多寡と、文章の上手さ・技術の優劣は相関しない」ということです。
自己過大評価で言えば、「新訳 北条五代記」は古典翻訳ものとして「これ以上面白くは書けない」というレベルで作り込みました。前作「曽我物語」で培った約40万字分の経験は自分でも驚くほどに腕を磨かせてくれたと感じています。
それでもPVは前作と大差ない結果に終わりました。つまり、どれだけ文章を磨いても、なろうという場の特性や読者の入退場のしやすさが結果に大きく影響する──そんな現実を改めて認識しました。
【「歴史」ジャンルと「転生」の力】
なろう上には、約20のジャンルがあり、その中に「歴史」ジャンルも存在します。純粋に歴史ものを求める読者が一定数いるのは確かですが、なろうプラットフォーム全体の流れを見れば、「転生」や「チート」などの要素を含む作品に自然と人が集まる傾向は顕著でした。ページを開いてもらうための“最初の一押し”として、「転生」の持つわかりやすいフックが非常に強く、やはり「歴史」は弱いなというのが率直な感想です。
この事実を冷静に受け止め、次の戦略を決めました。
【今後の方針と決意】
次回作「新訳 三河物語」。こちらは既にかなり書き進めており今更変更が難しいため、今回完結した「新訳 北条五代記」と同様に、古典軍記物をなろう風の読みやすさで翻訳するコンセプトで投稿させて頂きます。文体はライトで読みやすく――しかし歴史的な奥行きは失わないように仕上げるつもりです。
おそらく「新訳 北条五代記」と同様、コアな歴史好きの愛読者様を中心に読んでいただける形になると思います。時間が許せばぜひ一度覗いていただければ嬉しいです。
【次の次の作品「新訳 太閤記」についての方針変更】
ここで一つ大きな決意表明をさせて頂きます。次の次の作品、豊臣秀吉を扱う「新訳 太閤記」では、主人公豊臣秀吉を“転生者”に設定する方針に転換します。
理由は申し上げたとおりで、私の作品の愛読者様ではない、多くのなろう読者の期待値に応えることで、歴史ジャンルに触れたことのない多くの方に歴史ジャンルの物語を届けたいからです。転生ものの枠組みを借りつつも、史実の重みや人物の人間臭さを損なわない形で「歴史」を描いてみせます。
どのような文体が受け、どのような設定が響くのかはまだ試行錯誤の段階ですが、自分なりの“受ける作風”を早く確立していきたいと思います。
【次回作「新訳 三河物語」は“ズル”します。】
先ほど申し上げましたとおり次回作「新訳 三河物語」も、完結した「新訳 北条五代記」と同様に古典軍記をベースに、なろう風の読み口で「翻訳する」コンセプトで投稿いたします。
「新訳 北条五代記」で身に染みて痛感しましたが、この路線のPVは期待薄で、数字だけを見れば地味な戦いになることは覚悟しています。
しかし、ただこの状況に手をこまねいているだけでは「なろう」投稿者として芸がありません。そこで――小さな“ズル”をすることにしました。
具体的には、物語で主人公の足元に丸まっている一匹の犬をさりげなく描写し、その犬が「未来からやってきた転生犬」であることを一行だけ示唆します。
つまり、ランキングを検索したときに作品が転生キーワードやタグに引っかかるような仕掛けを入れるつもりです。タイトルも当初予定していた「新訳 三河物語 ~ 徳川家康と家臣団の戦国サバイバル ~」から、ちょっとした副題を付け加えて「新訳 三河物語 ~ 徳川家康と家臣団の戦国サバイバル ~ with 逆行転生犬シロ」に変更しました。
はい、露骨な“引っかけ”です。広い意味では“詐欺”かもしれません。しかしこれまで私の作品をご覧頂いていた愛読者様にとっては全く影響のない些細なトリックです。
私には想いがあります。歴史の重みは、その入口さえ開けば多くの読者を引きずり込む力がある、と。転生タグはその入口を開くただの"鍵"にすぎません。鍵を差し込むのが私の役目。あと開けるかどうかは読者が判断すればいい。
確かに、次回作「新訳 三河物語」も一部のマニアックな歴史好きな方々、まさに今ご覧頂いている愛読者の皆様だけでPVを維持することも可能です。
でも、それでは物語が「既に歴史小説を好む層」だけに留まってしまう――それはもったいない。先人たちの生き様や恩讐ドラマが詰まった歴史小説の面白さを、新しい読者層に届けたいというのが私の想いです。
表層のタグやタイトルで人を引き寄せ、そこから歴史の深みに誘う──そういう“ズル”を目指します。もちろん愛読者様の期待を裏切らないよう、物語の核となる翻訳作業や史実の再解釈、軍記としての読み応えは妥協するつもりはありません。
「転生」「チート」といったわかりやすいフックは、新規読者の「最初の一歩」を後押ししてくれます。普段は歴史小説に手を伸ばさない方々が、転生ランキングやタグから「新訳 三河物語」に辿り着き、結果として史実や人物の歴史ドラマに触れてくれたら――それは小さな奇跡です。
私の“狡”は、単なる数字稼ぎではなく、歴史ジャンルへの一本の導線として機能させたいという願いです。
さて、どんな結果になるでしょうか。予想どおりコアな愛読者様だけで回るのか、それとも意外な層が流入して新しい扉が開くのか。私自身も楽しみにしています。
もし見かけたら、軽い気持ちで評価・ブックマークいただければ幸いです。愛読者様の一クリックが、新しい読者層の歴史体験のきっかけになるかもしれません。
改めまして、ここまでお付き合いいただいた愛読者様に深く、深く感謝いたします。
読みに来てくださること、ブックマークや評価で励ましてくださること、そのすべてが私の創作意欲の燃料です。今後も愛読者様のご期待に応えられるよう、誠実に、かつ情熱を持って作品を紡いでまいります。
また、いただいた感想は投稿の指針として真摯に受け止め、文体や構成、物語のテンポに反映していく所存です。批評も含めて、いただける声はすべて投稿の糧になりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
愛読者様のPVがあってこそ、次の投稿へと踏み出せます。これからもより良い物語をお届けできるよう努力を続けますので、引き続きご愛読のほどお願い申し上げます。
条文小説 拝
以下に私の作品へのリンク貼ってます。是非、手に取って頂ければと思います。また、ついでに評価ブックマーク頂ければ幸いです。




